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8月16日: カロン:冥王星の月

2018年08月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この高解像度の視界をモルドール・マクラ(Mordor Macula:Macula は斑)として知られる暗く不思議な北極領域が覆っている。冥王星の最大の月カロンのこのポートレイトは、2015年7月14日のニューホライズンズの最接近の近くで、その宇宙船によって捕えられた。青、赤、赤外線の結合されたデータが色を拡張して、約 2.9 キロメートルの解像度で、カロンの地表の特性の変化に応じて処理された。また、このカロンの冥王星に面する半球の一つの衝撃的なイメージは、滑らかな南の平原を多様な北の地形から切り離しているように見える、明らかに月を取り巻いている破砕と峡谷のベルトのはっきりした眺めを示している。カロンは差渡し 1,214 キロメートルである。それは惑星地球の約 1/10 の大きさであるが、冥王星自体の直径の 1/2 にも及び、その母体と比較した太陽系最大の衛星である。しかしながら左上の差込みでは、この月は、粒子の粗い、陰画の、望遠写真の冥王星のディスクの1時付近に小さな凹凸として現れている。この差込みの視界は、40年前の1978年6月にカロンを発見した、米国のナバル天文台のジェームズ・クリスティとロバート・ハリントンによって使われた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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