
こんばんわ、もしくはこんにちわ。幸介です。
本日も大人クラスから作品を紹介させていただきます。
以前は続けてデッサンを描かれていましたが、最近はアクリルなどの彩色の作品をメインに制作されている成川さん。初めて成川さんの絵の具での作品を見たときに、それまで描いていたデッサンから解放されたかのような明るい色彩感覚で、何かが開花したのを目の当たりにしたのを覚えています。やはり画材を変えると新しい発見があって面白いですね!!
そして今回の絵ですが、一枚の絵としてとてもよくまとまっています。ですがよく考えると「白いフクロウ」は寒い雪国などに生息している鳥だそうで、しかも「しだれ桜」にフクロウが止まっているところはあまり見た事がありません。しかも桜の季節も少し過ぎてしまいました…
しかし!!一枚の「絵」にすると、なかなか美しくまとまっています。不自然さなど感じません。実際僕は、成川さんが制作しているのを何週間も見ていましたが、先週ごろになってようやく「普通フクロウって桜に止まんないんじゃね?」と気付きました。
数あるモチーフの中から選んだ別世界のものでも、こういうふうに纏めることができるんだなぁと改めて感じました。
そしてご本人からのコメントです↓
「以前、動物園で見た白フクロウに一目ぼれしてしまい、白フクロウをモチーフにしたこの絵を描きました。
花の色を一つ一つ微妙に変えたことと、白フクロウのお腹のあたりの塗り方が、自分では気に入っています。」
「フクロウ」と「桜」の双方の生きた作品となりましたね。モチーフ選びひとつでも、好きなものをそのまま描くのも良いけど、自分流のアレンジを加えて楽しむのも良いですね。
ぼくの場合は「ロボット」と「炭酸飲料」が好きなので、次の絵のモチーフは「炭酸飲料の海に沈むロボット」なんかが良いんではないかと思います!
田中幸介