はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

「迎賓館」解体…でも処分場は・・・

2008-03-06 | ゴミ処分場問題

2008年3月6日(木曜日)
きょうはどの紙面も、小浜&オバマフィーバーで埋め尽くされていますね。

もう一つの大きなニュースは、敦賀市のごみ御殿の解体の話。
「債権回収のため昨秋に落札した整理回収機構が解体に着手し、
5月末までに更地にして売却する」
「処分場の土地所有については、機構側は土地の担保権を
放棄する方針を表明。
県は改めて取得しない考えを説明」

朝日新聞
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000803060002
毎日新聞
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20080306ddlk18040316000c.html
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080305-OYT8T00831.htm
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080305-OYT8T00851.htm?from=goo
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080306/CK2008030602092920.html
日刊県民福井
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2008030602093110.html
福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=3407

これまでの経緯をみれば、福井県の言うことなど
全く当てにならないことは自明の理!
しかし、RCCもすでに、処分場の土地は放棄すると表明までしてしまった・・・

結局、処分場は、キンキクリーンの名義のまま残ることになってしまいました。
わたしたち敦賀市民は、不安を抱えたまま、未来永劫この処分場に
ビクビクしながら暮らしていかなければなりません。

すこしでも市民の不安を取り除くために、敦賀市は福井県に対し、
★市民がいつでもだれでも自由に、かつ安全に処分場に入ることができること
★モニタリングなどの調査結果を市民がいつでも見ることが
できるようにすること
などの確約をとることが急務。
またその際には、福井県からは文書で確約をとることが大切。

あ~あ、ニュースを読むだけで、血圧があがりそう・・・

そうそう、きょうは、また病院へ行ってきました。
セカンド・オピニオンを受けるための診断書やMRIのコピー、紹介状を
もらいに行ってきました。
できれば来週にも、脳神経外科で診察をうけてくるつもりです。
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きのうのスーパーモーニング

2008-03-05 | ゴミ処分場問題

2008年3月5日(火曜日)
きのうのスーパーモーニング、ひょんなこところから
ウェブで見つけました。

わたしのブログのアクセス元URLで、出てきたんです。
「敦賀 ゴミ御殿」の検索がいっぱい・・・
「ゴミ=今大地」の図式がしっかり定着してます・・・

ついでに、2日の朝日新聞のニュースもどうぞ。
こちらも、アクセス元URLからです。

井口成人さん、もうすこしちゃんとリポートしてほしかったなぁ。

「 敦賀市も福井県に搬入禁止を申し入れたが、聞き入れられず、
環境省に訴えてようやく搬入が止まったそうだ。」

これって、敦賀市が搬入停止を訴えていたみたいじゃないの。
違法搬入が発覚した、2000年6月の時点でも
敦賀市は、福井県の提案どおり、増設の方向で進めていたのに・・・

環境省に訴えて、搬入とめたのは市民グループなのにね。

**************************
東京ドーム約1個分のゴミ違法搬入、背後に暴力団の影
2008年03月02日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803010116.html
**************************
ワイドショー通信簿
◆ スーパーモーニング
業者「やり逃げ」 尻拭いの税金102億円
2008/3/ 4
http://www.j-cast.com/tv/2008/03/04017394.html
福井県敦賀市の産業廃棄物処理施設をめぐるバトルを井口成人がリポート。

冒頭の映像で"ゴミ御殿"とも"迎賓館"とも呼ばれる豪華な住宅を見せる。
問題の産廃に関わる業者の物件で、建物だけで5億円のシロモノという。

話は一転、本筋のバトルの説明になる。
敦賀市が抱える日本最大級のゴミ山は東京ドーム1個分、
119万立方メートルに及ぶ。
1987年に開設されたが、収容予想規模の9万トンを
超えて運ばれるゴミがどんどん積み上がったらしい。

敦賀市も福井県に搬入禁止を申し入れたが、聞き入れられず、
環境省に訴えてようやく搬入が止まったそうだ。
が、汚水が流れ出し、さまざまな有害物も沁み出している。
しかも6年前には委託していた民間会社が経営破綻した
(アタマで紹介した御殿は関連会社のものらしい)。

この汚水流出の防護柵工事に要する費用が102億円。
で、ゴミを排出した全国の自治体に、費用負担を要請した。
国が40億円、福井県が41億円、敦賀市が7億円を出すことになっており、
残り14億円を、ゴミを持ち込んだ自治体に負担してくれというわけだ。
いずれも税金が投入されることになる。

