ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピ・コロンボ・ミッションは、グリニッチ標準時 01:45:28 (日本時間10月20日土曜日午前10時45分28秒)に、太陽系の最も内側の惑星のミステリーを調査するミッションのために打上げられた。宇宙船からの信号は、新しいノルチャ地上追跡基地を通してダルムシュタット(ドイツ)のヨーロッパ宇宙機関の管制センターで 02:21 に受信され、打上が成功したことが確認された。ベピ・コロンボは、 ESA と JAXA の共同事業であり、内部太陽系で最も小さく最も探査されて来なかった惑星水星への、惑星とそのダイナミックな環境の補完的な測定を同時に行うために2機の宇宙船を送るヨーロッパの初めてのミッションである。ベピ・コロンボ・ミッションの科学目的は、水星の起源と進化、惑星内部の構造と組成、クレータ、地殻構造、極地の堆積、火山活動など、磁場の地表でのプロセスの特性と起源、水星の外気圏の構造、組成、起源、活動、水星の磁気圏のアインシュタインの一般相対性理論の構造と力学など、惑星とその環境の全てをカバーする。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
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