天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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3月16日:ソユーズ、宇宙ステーションにドッキング

2019年03月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士ニック・ハーグ、クリスティーナ・コッホ、ロシアの宇宙飛行士アレクセイ・オブチニンを運ぶソユーズ MS-12 は、国際宇宙ステーションに向けて、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、日本時間3月15日午前4時14分に打上げられた。このソユーズ宇宙船は、日本時間午前10時1分に国際宇宙ステーションとドッキングした。このとき、二つの宇宙船は、ペルーの西の太平洋上約400キロメートルを飛んでいた。遠征59はドッキングの時点で公式に始まった。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<ビデオ>: 打上のビデオは こちら から。ドッキングのビデオは こちら から。

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3月15日: 中国と日本の二酸化窒素濃度/お知らせ

2019年03月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5Pミッションによって2018年4~9月の間に集められた測定に基づくこのイメージは、中国と日本の二酸化窒素の放射の高い水準を示している。 二酸化窒素は、主に交通と産業プロセスの、化石燃料の燃焼の結果として空気を汚染する。それは人間の健康に対して顕著なインパクトを持ち、特に呼吸系疾患の一因となっている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 二酸化窒素は環境汚染の大きな要因となっている化合物。詳細は こちら から。全地球版は こちら から。

<お知らせ>: 今日3月15日午前中、国際宇宙ステーションクルー、遠征59がカザフスタンから打上げられます。中継時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、先の遠征57打上失敗により、現状での国際宇宙ステーション滞在クルーは3名になっていますが、この打上で6名体制に戻ることになります。

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3月14日: 小惑星「りゅうぐう」に着地/お知らせ

2019年03月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

先月、人類は、ロボットを小惑星に当てて跳ね返させた。その主な理由は地表のサンプルを集めることであった。着地点で安全にリバウンドできるかの懸念にもかかわらず、日本のロボット「はやぶさ2号」宇宙船は、成功裏に小惑星「りゅうぐう」に着地し跳ね返った。「はやぶさ2号」は、地表の素材を撒き散らして何かを捕えることができる機会を増すように、インパクトの前に 162173 「りゅうぐう」に小さな弾丸を打ち込んだ。
 来月、「はやぶさ2号」は、地下の素材を捕えるために更に大きな弾丸を「りゅうぐう」に放つだろう。今年の終わりごろ、「はやぶさ2号」は、「りゅうぐう」を出発して地球に戻るループの旅を始め、2020年後半に、この地球近傍小惑星の小さな片を持帰ることが期待されている。「りゅうぐう」の調査は、小惑星の地表や内部についてのみならず、初期の太陽系においてどんな素材が生命の発展のために利用できたかを人類に語るかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 「はやぶさ2」が着地に挑戦!! (2019年3月7日) と同じ内容ですが、NASAの「Astronomy Picture of the Day 」 で紹介された記事です。

<お知らせ>:明日3月15日午前中、国際宇宙ステーションクルー、遠征59がカザフスタンから打上げられます。中継時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、先の遠征57打上失敗により、現状での国際宇宙ステーション滞在クルーは3名になっていますが、この打上で6名体制に戻ることになります。

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3月13日: シミュレーション TNG50 :銀河集団の形成

2019年03月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

銀河達の集団はどのように形成されるのだろう。我々の世界があまりにゆっくり動くので、発見に役立てるためにより速く動くコンピュータシミュレーションがつくられた。最近の活動は、有名な Illustris シミュレーションのアップグレード IllustrisTNG からの TNG50 である。ビデオの最初の部分は、初期の宇宙から今日までの銀河達や銀河集団に進化する、高速で動くガスを印す明るい色の大部分が水素の宇宙のガスを追跡している。宇宙が熟し、ガスが重力の井戸に落ちるとき、銀河達は形成され、銀河達は回転し、銀河達は衝突しまた合併し、ブラックホールが銀河の中央に形づくられ、高速で周囲のガスを排除する。ビデオでは、その後、潮力の尾と星の流れを完備した銀河集団を示す星の追跡に変わる。 TNG50 のブラックホールからの流出は驚くほど複雑であり、詳細は我々の実際の宇宙と比較される。初期の宇宙でガスがどのように合体したかの調査は、地球、太陽、太陽系が、当初、どのように形づくられかを人類が更によく理解するのに役立つ。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: イメージをクリックしてビデオ(Youtube)をみよう。

