長い1日が始まろうとしている・・・
6時 起床
加藤庸子先生は朝一番に病棟を回り、患者一人一人に声をかけていく。
わたしのところへは6時15分頃に来てくださった。
『まぁ、すっきりして、きれい!(わたしの髪型を見て)
今日はがんばりましょうね。
ちょっと、お時間がずれるかもしれないけれど、待っててくださいね』
先生の笑顔に接し、『先生はわたしのことを思っていてくれる』ことを心から感じる患者は、励まされ、勇気づけられる・・
信頼が生まれると言うのは、先生が『神の手』だからではない。日常の会話や接しかたが、患者の立場に立ってされているのかどうかだ。
加藤先生は脳神経外科の権威であるにもかかわらず、朝と夜は必ず病棟を回り、患者への声かけを怠らない。先生自らが『わたしは神の手ではない』と患者に告げる。
手術に対する自信はあると言い切るが、おごりは一切感じられない。
だからこそ、多くの患者が集まり、また加藤先生を師と仰ぐ若い医師も集まってくるのだろう。
昨日はその若い医師の一人である小田Drのインフォームドコンセント。
説明によると、わたしの動脈瘤は延髄のところにあるらしく、延髄にくっついている可能性もある・・・
これまでCTやMRIの画像で説明を受けてきたけれど、イマイチ理解できていなかった場所が、はっきりわかったのは、頭部(頭蓋骨)の実物大模型のおかげ。
脳みそが外れるようになっていて、脳底のどの部分に瘤ができているのか一目瞭然。
インフォームドコンセントでわたされた資料には、わたしの頭蓋の様子も描かれていて、頭のどこを切り開くのかがちゃんとわかる。(第一部 終わり)
6時 起床
加藤庸子先生は朝一番に病棟を回り、患者一人一人に声をかけていく。
わたしのところへは6時15分頃に来てくださった。
『まぁ、すっきりして、きれい!(わたしの髪型を見て)
今日はがんばりましょうね。
ちょっと、お時間がずれるかもしれないけれど、待っててくださいね』
先生の笑顔に接し、『先生はわたしのことを思っていてくれる』ことを心から感じる患者は、励まされ、勇気づけられる・・
信頼が生まれると言うのは、先生が『神の手』だからではない。日常の会話や接しかたが、患者の立場に立ってされているのかどうかだ。
加藤先生は脳神経外科の権威であるにもかかわらず、朝と夜は必ず病棟を回り、患者への声かけを怠らない。先生自らが『わたしは神の手ではない』と患者に告げる。
手術に対する自信はあると言い切るが、おごりは一切感じられない。
だからこそ、多くの患者が集まり、また加藤先生を師と仰ぐ若い医師も集まってくるのだろう。
昨日はその若い医師の一人である小田Drのインフォームドコンセント。
説明によると、わたしの動脈瘤は延髄のところにあるらしく、延髄にくっついている可能性もある・・・
これまでCTやMRIの画像で説明を受けてきたけれど、イマイチ理解できていなかった場所が、はっきりわかったのは、頭部(頭蓋骨)の実物大模型のおかげ。
脳みそが外れるようになっていて、脳底のどの部分に瘤ができているのか一目瞭然。
インフォームドコンセントでわたされた資料には、わたしの頭蓋の様子も描かれていて、頭のどこを切り開くのかがちゃんとわかる。(第一部 終わり)