天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
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6月15日: 宇宙ステーションからオーロラを見る

2019年06月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションのNASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コッホが、オーロラのこのイメージを撮り、そして言った。「数年前、私は、南極で、6ヵ月の冬の夜を通してオーロラを見上げた。今、私は、上から、感激させられ畏怖でさえあることを知っている。」 

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

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6月14日: 渦巻銀河 NGC 2903

2019年06月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によって撮られた渦巻銀河のこの肖像的な外見が、驚くような NGC 2903 をここに示している。それは、渦巻き、きらめく星達のまき散らされた回転する腕、ガスの輝く爆発、暗い宇宙のダストの編まれたレーンを示している。 NGC 2903 は約 3000 万光年離れた獅子座にあり、およそ145の近くのディスク銀河達の中央領域のハッブル調査の一部として調べられた。この調査は、このような銀河達のコアに潜むブラックホールと、このイメージに見られような銀河中央の星達、ガス、ダストのラグビー・ボール型のバルジの関係を、天文学者達が更に良く理解するのを狙いとした。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

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6月13日: 夜の北イタリア

2019年06月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達は、何時も軌道の最前線から地球の写真を撮っている。この北イタリアの写真は、都市の効率性と持続性に関する重要なデータを提供して、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士ルカ・パルミターノの2013年のミッションでとられた。研究者達は人工の光の周囲の環境へのインパクトを評価する方法を考えてきた。都市の照明は、夜行性動物の生存のためだけでなく、人間にとっても破壊的である。就寝時刻前の人工の光の過多は、睡眠に関連するホルモン、メラトニンの生産を減らす。この抑制は、胸や前立腺のガンを含む、我々の健康に対する負の影響につながる恐れがある。加えて街の灯は国のエネルギー消費の大半を占める。世界が気象変化とエネルギーのクリーンな源と取り組むとき、エネルギーの使用方法は適切な話題である。  夜の地球の50万の写真を通して、これらの都市の夜の結果は誰にもアクセスしやすい地球のマップになるだろう。研究者達は、照明を減ずることを勧めるために、都市でのエネルギーの非効率性を示すマップを使うことを考えている。また、それはスマートである。世界の住民の半分以上が都市で生活している。宇宙は都市の革新において重要な役割を演ずる。今週、ヨーロッパ宇宙機関は都市居住者のための利便性に着目している。ハッシュタグ #SmartCities で議論に参加しよう。 --- 以上要点のみ。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: 大判(4288x2844 3.11 MB)はイメージをクリック。

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関の2019年6月11日の記事です。

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6月12日: ヨーロッパ宇宙機関の火星探査/お知らせ

2019年06月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関は軌道から火星を調査し、専門的知識を実証してきた。今、我々は、地表を横断して走行し、生命の証拠を求めて地下を穿孔するための、安全な着陸を確保する方向に進んでいる。我々の軌道船は、既に、地表のミッションのためのデータ中継サービスを提供している。次の論理的ステップは、サンプルを地球に持帰り、科学者達のために広く火星に接近し、赤い惑星の将来の人間の調査の準備をすることである。この図は、二回目のエクソマーズ・ミッションの打上準備と、将来のサンプル持帰りミッションの完成の、火星探査へのヨーロッパ宇宙機関の貢献を示している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 図は現在活動中の宇宙船群。図中NASAのアイコンはNASAの宇宙船。図の下の Mangalyaan はインドの宇宙船(消息は発表されていない)。以上解説動画は こちら から。

 