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3月12日:カナナラの赤いスプライト/お知らせ

2019年03月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それは、僅か約30年前に確認された稲妻の、滅多には見られなかった形である。最近の調査は、強力なポジティブな雲から地面への光の稲妻の後のそれを示した。赤いスプライトは、光速の10%で高さ約80キロメートルから下るイオン化された空気の100メートルのボールとして始まる。カナナラ (Kununurra:西オーストラリア州)で撮られたこのイメージは、遠くの稲妻の嵐のコマ落しの連続の間にいくつかの赤いスプライトととして捕らえられた。手前を覆った緑の木、地平線の暗い山脈、険悪な暗雲が遠くに浮くのが描かれ、一方、赤いスプライトが星達の前遠くに現れている。赤いスプライトは、僅かな瞬間だけ起き、強力な雷雨が側面から見えるときに最も良く見られる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 稲妻が高層の雲から地上に向かう放電現象であるのに対して、 スプライトまたはレッドスプライト(Sprite:妖精) は雲から宇宙の方向に向かう放電現象である。かっては高層を飛ぶ航空機のパイロットなどが稀に見る程度の極めて稀の現象として知られ、その形や動きからスプライト(Sprite:妖精)と呼ばれた。人工衛星など超高層を飛ぶようになった今日では比較的容易に確認できるようになり、外国の研究者の依頼を受けた日本の国際宇宙ステーションの宇宙飛行士がこの調査に専念したこともあった。


<お知らせ>: 今日12日、 JAXA による午前10時から午後6時までの長時間のシンポジューム、「国際宇宙探査シンポジウム」の中継があります。プログラムは こちら から(同時通訳あり)。視聴は JAXA のページ または右のイメージをクリック(Youtube)して見ることができます。
国際宇宙ステーション後の国際協力宇宙探査(具体的には月探査計画)が中心になりますので、ご覧になっては如何でしょうか。

 

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3月11日: オリオンの弾丸/お知らせ

2019年03月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1983年に最初に発見されたそれぞれの弾丸は、実際にはほぼ我々の太陽系の大きさであり、 IRc2 と呼ばれる中央の源から約400キロメートル/秒で動いている。 IRc2 からの速度と距離から知ることができるこれらの弾丸の年数は非常に若く、典型的には 1,000 年未満である。これらの弾丸はオリオン星雲のクラインマン-ロー・セクション(Kleinmann-Low section)のトップを外へ拡がり、少ないパーセンテージの鉄のガスがそれぞれの弾丸の先端を青く輝かせる原因になり、一方、それぞれの弾丸が熱せられた水素ガスの光によって輝く管状の柱を残している。この詳細なイメージは、チリのジェミニ南望遠鏡の 8.1 メートル望遠鏡の光学システム(GeMS)を使ってつくられた。 GeMS は、惑星地球の大気のぼやけの影響の補償に役立てるために、五つのレーザ生成ガイドの星達を使っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。


<お知らせ>: 明日3月12日に国際宇宙探査シンポジウム(JAXA)のライブ中継があります。

2018年3月3日、日本は第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)を文部科学大臣のホストにより開催いたしました。このフォーラムでは、40を超える国・機関の代表により、持続的な宇宙探査事業の推進に向けた国際連携の強化について確認がなされるとともに、産業界の参画や次世代人材育成の重要性も確認されました。この結果を受け、現在、日本政府及び JAXA が参画を検討中の国際的な枠組みで行う宇宙探査(国際宇宙探査)活動に関し、国内外の最新の状況をご紹介することを目的として公開シンポジウムを開催いたします。
     日時  2019年3月12日(火)10:00~18:00
    会場 虎ノ門ヒルズフォーラム・ホールA
    主催 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
     後援 内閣府宇宙戦略事務局、文部科学省、経済産業省

ご覧になるには右下にイメージをクリックして JAXA のページ、または こちら(Youtube) から。プログラムは こちら から。なお、同時通訳が入ります。

 

