ジュール・ベルヌの古典サイエンスフィクション「地球の中心への旅」において、 Liedenbrock 教授と彼の仲間の探検は多くの奇妙で刺激的な驚きに遭遇する。天文学者達は、広大な宇宙のダストの雲、明るい星の集団、渦巻くガスのリング、超巨大ブラックホールさえも含む、我々のミルキーウェイ銀河の中央に存在する奇怪なオブジェクトのいくつかを既に知っている。銀河の中央の多くは、可視光線ではダストとガスによって我々の視界からは遮られているが、他の電磁放射の形を使って調べることができる。この特集されたビデオは、実際には、ディジタルスカイサーベイからの可視光イメージを使って始まるミルキーウェイの中央へ向かうデジタルズームである。ムービーが進むにつれて光はダストを貫く赤外線へのシフトを示し、最近の2013年に発見された、中央のブラックホールに向かって落ちるガスの雲に焦点を当てている。2018年5月、ミルキーウェイの中央のブラックホール近くを通過する星の観測が、アインシュタインの一般相対性理論から予想された、重力による星の光の赤方偏移を初めて明らかにした。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<動画>: ムービーはイメージをクリックして Youtube から。あるいは上のリンクから直接ご覧ください。
<ひとこと>: ジュール・ベルヌはフランスの小説家。サイエンス・フィクションの開祖の一人として知られ「SFの父」とも呼ばれる。