敦賀市の市民生活部長は「この処分場は敦賀で3つ目の処分場ですが、
ここに敦賀は1トンも出していません。それでも7億円負担します」と、
排出自治体が計14億円出すのは当然という口ぶり。

各自治体によって対応に差があり、新潟県上越市や千葉県松戸市などは
「市に埋立地はないし、排出者責任の立場もある」と、予算に計上しているが、
「負担総額が不透明」として拒んでいる自治体もある。

 若一光司「福井県がなぜ動かなかったのか疑問。
全国で342市町村が処分場を持っていなくて民間委託している現状では、
最終責任がどこにあるのか明文化が必要だ」

江上剛「家庭のゴミは家庭で処理というところまで考えないといけない」

大澤孝征「排出者が応分に負担するのが自然だ」

室井祐月「みんなで助け合わないといけないと思うけど、
      福井県はどうして禁止しなかったのか」

大澤「行政責任を県はとらなければいけない」

なお、井口リポーターによると、
委託を受けた民間会社が払った罰金は数十万円だったそうだ。
「やり逃げ!?」(井口)というのもわかる気がする。

文 アレマ | 似顔絵 池田マコト
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敦賀はどうなってるの?国交省/公図のずれHPで公表

2008-03-02 | ゴミ処分場問題

2008年3月2日(日曜日)
気になるニュースがあったのでアップします。
2月29日のニュースなんですが、
いろいろとありまして・・・
今日になってしまいました。

【公図の境界ずれ、1m以上が半数 国交省、HPで公表】

http://www.asahi.com/housing/news/TKY200802290124.html
というニュースです。

実は、同じ地番
(樫曲・前谷95-1・95-2・95-3)が
公図で700メートル(?ちょっと記憶があいまいです)
もずれていたうえ、
キンキ社(処分場)とマルトミ工業の両方の
許可申請書に記載されていたという
経緯があったからです。

今日の朝日新聞、社会面にも大きく取り上げられていた
ように、福井県はこの処分場を
取得しないと言っています。

しかも、その理由として、
測量に多大な費用がかかるから・・・

費用より何より、測量すると福井県にとっても
企業にとっても、都合が悪いからだと
思いませんか・・・

情報公開請求で出てきた公図も
ほんと、でたらめもいいとこでした。
で、国交省のホームページで
「あなたの街の公図を調べられます」と
出ていたので、さっそく見てみました。

ホームページのアドレスは

http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/
ところが、
都市再生街区基本調査の調査対象自治体になっているのに
敦賀市はまだ、データ準備中とかで出ていないんです。
しかも県内のほかの、調査対象自治体は
すべて出そろっているというのに・・・

http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/html_system/localframe.jsp?SCALE=850000&RESULT=1&PREFCODE=18&LAT=35.8291&LONG=136.1494&XY=6&ANS=1
あまりにもずれが、大きすぎて
国交省ものせられない?
それとも県が隠ぺい?
なんて憶測までしてしまいます・・・

あくまでも、今大地の憶測でありますから
目くじら立てて、怒らないでね。

****************************

【公図の境界ずれ、1m以上が半数 国交省、HPで公表】
2008年02月29日のニュース(朝日新聞)

 土地の実際の境界と1メートル以上のずれのある公図が
全国の登記所に計約13万枚あることが
国土交通省の調べでわかった。
調査対象約25万5000枚の51.5%にのぼり、
土地取引などで境界をめぐるトラブルの一因となっている。
旧来の公図を正確な地図に置き換えるための市町村による
地籍調査が行き渡っていないのが原因で、同省は29日、
各地のずれの状況を地図に示しホームページで公表した。

 地籍調査が終わっていない都市部の
9000平方キロメートル余りを対象に、
同省が04年から公図とのずれを調べていた。
約1200平方キロメートル分について
途中経過として公表していたが、
今回でほぼすべての地域の結果が明らかになった。

 対象地域のうち、ずれが10センチ未満だったのは
5.5%しかなく、「30センチ以上1メートル未満」が
28.4%、「1メートル以上10メートル未満」が
48.9%。10メートル以上に及んだのも2.6%あった。