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3月10日: コマ落としの一日、スペインからロシアまで

2019年03月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球の上を飛ぶ国際宇宙ステーションから見た、スペインからロシアまでの地球のコマ落しをつくるために、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士パオロ・ネスポリ(伊)によって、一連の夜間の写真がとられた。パオロ・ネスポリは、イタリア宇宙機関の長期ヴィータ・ミッション(VITA mission)の一部として国際宇宙ステーションでは生活し働いた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 日本時間3月8日夜、国際宇宙ステーションとの間でクルーを送迎するスペースXのクルードラゴンの運用実験、デモ1が完了しました。その3月3日の打上から、国際宇宙ステーションとのドッキング、切離し、大西洋への着水、クルー船回収までのハイライトビデオをご覧ください。こちら(Youtube)から。

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3月9日: 飛行前の「スペースX」デモ1号ミッション/お知らせ

2019年03月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

左から、「スペースX」 CEO 兼チーフ設計者イーロン・マスク、NASAの宇宙飛行士ビクター・グラヴァー、ダグ・ハーリー、ボブ・ベンケン、NASA長官ジム・ブライデンシュタイン、NASAの宇宙飛行士マイク・ホプキンスが、デモ1号ミッションの打上げ前の2019年3月1日金曜日に、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aで、クルー・アクセス・アームの中に見られる。左奥には「スペースX」クルードラゴン宇宙船がある。ハーリーとベンケンはクルードラゴンのデモ2ミッションで、グラヴァーとホプキンスは最初の正規ミッションで国際宇宙ステーションへ向かうように指名されている。
<出典>: 「商用クルー(Commercial Crew)」

<大判>: イメージをクリック。

<参考>: 左の図は打上台上部の全景。飛行士達が宇宙船に乗りこむ通路が見える。右上の図はその先端に当たる。

 

 

 

<お知らせ>: 「スペースX」クルー・ドラゴンは日本時間3月8日午後4時32分に国際宇宙ステーションから切離され、同日午後10時45分に大西洋に帰還しました。右下の写真は着水した瞬間。手前に回収に向かうボートが見える。

 

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3月8日: 「スペースX」クルードラゴン、初めての商用クルー船としてステーションを訪ねる/お知らせ

2019年03月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

3月3日日曜日、無人の「スペースX」クルードラゴン宇宙船がステーションのハーモニーモジュールに接近している。ここではドッキングメカニズムを見せてノーズコーンが開かれている。クルードラゴンは、間もなく、ハーモニーの前端に取り付けられる国際的なドッキングアダプタに自動的にドッキングする。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: <参考>: これまでのドッキング方式。
自動 --- ロシアのクルー船・貨物船、ヨーロッパ宇宙機関貨物船(廃止)
手動 --- スペースシャトル(廃止)
ロボットアームで捕らえて誘導・設置 --- 日本「こうのとり」、米国商用貨物船(ドラゴン、シグナス)

<お知らせ>: 
① 3月3日日曜日に到着した初めての商用クルー船、「スペースX」社のクルードラゴン宇宙船は、日本時間今日3月8日午後4時過ぎに国際宇宙ステーションから切離され、午後10月時過ぎに大西洋に着水する予定。中継放送の時刻などは「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
② ハッブル宇宙望遠鏡のカメラの故障が修復されました。

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3月7日: 「はやぶさ2」が着地に挑戦!! /お知らせ

2019年03月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

丁寧に説明された多くの資料が提供されています。ここでは今回行われたサンプル収集のタッチダウン関連資料のみご紹介します。

①:「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像から編集した連続画像 こちら(JAXA) または こちら(Youtube) から。
②:この着地計画について2月22日に行われた事前記者会見資料。今回の着地計画の全貌が紹介されています。小惑星探査機「はやぶさ2」記者説明会資料(pdf):2019年2月20日

右上のイメージはこの連続画像の一部を取り上げたもの(2月22日午後7時29分、高度8メートル)。飛散する岩などが見える。

 