<お知らせ>: 6月11日の「はやぶさ2」の記者説明会録画はホームページの「国内機関による中継放送とビデオ」から。

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6月11日: ヨーロッパのロケット開発/お知らせ

2019年06月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

左から右に、アリアン5、ベガ、ベガC、アリアン62、アリアン64。アリアン5とベガは既に仏領ギアナのヨーロッパの宇宙ポートから打上げられている。新しい宇宙船が開発されており、ベガCは、一回のフライトで 2.3 トンまでの、一つまたは複数の積載物を軌道に運ぶことができ、広範囲なミッションで、また、多様な積載物に対して可能性を持っている。アリアン6はヨーロッパの次世代の打上船であり、低地球軌道に約21トンの積載物を届けることができる。アリアン6はA62とA64の二つのバージョンを持ち、全ての軌道に一つまたは複数の衛星を投入できる高さ60メートル超のヨーロッパ最大のロケットである。ベガCは無人で打上げられ、2ヵ月以上低地球軌道にとどまり、微重力状態での実験やデモンストレーションのためのプラットホームを提供できる。それぞれのミッションの後、その貨物を戻すために地上に着陸し地球に戻ることができる。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ロケット開発は有人月探査などに向けた重量級ロケットと、安価・軽量を狙った小型ロケットの開発に向かっています。ベガC(軽量)、アリアン6(重量)は2020年以降の実用化が期待されています。一例として、米国では、今月下旬、スペースXのファルコン9重量ロケットの打上が予定されています。中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

<お知らせ>: 今日6月11日午後3時から、「はやぶさ2」の、「5月28日~30日の低高度降下観測と科学成果に関する記者説明会」が予定されています。視聴はホームページの「国内機関による中継とビデオ」 から、または右のイメージをクリック。

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6月10日: NASAの火星ヘリコプターテスト、最終フェーズに入る/お知らせ

2019年06月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの火星ヘリコプタープロジェクトはいくつかの鍵となるテストを通過した。2021年、小型かつ自律的なヘリコプターが、歴史上初めて、他の惑星で、空気より重いものの生存能力を試すだろう。最近、フライトモデルがいくつかの重要なテストを通過した。このヘリコプターは、打上と旅の間、マーズ2020ローバーの腹に 1.8 キログラムの宇宙船として抱えられ、着陸の後火星の地表に展開されるだろう。その目的は、地球の密度の1%しかない薄い火星の大気での飛行が可能か、また、地球から遠い惑星間の距離で制御できるかを確認することである。このヘリコプターは、また、赤い惑星を記録する可能性を実証する、高精細カラーイメージを提供するカメラを運ぶ。このマーズヘリコプターは、ケープカナベラル空軍基地の宇宙打上複合施設41から、2020年7月に、マーズ2020ローバーと共にアトラスⅤロケットで打上げられ、2021年2月18日に、火星のジェゼロ(Jezero)クレータに着陸するだろう。

<出典>: 「2020火星探査ローバー(Mars 2020 Rover)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>:  明日6月11日午後3時から、「はやぶさ2」の、「5月28日~30日の低高度降下観測と科学成果に関する記者説明会」が予定されています。視聴はホームページの「国内機関による中継とビデオ」 から。

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6月9日: 西ヨーロッパと北アフリカ

2019年06月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この斜めの視界は、北西から南東(下から上)方向を見て、西ヨーロッパ、大西洋、地中海、北アフリカの一部分を示している。国際宇宙ステーションが大西洋上257マイル(411キロメートル)に周っていたときの、ポルトガル、スペイン、ジブラルタル海峡、モロッコ、アルジェリアが見られる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: このイメージは南が上、北が下になっています。

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6月8日: アリューシャン列島南の雲のパターン

2019年06月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

 国際宇宙ステーションが北太平洋上257マイル(411キロメートル)を周っていたときに、遠征59クルーが、アリューシャン列島南のこれらの雲のパターンを撮った。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

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6月7日: チャンドラ、他の星からのコロナ質量放出を検出する

2019年06月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

チャンドラX線天文台を使っている新しい調査は、太陽系外の星からのコロナ質量放出を初めて検出し、これらの強力な現象に対する新しい洞察を提供した。この太陽系外のコロナ質量放出は、地球から約450光年にある HR 9024 と呼ばれる星から発しているのが見られた。これは、研究者達が、我々の太陽以外の星からのコロナ質量放出を完全に確認し、特性を評価した最初を表している。この出来事は、帯電した粒子を含む熱いガス、プラズマの巨大なバブルの放射に続く、X線の強烈なフラッシュによってマークされた。