 同省によると、各地の公図には明治初期の地租改正時の
地図を元にした精度の低いものも少なくないという。
地籍調査は1951年に始まったが
予算や人員の不足を理由にまったく取りかかっていない
市町村が2割近くに及ぶ。
同省は「今回の調査結果を土地売買での
トラブル防止に役立ててほしい」としている。

 ホームページのアドレスは
http://www.land.mlit.go.jp/Kouzu_zure/
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毎日新聞~公害特集

2008-01-23 | ゴミ処分場問題

2008年1月23日(水曜日)
今朝の毎日新聞の16・17面は
【シリーズ=公害=
    過去 現在・・・】の特集。
17面「風化する命の教訓」は
汚染列島・西日本編。
http://mainichi.jp/select/science/pollution/news/20080123ddn010040018000c.html
左下には、
「県外のごみ35万トン」
「福井の違法処分場」の記事が載っています。

処分場をヘリから映したカラー写真付き。

記事にある
「黙認していた県の責任が大きい」
処分場を見上げて、怒りをかみしめる。
のは、もちろんわたしです。

ところで、やっとブログの
URLを習得・・・

今まで頼りにしていた息子が
仕事で忙しく、なかなか
相談にのってもらえません。

なんとか、ひとりで悪戦苦闘。
10回は失敗しました!

なにをいまさら・・・
何してんねん・・・
メッチャ簡単やんけ・・・と
思うかもしれませんが、
近くに頼る人がいるとついつい、
やってもらうくせがついちゃって
いざ、自分でやろうとすると
サッパリ!

自分で獲得した方法は、忘れないし、
これで大丈夫!
といいつつ、ひそかに手帳に
メモしてるわたしです。

誰もほめてくれないので、
「よくやった!はるみちゃん!」と
自分でほめています。

今日はこれからまた、
細かい数字とにらめっこ・・・

パソコンに向き合ってると
かなり、目が疲れるので
「蒸気でアイマスク」も
買いこんで、がんばります。
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棄却の判決文

2007-12-27 | ゴミ処分場問題
2007年12月27日(木曜日)
今朝の新聞には、
敦賀市樫曲の処分場問題で、
福井県を被告とした
情報公開請求を棄却のニュース。

棄却になったけれど、
小林裁判長は、
「福井県の不適切対応が
違法増設継続を招いた」として、
処分場問題における県の責任に
深く言及したとある。
中日新聞には、
わたしのコメントも・・・

 ★ ★ ★ ★ ★
【中日新聞から一部抜粋】
判決文で小林克美裁判長は、
県が処分場の無許可部分への
ごみ搬入を約四年間放置し、
現地確認をせずに処分業許可を
更新した事実を列挙。
「被告(県)の不適切な対応により
実態把握が遅れ、
違法増設の継続を招いた
一因であることは否定できない」
と指摘し、
木の芽川の汚染や
多額の県民負担にもつながったと批判した。
  ・
  ・
判決について、
廃棄物問題に取り組んでいる
「木の芽川を愛する連絡協議会」
代表世話人の
今大地晴美・敦賀市議(57)は
「県の責任を指摘した
裁判所の姿勢は評価できる。
敦賀市が処理費用の20%を
負担させられることについて、
今後も県の責任を追及して
いかなければいけないと考えている」
と語った。
 ★ ★ ★ ★ ★

議会の中でも、
すでに、敦賀市が20%の
負担をすることは、
当然であるという考えがほとんどで、
20%負担の予算に
反対する議員はわたし以外に皆無の状況。

なんとか、福井県の責任を
追求し、ゴミの全量撤去に
つなげたいと思っている。
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風化させないぞ!処分場問題

2007-12-14 | ゴミ処分場問題

2007年12月14日(金曜日)
敦賀市樫曲のゴミ処分場問題は、
119万㎥の廃棄物が
搬入されたことが判明してから
すでに、8年。

2000年の2月の各会派代表者会議に
当時の福井県廃棄物対策課課長が
キンキクリーン社に増設を認めるよう
要請に来たことが発端だった。

その後、処分場には許可量9万㎥のおよそ13倍
119万㎥のゴミが、違法搬入されていたにも
かかわらず、福井県は違法を適法にできると
説明、キンキ社の増設を認めるよう
強行に敦賀市にせまったのである。

