モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

天才の域

2009-11-15 00:42:00 | スタッフ講師
Yokosegohho横瀬 『ゴッホ模写』 油彩

ゴッホについては皆さんもよくご存知でしょうが、さわり程度書き出してみます。(間違っていることがあったらすみません。)
真面目に商社に勤めるサラリーマンでしたが、失恋のショックで出勤態度が悪化しクビになりました。
その後父親の影響から牧師を目指しましたがあまりに熱心すぎて免許を剥奪されました。(貧しい人々のために、自らも貧民のような身形で献身的に活動をした為、みすぼらしさが牧師らしくないとされた。)
その後、27歳で画家になることを決意。制作を始めます。
ゴーギャンとの喧嘩が原因で自らの左耳を切り取り、女友達に送り付けたことから通報され入院しました。
その後精神病院に入院し、37歳でピストル自殺をしました。
画家としての活動が10年間しかないにもかかわらず、油彩900点、素描1100点があると言われています。
ざっと計算すると3650日の間に2000枚の作品を描いたことに!!!
この短期集中、短時間で仕上げる情熱、常人にはとても真似できるものではありません。

よって、横瀬さんは当然何ヶ月も掛けこの作品を完成させた訳です。
激しく個性的で、力強く荒々しい、やや長めの筆触(タッチという表現では軽すぎます)を模写するのには勢いが必要ですので、横瀬さんは大変な苦労をされました。
また緑の補色のオレンジを効果的に使うことでゴッホのビビットな色彩に近付けました。
天才の仕事を垣間見ることができる制作になりました。   オバラ

コメント
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