<出典>: 「太陽系とその彼方(Solar System and Beyond)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: イメージは想像図です。太陽系外システムに関しては、これまで、星(恒星)を周回する系外惑星について多く調査されてきましたが、星そのものについてはあまり調べられてきませんでした。この調査結果は、ある系外システムでは、太陽系のように、粒子の風(太陽風)が吹いていることを示しています。

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6月6日: 遠方にある超新星の大量発見で宇宙膨張の謎に迫る

2019年06月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC; ハイパー・シュプリーム・カム) を用いた半年間の観測により、約80億光年以上(赤方偏移1以上)にある超新星58を始め、約 1800 個もの超新星が発見されました。近傍を含む大量の超新星を発見したことのみならず、遠方超新星を半年間という短期間の観測からこれほどの数発見できたことは、大口径のすばる望遠鏡の集光力と高解像度で広視野という HSC の特長を合わせた観測の強みが存分に活かされた成果です。

<出典>: 「すばる望遠鏡」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: すばる望遠鏡の HSC の成果です。詳細は上のリンクから直接ご覧ください。すばる望遠鏡では HSC の搭載後、いくつかの顕著な発見が続いています。
“超新星”の出現は、これまで珍しい天の事象として極めて稀に発見される程度でした。現在でも超新星爆発の監視に専念する宇宙船が打上げられ監視を続けています。その発見時には世界中に周知され、多数の宇宙と地上の望遠鏡が観測する体制を整えています。記事のような多数の超新星の短期間の発見は、これまでは考えられないことでした。この発見はこれまでの天文学の理解に大きな変革をもたらすかもしれません。

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6月5日: 太陽系惑星の傾きと回転

2019年06月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それは、ほとんど垂直に、または水平に、あるいは後転して回っているだろうか? このビデオは、比較を容易にするために、我々の太陽系の全八つの惑星のNASAのイメージを並べてアニメ化している。このコマ落しのビデオでは、地球の一日、地球の一回転を数秒にしている。木星が最も速く回転し、金星は最も遅くまた後方に回転している(確認できるだろうか?)。上段の内部の岩の惑星は、太陽系の初期に、ほぼ確実に劇的な回転を変える衝突を受けた。多くの洞察とともに調査の話題を残すこの惑星達が回転し傾く理由は、現代のコンピュータモデルと最近の発見と分析、および惑星達が他の星達(恒星達)を周る何百もの太陽系外惑星の分析によって得られた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: イメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: 金星の回転を見ることができるでしょうか?非常にゆっくり逆回転しています。天王星は縦方向の回転です。

 

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6月4日: NASA、アルテミス計画の最初の商用月着陸サービスを選ぶ

2019年06月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAは、アルテミス(Artemis)計画の一部として、科学と技術物資を届ける商用月配送サービス(CLPS)提供者を選択した。各商用着陸船は、2024年までにNASAの宇宙飛行士達を月に着陸させる道を開き、NASAが提供する物資を月面に運ぶだろう。NASAのアルテミス計画は二つのフェーズの月の探査を予定している。最初に2024年までに宇宙飛行士達を月に着陸させ、その後、2028年までに月の表面またはその周辺の継続的な人間の存在を確立させる。最初に、2020年9月までに、月のクレータの一つの溶岩の平原雨の海(Mare Imbrium)に四つほどの資材を運ぶ Orbit Beyond of Edison の提案に対して 9700 万ドル(100億円超)が与えられる。続いて、2021年7月までに月の近い側のクレータ、ラカス・モルティスに14ほどの物資を運ぶ Astrobotic に 7950 万ドルと、同時期を目標とする嵐の大洋に五つの資材を運ぶ Intuitive Machines に 7700 万ドルが与えられる。 --- 以上記事の要点のみを抽出。

