今日の大きなニュースといえば、核のゴミの最終処分場の
候補地に名乗りを上げた「北海道寿都町」だ。
寿都町が応募を検討しているのは、
候補地選定の第1段階にあたる文献調査だ。
新聞記事等によれば
国が示す特性マップでは、日本海に面した寿都町は
ほぼ全域が「(廃棄物の)輸送面でも好ましい地域」で、
4区分のうち最も適したエリアとされたとのこと。
文献調査中は最大で年間10億円(期間中に計20億円まで)、
第2段階の概要調査中は同20億円(同計70億円まで)の
「支援」が国の電源立地地域対策交付金から支払われる。
しかもこの交付金は、返さなくてもいいんだそうな・・・
しかし、北海道は2000年に制定した
「特定放射性廃棄物に関する条例」で、
核のごみの道内への持ち込みを
「慎重に対処すべきであり、受け入れがたい」としている。
はてさて、どんな展開になっていくのか、
遠く離れた北海道の小さな町が手をあげた
核のゴミの最終処分場問題から目が離せない。
「寿都町」は初めて聞いた町の名前だった。
北海道のどのあたりにあるのかさえ知らなかった。
日本海側に面した港町だった。
漁業で栄えたきたという。
現在は人口2900人ほどで、高齢化率は40%を超えている。
こちらは⤵ 寿都町のホームページ
http://www.town.suttu.lg.jp/
「トイレなきマンション」と言われる原発を15基も抱える
原発銀座の若狭に住んでいるわたしの心の中では
とても複雑な感情が渦巻いている。
けっして目をそらせてはいけない問題なのに・・・