

「はじめは、もっとあっさりと色をつけるつもりだったのですが、よく見ると葉によって色んな色があり、気づいたと色を全部塗っていくうちにだいぶ全体的に濃くなってしまいました・・・。淡くしあげるのは計画性が必要ですね。」
とコメント下さった菊地さんの水彩作品!その「濃さ」がいいんですよ~!
透明なガラス というのはどうしても色をいれていきにくいものです。しかし、色を塗らなければ立体的にも、質感も出てきません。私も予備校に通っていた頃は濃い色をおくことが出来ず、薄っぺらい瓶を描いていました。
この作品は、どっしりとしたガラスの重さ、且つ透明感が表現された味わい深い作品です。また、葉も、上、真ん中、先と色の変化をつけることでより立体感がでています!
瓶のハイライト、や真ん中の葉の葉脈はアクリル絵具の白を使用しています。葉脈は白く浮き過ぎてしまうので、あらかじめ水彩絵具と混ぜたり、上から薄い色をかけたりして自然に馴染ませます。全部にやってしまうのではなく、ポイントをしぼることが成功のカギです!
・・・余談ですが、このモチーフは私が小学生の油絵モチーフ用にと家から持ってきたものなのです。アトリエの陽当たりがいいのか、にぎやかだから良いのか、ものすごい成長っぷりです!(家のアイビーの鉢から切ったのですが、我が家比2倍ぐらいで成長してます!)素敵なモチーフに成長してくれて嬉しい限りです。水彩練習中の方は是非チャレンジしてみて下さい~♪