このイメージは、火星のシシィフィ(Sisyphi)平原の南緯68度の、穴のクレータの南に面する縁を示している。それは、火星の南半球が春の遅くにあった2018年9月2日に、ヨーロッパ宇宙機関とロスコスモス共同のエクソマーズ・ガス追跡軌道船に搭載されたカラー・ステレオ地表画像システム CaSSIS によってとられたイメージからつくられたカラーの合成写真である。最も驚くことはクレータの南に面した傾斜の明るい二酸化炭素の氷の堆積の残骸である。二酸化炭素といくらかの水蒸気は寒い月に外面が凍る。続いて、太陽が再び空で高くなると氷が昇華して下にある地表を明らかにする。この独特のクレータは、破片の流れに関係する、クレータの縁における狭いチャンネルの小さな刻まれたネットワークの、活動的な溝を持つことで知られている。このイメージの下り坂に、恐らく季節が変わるときの氷の融解に関連する氷の豊かな素材の地滑りのような流れが見られる。このイメージは20×8キロメートル、解像度は 4.5 m/ピクセルである。北は左上45度である。このイメージはローカル太陽時午前7時22分にとられた。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<追記、緊急>: 10月11日(木): <速報・追記・急告> 今日打上げられた国際宇宙ステーション補充クルーを乗せたソユーズ MS-10 に異常が発生しています。以下NASAの国際宇宙ステーションブログから。
- 打上更新情報1: ソユーズ MS-10 は、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから国際宇宙ステーションに向かって、バイコヌール時間10月11日木曜日午後2時40分(日本時間午後5時40分)に打上げられた。打上の直後にブースターに問題が起きた。チームは、宇宙船がブースターから切り離されたことを確認し、カプセルが弾道の適正なモードで戻るようにクルーと接触している。
- 打上更新情報2: チームはクルーが着陸し、ニック・ハーグとアレクセイ・オブチニンが良好な状態にあることを確認した。調査と救出チームは着陸地点に展開され、クルーと接触している。
- 打上更新情報3: 調査と回収チームは着陸地点に到着し、クルーはカプセルの外に出て良好な状態にある。
以上日本時間10月11日午後8時までの情報
<前記事>: 今日10月11日午後5時40分に、国際宇宙ステーション補充クルーの打上が予定されています。今回は二名(通常は3名)、約6時間でステーションに着く予定です。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今(10月11日)」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。