
覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、6月2日に田中先生がアップしたこちらの作品、アクリル画のふくろうから、打って変わって今回は透明水彩の写実画です。手前のはっきりした紫陽花と、奥の淡いつぼみの紫陽花が雨に濡れ、しっとりと梅雨の情景を見せています。
田中先生が「それまで描いていたデッサンから解放されたかのような明るい色彩感覚で、何かが開花したのを目の当たりにしたのを覚えています。やはり画材を変えると新しい発見があって面白いですね!!」と言っていましたが、今回はご自身でも「透明水彩が子どもの頃使っていた普通の水彩絵具とこんなに違う素材とは知りませんでした。重ねてもにごらず鮮やかに色がにじんで、描くのがとっても楽しくて!私にすごく合っている画材を見付けてしまいました♪」と喜ばれ、私も釣られてうれしくなってしまいました。表現方法は一つではありませんから、これからもぜひ色々試して頂きたいですが、しばらくはせっかくめぐり合ったお気に入りの画材を堪能して、飽きるほど制作してみて下さいね! オバラ