2000年6月、搬入を停止させるために
「木の芽川を愛する連絡協議会」と名づけられた
市民グループがたちあがった。

8月25日、連絡協議会は旧厚生省に陳情、
9月に入り、ゴミの搬入は停止した。

福井県の責任追及と、ゴミの全量撤去を
求め闘い続けてきたが、
いまなお、福井県の社会的責任は
果たされていないままである。

特措法による全周囲い込みの工事は
すでに入札を終え、
工事着工に向け計画が進められている。

現在、この処分場を
整理回収機構が無償譲渡する話が
持ち上がっている。

福井地裁の小林裁判長は
福井県の社会的責任に言及し
この処分場を県が保有すべきとの
見解を示している。

敦賀市議会環境保全特別委員会において
この問題をとりあげたが、
10名の委員のうち、
当初から関わっているのは
山本貴美子議員と
北條正議員それにわたしの
3名だけ・・・

2000年以降、2回の選挙があり
議員の顔ぶれも変わり
処分場問題は議会の中で
風化しつつあると感じる。

一般廃棄物は市町村の責任という
廃掃法第6条をあえて
曲解し、敦賀市や搬入自治体の
責任とした福井県や環境省にたいし
いまもつよい憤りを感じているのは
わたしだけではない。

怒りを新たな運動のエネルギーに
かえて、これからもわたしの
闘いは続く。
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RCCとKCC

2007-11-09 | ゴミ処分場問題

2007年11月9日(金曜日)
 今日の各新聞の福井県版では、
株式会社整理回収機(RCC)が、
キンキクリーンセンター(KCC)の
ゴミ御殿を5億9900万円で落札したという
ニュースが大きく取り上げられている。

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 【競売落札で安堵の声】朝日新聞

 敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場に
全国最大規模のごみが違法搬入された問題で、
多額の負債を抱え競売にかけられた
処分場経営会社「キンキクリーンセンター」
(2月に破産)の元役員宅の土地・建物などの
開札が8日、福井地裁敦賀支部であり、
最大債権者の整理回収機構が5億9900万円で
落札することになった。
建物は指定暴力団山口組の傘下組織の組員が
一時占有していただけに、
同機構は「社会的使命が果たせた」としている。
地元住民からは安堵(あんど)の声が漏れた。

 開札後、同機構の狩野省市専務ら
3人が県庁で会見した。
売却基準価額(約9600万円)の
約6倍の金額の入札について
「再び暴力団の手に渡らないようにするため、
法的制度を駆使して最大限可能な額を
入札した」と説明。
同機構が将来的に受け取りを
見込める債権の配当と、
落札物件の売却益を考慮しながら、
税金を投じて国民の負担が生じることがない
「ぎりぎりの範囲」で
最高額を算定したという。

 狩野専務らは「不良債権の回収と企業再生が
進む中で、残った難しい案件を暴力団関係者と
対抗して処理できるのは、
整理回収機構しかない。
今後も同様の事案があれば使命感を
持って取り組んでいく」と話した。

 元役員宅とともに、
暴力団関係者が出入りしていた隣接の
「迎賓館」と呼ばれた建物も、
数カ月以内に解体して更地にされる。
狩野専務は「豪華な建物がなくなれば
暴力団関係者も執着しなくなり、
土地は市場で売却できる」と力を込めた。

 同市樫曲の同社の廃棄物最終処分場には、
許可容量(9万立方メートル)の約13倍の
ごみが違法搬入された。
汚水流出を防ぐため遮水壁を設けるなどの
抜本対策事業には、国、県、同市が
約102億円の公費を投入することになる。
処分場の土地の抵当権者でもある同機構は
「処分場の問題は、県や市と協力して
早急に解決したい。
土地は将来的に県民の負担がない形で
県などに譲りたい」と説明した。

 計約2800平方メートルの敷地に
立つ豪華な元役員宅や「迎賓館」は、
現在も宅地化が進む静かな住宅街の中でも、
ひときわ目立つ存在だ。

 敷地付近に住む主婦の一人は
「周辺に黒塗りの車がずらりと
並ぶことがあった」と顔をしかめた。
同機構が落札するめどが
立ったことについては
「またどんな人が来るかと怖かったので、
良かった」と安堵した様子で話した。

ところでRCC整理回収機構ってなに?

