今日は、三國議員と一緒に越前市議会を傍聴した。
新庁舎になって初めての本会議だ。
本会議の前には、無形文化財の越前漫才も披露された。
議場と傍聴席には、
手話言語条例案が提案されるため傍聴に来られた
聴覚障がいのみなさんのために、手話通訳の方が立ち
市長の話の内容を伝えていた。
市長はじめ、部長も説明の時には、一部ではあるが
手話を使って話された。
本会議後、福祉課の担当課長さんからも
手話言語条例制定に向けての取り組みとその過程などを
お聞きすることができた。
聞こえないという障がいは、
わたしたちには見えない障がいであることを
あらためて気づかされた。
今日は、越前市のみなさんに多くのことを
学ばせていただきました。
心から感謝しています。
ありがとう。
みなさんと話をしながら思い出したのは
京都の小倉勇さんのことだ。
2年前に放映された
NHKスペシャル「駅の子の闘い~語り始めた戦災孤児~」で
取り上げられた小倉さんである。
そのNスぺが本になった。
小倉勇さんからタミヨさんに、その本が届いた。
タミヨさんが読み終わるのを待てずに
わたしはアマゾンで注文して読んだ。
この本のエピローグでは、小倉さんとの出会いと協力で
Nスぺの「駅の子」が出来上がったと書かれている。
小倉さんは、駅の子のときに失明し光のない世界で生きてきた。
その小倉さんのパートナーのまきゑさんは耳が聞こえない。
60年もの間、ふたりはよりそい助け合って暮らしてきた。
現在、まきゑさんは寝たきりで、小倉さんが自宅で
介護を続けている。
小倉さんは、介護の合間に、子どもたちや若い世代に
ご自分の戦災孤児として生きてきた半生を語る会を
続けている。
おふたりに会いに京都へ行く約束をまだ果たせていない。
小倉さんにはぜひ、
敦賀でも語る会を実現してもらいたいとも思っている。
3月議会が終わったら京都へいかなければ・・・