<出典>: 「月から火星(Moon to Mars)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 月に宇宙飛行士達を送るNASAの計画は、国際協力を含め既に始まっており、昨年民間企業による物資配送サービスの提案が募集されました。今回は来年半ばに始まる第一候補の3社が選ばれました。右図は選ばれた提案の一例。

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6月3日: 羽田空港周辺

2019年06月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

右上のイメージは、昨日掲載した、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2A衛星が撮った東京周辺のイメージの、羽田空港(中央上)付近を取上げたもの。大判サイズは原寸そのままであるが鮮明度を上げるために処理を加えてある。即ち、宇宙から撮った衛星写真の、現状での最高精度を見ていただくために取り上げたもの。多くの船が湾の中に見え、東京アクアラインのアクアトンネルの中央に位置する「風の塔」が右下に白い円で見えている。アクアラインは全長約23.7キロメートル、千葉と東京(川崎)を結ぶ交通網。中央のトンネル入り口には「海ほたる」がある(右下に参考図)。約10キロメートルがトンネルであり、その中央に換気用の「風の塔」がある。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: 右上のイメージの原寸大はイメージをクリック。

 

<ひとこと>: 更に広域な図、全体図原版は こちら(10980 x 10980 19.08 MB) から。

 

 

 

 

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6月2日: 東 京/お知らせ

2019年06月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

コペルニクス・センチネル2A衛星は、2017年5月8日に、日本の首都東京のイメージを撮った。東京は本州の東岸にある。このイメージの更に北と北西へ広がる大きな東京は、世界で最も大きい大都市約 3800 万人のホームである。大都市圏の灰色がイメージを支配し、西に広がる凹凸の山並みの暗い緑と鋭いコントラストを描いている。この街の中心は主に東京湾にそそぐ荒川の南に横たわっている。その湾はイメージの右下に見ることができる。多くの船が湾の中に見え、湾に広がるブリッジとトンネルの併用であるアクアラインがある。それは全長約 23.7 キロメートル、約10キロメートルがトンネルであり、世界で四番目に長い水中のトンネルである。広域な住民の半分以上が市街化区域で生活し、多くの人々が都市に群がり、膨張と開発が計画されまた監視する必要がある。コペルニクス・センチネル2号ミッションは、世界中の都会に住むプランナと意思決定者のために重要な情報を提供している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック(縮小版、一部)。

<ひとこと>: 原版は 10980x10980 19.08 MB) の大きなイメージです。一段階鮮明化するとその真価が見てとれます。

<お知らせ>: 米国東部時間6月3日夜(日本時間6月4日午前1時過ぎ)、スペースX CRS-17 ドラゴン貨物船が国際宇宙ステーションから切り離され地球に向かいます。着水は日本時間4日早朝の予定。詳細は「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今(6月2日)」、中継時刻等は「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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6月1日: 京都、大阪、琵琶湖

2019年06月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2B衛星は、2018年5月11日に、京都と大阪のこのイメージを撮った。この驚異的な疑似カラーイメージは、人工150万と270万の日本の大都市二つを捕えている。京都府は、山脈、竹林から、川、森の間の変化を見せ、植物が鮮やかな青で、市街地が黄赤で見られる。イメージは、陸地を区別し、霞を透過し、水の確認を容易にするために処理が加えられた。この地方のほぼ4分の三が山であり、10%未満が水で覆われている。京都の北東に琵琶湖を見ることができる。これは672平方キロのエリアを覆う日本の最大の淡水湖であり、このエリアは、現代の寿司の前駆「なれずし」のホームとして、また「ふなずし」で知られている。世界中からの訪問客が京都に旅し、この国の文化的な都市として広く考えられている。一方、大阪は、多文化的な食物や割烹料理などが食い道楽を引きつけている。
 --- 以上は大幅に要約しています。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: イメージの原版は こちら(12.09 MB) から。また、「なれずし(熟れ鮨(鮓)、馴れ鮨(鮓))」については こちら から、「ふなずし(鮒鮨)」は こちら から。この話題の共通する起源は こちら からご覧ください。

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