2008年5月18日(日曜日)
5月13日午後0時30分予定の手術が開始したのは、なんと午後3時半・・・
待つ身のつらさをいやと言うほど味わい・・・
なんといっても、昨夜からの禁食がこたえてます。
これであと24時間は何も口にできないのかと思うと、涙・涙・・・
左腕に点滴をぶら下げ、歩いて手術室へ。
娘と孫と妹を従え手術室の前までゾロゾロと大名行列・・・
娘は泣きそうな顔で手を振っているし、おもわず気をつけて帰るのよ!
0.001%の不安もないわたしは、いたって元気でのんき。
ひ・ひろ~い!! 手術室と言ってもいくつもあって、いろんな機械や器具が
所狭しとおいてあり、あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ・・・
やっと到着した手術室には、麻酔科の林Drがお出迎え。
がんばりましょうねと声をかけてくださる。
マイクを通して、小田Drの声が聞こえてくる。
わたしが患者本人かどうかの確認のよう・・・
そのあと、全身麻酔が始まった・・・
呼吸器を口元にあてられたあとは、全く記憶にございません。
政治家の常套句だけれど、しらふで仕事をしているのに、
全く記憶にございませんなど、あるわけがない。
手術のことを書き留めておこうと思っているのに、また横道にそれる悪い癖・・・
ところで
今日はもう18日、
まだ点滴はつながりっぱなしなので、文字も打ちにくい・・・
わたしの欠陥は(血管のつもりが・・・でも血管の欠陥だからあってる)
細い、逃げる、弱い、詰まりやすい、すぐ漏れる・・・で、看護師さん泣かせの
悪玉血管。
右腕は、乳がんを全摘出しているのでいっさい、さわらないことになっているので
残るは左腕のみ・・・
すでに散々、注射針を刺す段階で失敗していて、青ジミだらけ・・・
点滴は天敵だぁ!!!
なんと手術中は足にも点滴が・・・
次の日には。その足の点滴ももれてしまい、足はポンポコ。
やっと探し当てた場所もほとんど1日でアウト・・・
現在は痛い痛~い手の甲の真ん中に・・・
ほんのちょっと、手をうごかしても、オ~痛~い・・・
まだあと3~4日は天敵が続く模様。
さて、8時間に及ぶ大手術は大成功!
でも当のご本人は麻酔から覚めつつあって、そのつらさといったら
たぶん、呻き、喚き、のたうちまわり・・・していたはず・・・
覚えていないとはいえ、24時間は長かった・・・
15日には、普通食(だけどご飯じゃなくてお粥)
やはり、飲み込むのがむずかいしい? 飲み込み方を忘れたのかしらと
思うぐらい、一口一口、ゆっくり飲みこまないとむせてしまい、
それがまたつらいのなんのって・・・
いまだに、1度飲み込んだものがそっくりそのままお口の中に逆戻りを
繰り返している・・・
それでね、声も自分の声じゃないみたいなの・・・
ちょっとうわずっていて、かわいい声! ウフフ・・・
ソプラノよ! ソプラノ!
でもいまいち、迫力に欠けるなぁ・・・
あぁ、そうそう。
すでにあたまに貼ってあった透明ビニールテープ(?)みたいなのは
めくり取られました。
ついでに、ホッチキスの針も7本ばかり抜きました。
ホッチキスですよ! ビックリ!
しかも頭の中から細い管が出ていてそこからは血がトロ~リトロリ・・・
管の先のビニール袋には100ミリリットルほどたまっていました。
イタタ・・・点滴の針が痛い・・・
実は右手、いや正確には右の人差し指のみで、キーを叩いているんですが
何もしていないのに、ちょっと手の向きが変わっただけで
痛い左手・・・トホホ・・・
しかも手術の場所が左耳のすぐ後ろなので、眼鏡がかけられない・・・
ちょうど眼鏡のつるが傷口にあたるんです。
眼鏡なしで文章を打っているので誤字脱字、支離滅裂はどうぞご勘弁を!
15日からは自力でトイレに行けるようになりました。
途切れることなく点滴を入れているので、トイレに行く回数の多いこと!
でも、立ったり歩いたりすると、あたまがグラグラ、
ドヨョ~ン~と頭に重しをかけられたようになって、
不安定だし、あしもともおぼつかない・・・
それでも毎朝、加藤先生は6時になると
「おはよう! 歩きましょうね! 散歩に行きましょうね!」
と呼びかけてくださる・・・
半分、おも~い気分で半分よっしゃ! と思いそろそろと
歩き出すのです。
一歩、足を踏み出せば、気分はシャンとなるしやっぱり
元気になれる!
そんなこんなで5日ぶりにパソコンに向かう気力を
とりもどしたはるみです。