右下のイメージは参考までに挙げた「りゅうぐう」の立体図(青赤の立体眼鏡で見る)。石や岩で覆われている。その他詳細は JAXA のページ「はやぶさ2が着地に挑戦!! 【その4】~「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像を公開~」(3月5日)から。

<出典>: 「はやぶさ2」

<大判>: イメージをクリック(右下)。

 

<お知らせ>: 明日3月8日、スペースX社のクルー・ドラゴン試験船が国際宇宙ステーションから切り離され帰還に向かいます。中継放送は午後2時過ぎから。最終的には日本時間午後10時半ごろ大西洋に着水する予定です。中継放送は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、これまでのドラゴン貨物船の着水は太平洋でした。

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3月6日: 最も鋭いウルティマ・トゥーレ

2019年03月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1月1日、ニューホライズンズは、ウルティマ・トゥーレとして知られるカイパーベルトの世界の 3,500 キロメートル内を通過した。それは、2015年7月の冥王星への最接近より約3倍近い。地上と宇宙ベースの観測キャンペーンからのデータによって支援された宇宙船の誘導のこの先例のない正確さは、惑星地球から66億キロメートル(6光時)で達成された。ウルティマ・トゥーレへの最接近の6分半前に、この合成イメージで使われた九つのフレームが捕えられた。これまでに探査されたことのない最も遠いオブジェクトの恐らく最も詳細な写真であるこのイメージは、ピクセル当たり約33メートルの解像度を持ち、興味深い明るい地表の形と明暗境界線近くの暗い影を明らかにしている。最初の太陽系オブジェクト、ウルティマ・トゥーレの二つのロブは、まさに30キロメートルの幅で結ばれている。ウルティマと呼ばれる大きなロブは、最近、ふんわりしたパンケーキのように平らになっていると理解され、一方、小さなテューレは、窪んだクルミに似ている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 「はやぶさ2」に関する記者会見の要約は明日掲載します。

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3月5日: 「スペースX」クルードラゴンハッチを開く/お知らせ(再掲)

2019年03月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのアン・マクレイン、カナダのデイビッド・サン‐ジャック、遠征58指揮官ロシアのオレグ・コノネンコは、東部標準時3月3日午前8時7分(日本時間午後10時7分)に、クルー・ドラゴンと軌道の研究室の間のハッチを開いた。彼らは、午前6時2分(日本時間午後8時2分)にステーションとの自律的なハード・ドッキングを終えた後、標準的な漏洩と圧力チェックに続いてクルードラゴンのハッチを開いた。クルードラゴンで旅する将来の宇宙飛行士達に対する潜在的な影響に関するデータを提供するセンサーを装備した、擬人化したテスト装置 Ripley を運んでいることに加えて、クルーのための 1,000 以上の飲食物パッケージが入った大きな外装バッグを含む、クルー補充用品と器材の400ポンド(180キログラム)超を送った。クルードラゴンは、4名程度のクルーメンバーと220ポンド(100キログラム)ほどの貨物を運ぶことができるだろう。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: これまでのビデオは、 打上と第一段回収、  ドッキング、  歓迎セレモニー、  ハッチオープンと入室    から。

<お知らせ(再掲)>: 今日3月5日午後3時から「はやぶさ2」に関する記者会見が予定されています。今回の説明会では、現在の状況、タッチダウンの結果やサイエンス上の観点、今後の探査活動の大まかな方針等の説明が予定されています。中継を見るには こちら(Youtube) から。

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3月4日: 「スペースX」クルードラゴン、ステーションに成功裏にドッキングする/お知らせ

2019年03月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

土曜日の朝早くの打上から地球を18回周った後、クルー・ドラゴン宇宙船は、東部標準時午前5時51分(日本時間日曜日午後7時51分)に、「ソフトキャプチャー」を通して、国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールの前方のポートに成功裏に取り付けられた。そのとき、ステーションは、ニュージーランドの北の太平洋上250マイル(400キロメートル)を飛んでいた。宇宙ステーションに接近したとき、宇宙船は、軌道の研究室から約150メートルの位置に到達し、その後コースを変え、最終的な約20メートルのドッキングシーケンス実行の前にステーションから180メートルまで戻ることによって、その自動制御と操作能力を実証した。クルー・ドラゴンは、2016年8月の宇宙飛行士達の船外活動でインストールした時以来初めて、このステーションの新しい国際的なドッキングアダプタを使った。 
 
