
赤尾です。今日はヨーロッパの湖を見渡す風景を油彩で描いた、坂元さんの作品をご紹介します。
最近の水曜大人クラスは、水のある風景とヨーロッパの景色が流行っているようです。
湖などの水面は周りの景色や空の色が映り込み、また風で波立ちとてもドラマティックです。
坂元さんの絵で注目していただきたいのは、水面、陸、空それぞれの筆跡の差です。
手前にありメインで描きたい水面は粗めのタッチで厚みを出しているのに対して、空や陸はあまり筆跡を残さずにさらっと塗っていることで、より水面の表情に目が行く絵になりました。手前のカモも構図のいいアクセントになっていますね。
一番最初目に入ってほしい場所に筆跡を残したり鮮やかな色を使ってあげると自然に観やすい絵になってくれます。
風景を描く際には、どこを見せたいかを頭に入れながら描くと絵にメリハリがつくので、もし悩まれている方がいたら試してみてくださいね。