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

1.名  称 株式会社 整理回収機構
英文名称:
The Resolution and Collection Corporation
(略称:RCC)
2.設  立 平成11年4月1日
3.沿  革 (1) 平成8年7月26日…
    (株)住宅金融債権管理機構 設立
(2) 平成8年9月2日…
  (株)整理回収銀行(略称;RCB) 発足

  (平成7年1月13日設立の
     (株)東京共同銀行を商号変更)
(3) 平成11年4月1日…
  (株)整理回収機構 発足

  (上記2社が(株)住宅金融債権管理機構を
           存続会社として合併)

4.本部所在地
東京都千代田区大手町2丁目6番2号
日本ビル
(本店所在地 東京都中野区本町2丁目46番1号)

5.資本金 2,120億円
6.株  主 預金保険機構

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
 
 実は、このRCC、こんな一面もある。

 (朝日新聞2007年4月8日朝刊)
【破産させ、債権回収 
ホテル・旅館を処理 整理回収機構】
 不良債権を銀行から買い取って
貸付金を回収する整理回収機構が、
借り手の会社や経営者ら個人を破産させて
回収を急ぐ姿勢を強めている。
立て直しが遅れるホテル・旅館の処理に
使うケースが目立つ。
機構は「営業譲渡を迅速に進めるため」
と説明するが、
売掛債権を帳消しにされる
出入り業者などから
「機構は身勝手だ」との批判も出ている。 
          (編集委員・山田厚史)
 整理回収機構は2月15日、
栃木県日光市川治温泉にある柏屋ホテル
(片山則夫社長)への破産手続き開始を、
宇都宮地裁に申請した。

 機構は直接の債務者であるホテルに加え、
片山さんと、母で女将(おかみ)だった
片山芳子さんにも、連帯保証を理由に
個人破産を申し立てた。
「突然でビックリした。
85歳の母までとはひどすぎる」。
同地裁が即日保全命令を出し、
社長も解任された片山さんは言う。
芳子さんは心労からホテルに隣接する
住宅で寝込んでいるが、
立ち退きを迫られている。
 
 柏屋は1926年創業の老舗(しにせ)旅館。
地元の足利銀行からの融資で
94年に新館を建てたが、
バブル崩壊で経営が悪化。
05年に19億円の債務超過に陥った。

 片山さんは東京の住宅など
私財を売り6億円を返済。
だが、足利銀の経営破綻(はたん)で
残債28億円は機構に売られた。
 
 ●「ハゲタカ」と、地元ため息
 ホテルの出入り業者には、
「2月14日以前に発生した債務の支払いは
できません」とのFAXが届いた。
業者の会の内田晃代表は
「事前に何の相談もないまま、
FAX一枚で債権カットとは
あんまりだ」と憤る。
客足の遠のく冬場は売掛金の回収を控え、
5月の連休明けに払ってもらうのが慣行という。
大きな旅館に地域経済がぶら下がっている。
長年食材を納める業者の一人は
「破産で業者の債権を帳消しにして、
自分だけうまい汁を吸う。
まるでハゲタカです」という。

 批判に、機構の山川隆久・常務執行役員は
「破産は事業再生のため。今後の展開を
見て判断してほしい」と反論する。
石川県の山代温泉や宮城県の遠刈田温泉でも、
旅館を破産させて営業譲渡した
実績があるという。
ただ、柏屋は、営業を続けながらの
破産手続きという初のケースだ。

 破産の手法を採った理由として機構は、
(1)時間がたつと設備が劣化し
営業が困難になる
(2)旧経営者(片山さん)の
協力が得られなかった
(3)妨害を排除し迅速に処理する、
などを挙げる。
柏屋が税金を滞納し、
税務当局が預金や売掛金を
差し押さえる可能性もあるため、
手続きを急いだという。
柏屋は、ホテルの営業を昨年2月から
運営会社「湯けむりの里柏屋」
(平田正春代表)に委託し、
倒産しても引き続き
稼働できるようにしていた。
破産手続きで転売への障害がなくなると
見ていた機構は、「湯けむりの里」に
ついても破産を申請するなど、
事態は泥沼化している。 
湯けむりの里の代理人・高橋直弁護士は
「事業再生というが、
機構は資金回収が目的の会社。
自分の取り分だけ増やすのは問題だ」
と批判する。 
国会でも「公的機関なのに、
債務者の人権を
脅かすような取り立てをしている」
との批判が出された。
河村たかし衆院議員(民主)は、
「連帯保証人まで個人破産に追い込むのは
破産の乱用だ」などとして、
機構の回収方針をただす
質問主意書を昨年12月、提出した。

