
自画像を描くには自己との対峙を避けるわけにはいきません。
他人からよく見られたいという欲望や、好奇な視線に晒されるのではないかという恐怖、そんな俗世間の低級な思想があっては描くことができない高尚な行為なのです。
そしてこの自画像は描くほうだけでなく見る者にまで高い境地を要求する難解さで、分厚い哲学書を読むように一目見ただけでは理解しづらい気もします。
表情に柔らかさを出しながらも、他者の受け入れを拒絶するかのような色彩。頑固なくらいの意思の固さが醸し出されるマチエール。「表面だけを中途半端に理解されるくらいなら、嫌われるほうがまし。」
こんな感じに私は紐解いてみましたが、梅田さんいかがでしょうか?(全然的外れな場合、コメントでオバラの無能さを暴露しちゃって下さいね!無意識に自分が自画像を描いた若い頃の気持ちを代弁しちゃったかも。)
自画像は自分自身を客観的に分析した結果から得られる最高の自分が表現されます。
自分自身を理解してもらう究極の自己表現、描いたことがない方は一度取り組んでみてはいかがでしょうか? オバラ