シェルトン・ファミリーがミッションコントロールセンター(MCC)にバラの花束を贈ったのは、米国のスペースシャトルが最後に打上げられた、2011年7月9日であった。それは、ファミリーからの110回目の花束であり、最後の米国の有人宇宙飛行であった。シェルトンは、初めての「スペースX」クルー・ドラゴンの打上を祝ってミッションコントロールセンタに111回目の花束を送り、土曜日にも彼らの伝統を続けた。チャレンジャー事故以来これまでに、マークとテリー・シェルトンは、ミッション・コントロールにバラの花瓶を送ってきた。二人はダラス・エリアで生活しており宇宙計画との仕事の関係は持っていない。しかし、彼らは、それぞれのクルー、プラス白い一つのバラを含めることによって、過去の事故で死んだ宇宙飛行士達を表し、彼らの感謝を示している。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: これらの記事の詳細は「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今(3月4日)」から。

<お知らせ>: 3月5日午後3時から、「はやぶさ2」に関する記者会見が予定されています。今回の説明会では「はやぶさ2」の現在の状況、タッチダウンの結果やサイエンス上の観点、今後の探査活動の大まかな方針等が対象です。視聴は こちら(Youtube)から。

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3月3日: クルードラゴン、打上げられる/お知らせ

2019年03月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「スペースX」社のクルー・ドラゴン宇宙船は、日本時間3月2日土曜日午後4時48分に、ファルコン9ロケットを使って打上げられました。国際宇宙ステーションには3月3日夜到着する予定です。引き続き中継放送をご覧ください。なお、右下のイメージは打上台で待つクルー・ドラゴン。

<出典>: 「オリジナル。写真は NASA-LIVE から録画」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 打上のビデオは こちら から。なお前段が非常に長いビデオなので、中央下の表示が T-00 00 30 (30秒前)になるよう送ってご覧ください。

 

<お知らせ>: 今日夜、クルードラゴンが国際宇宙ステーションに到着します。引続き中継をご覧ください。ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

 

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3月2日: 「スペースX」のクルー・ドラゴン宇宙船とファルコン9ロケット/お知らせ(再掲)

2019年03月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「スペースX」のクルー・ドラゴン宇宙船とファルコン9ロケットが、デモ1号フライト・テスト前に、NASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aの会社の格納庫に置かれている。デモ1号フライト・テストは、国際宇宙ステーションにNASAの宇宙飛行士を運ぶであろうNASAの商用クルー・プログラムの一部であり、スペースX社のデモ2号フライト・テストの先駆けである。デモ2号は2019年6月が目標とされている。無人の「スペースX」クルー・ドラゴンは、ケネディ宇宙センタから、東部標準時土曜日午前2時49分(日本時間土曜日午後4時49分)に打上げられるだろう。
 一方軌道の遠征58(Expedition 58)クルー、マクレインとサン‐ジャックは、日曜日午前6時(日本時間日曜日午後8時)ごろの、ハーモニーモジュールの国際ドッキングアダプターへのドッキングの準備を続けている。

<出典>: 「民間クルー(Commercial Crew)・その他」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 上の解説はいくつかの記事から編集しています。記事の前段は昨年12月のもの。この時点では1月17日の打上が予定されていた。

<お知らせ(再掲)>: 日本時間今日3月2日土曜日午後4時過ぎに、スペースシャトル引退後米国が長く待ち望んできた 米国開発の商用クルー船、スペースX社のクルー・ドラゴン試験船(無人)が国際宇宙ステーションに向けて打上げられます。ドッキングは日曜日の予定。ドッキング用の設備は既に国際宇宙ステーションの米国のポートに設置されています。中継放送は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、NASAの中継放送の方式が変わっていますのでご注意ください。
特集を設けました。「ホームページ」の クルー・ドラゴン打上げ から。その他、 「今日の宇宙(3月1日)」「国際宇宙ステーションは今(2月28日)」 を参照。

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