 機構は06年まで7年間に、
元本4兆460億円の債権を1割未満の
3557億円で買い入れた。
これを高く転売して7年間に稼いだ差益は、
1747億円に上る。
機構の利益は国庫に入る。
「病人の布団をはぐような回収はしない」
(中坊公平・初代社長)という方針から外れ、
収益追求に走りすぎている、
と指摘する関係者は少なくない。
 <訂正>
 8日付「整理回収機構、破産させ債権回収」の
記事で、高橋直弁護士のコメントとした
「事業再生というが、
機構は資金回収が目的の会社。
自分の取り分だけ増やすのは問題だ」の部分は、
椎名麻紗枝弁護士のコメントに訂正します。
 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 「ハゲタカ」は小説にもなり
テレビドラマにもなったので、
見られた人も多いのではないだろうか。
まぁ、結末はめでたし、めでたしだったけど・・

 ほかにも、人権派弁護士としても
また、香川県豊島のゴミ問題でも
大活躍した中坊公平氏は、実はこの
整理回収機構の元社長。

 中坊氏が弁護士廃業宣言をしたのは、
平成15年10月。
メディアが大きく取り上げたことで
つとに有名。この中坊弁護士、
RCCの社長在任中に、
旧住専の大口債権者である
朝日住建の土地の売却をめぐり、
抵当権を持っていた、明治生命(当時)と
横浜銀行に対して、本当の売却価格を伝えず、
RCCが余分に回収したことが
「詐欺」だと告発されたのだ。
東京地検特捜部が「起訴猶予」としたことの
責任をとって、弁護士廃業を表明した。

「起訴猶予」というのは、犯罪事実は
あるが起訴するに値しないという場合
に用いられるそうだから、
手弁当で、豊島のゴミ問題に取り組む
人権派弁護士だと心底、
思い込んでいただけに、この報道には
ショックを受けた。
 敦賀のゴミ問題で、なんとか
協力をお願いできないかと、
中坊さんの弁護士事務所に
押しかけたこともあったので、なおさらだ。

 はてさて、RCCが落札した
KCCのゴミ御殿・・・
いったいどこに転売されるのだろうか・・・
RCCは救世主なのか
  やっぱり「ハゲタカ」なのか・・・
今後の動向が注目される。
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対策協議会を傍聴

2007-03-18 | ゴミ処分場問題
 昨日、14:00から開催された、
処分場対策協議会を傍聴してきました。
配布された資料は、議会説明会とは
打って変わって、より詳細でわかりやすい
上に、モニタリングの調査結果も
添付されていました。

(あらためて、市議会をいかに、
バカにしていたのかを実感!)

市議会での説明会は、コンサルタント会社の
担当が行いましたが、対策協議会では
県の職員が工事概要、浄化対策、モニタリング
調査結果と三度、説明者が変りました。
 全開の協議会で提案された、常時
モニタリング調査を現場で公開する
ということは、現時点で考えていないというのが
福井県の回答でした。
また、監視体制についても
水質調査などモニタリングをおこなう
民間調査機関にも見回ってもらい、
保健所もパトロールするとのこと。
 しかし、違法搬入を見逃してきたのが
保健所であり、福井県だったことを
考えると、とても信用できません。
地元住民や市民がいつでも現場に
足を運べて、なおかつモニタリングの状況などを
見ることができるようにすることが必要です。


 福井県のインペイ体質は、一体いつになったら
改善するのでしょうか。
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冬に逆戻り

2007-03-11 | ゴミ処分場問題
 ブルブル!冬に逆戻り!

野坂おろしの冷たい風に舞いあがる雪のなか、
午前中の3時間ほど、リーフレットを配布。
鼻も耳もツーンと痛くなる。
Yさんがいっしょに回ってくれたので
寒くてもとても楽しかった。

 夜になり、風も一段と強くなってきた。
パラパラとトタン屋根を打つあられに
あすの朝が思いやられる。
あすは、10時から民間処分場の
環境保全抜本対策についての説明会が
行われる(議会の全員協議会)。
処分場を全周囲い込みする工事の概要説明である。
3月議会の一般質問が終わってからの
説明会では、問題点の追求すらできない。
説明会でも質疑応答はあるが、限られた時間では
納得のいく回答はのぞむべくもない。

 まだまだ続くゴミ問題。
決して風化させることなく、全量撤去を
あきらめることなく、運動を継続していくことが、
わたしたちの世代に課せられた大きな使命だと思う。
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