ヨーロッパ宇宙機関とロスコスモス共同のエクソマーズ・ガス追跡軌道船に搭載されたカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS)は、2018年9月2日に、南緯34度のアリアドネ(Ariadne)コレス領域のイメージを撮った。このイメージは、あるときは混乱したブロックと呼ばれる異常なタイプの地形を示しているが、特に驚くべきことは多数の暗い筋である。一つの可能性のある解釈は、これらの地形が最近のダストの嵐の間につくり出されたというものである。これらは地表のダストを舞い上げるダストデビルから生じたのかもしれない。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: ダストデビル(Dust devil)は火星の地表に現れる旋風。竜巻より小さいがつむじ風よりははるかに大きなものがある。ダストデビルは移動するので砂などを巻き上げた筋を残す。