
大人になると、ものごとを真正面からナチュラルにとらえることは、なかなか難しくなります。
斜に構えてしまったり、変な知識が邪魔したり。
松岡さんも大変な苦労をして、素直にものを見る目を養いました。
4枚目のデッサンとは思えない程、質感の違い、重さの違いを鉛筆の使い方を変え見事に表現しています。
これから顔彩を使っての制作を希望されているので、更なる飛躍を期待しています。
作品とは全く関係ありませんが松岡さんは、幼児クラスの5才の女の子が、お母さんの手違いで閉まっているアトリエの前で、1時間も泣きじゃくりながら一人で先生を待つことになった時、たまたま通りかかりなだめてくれた恩人です。
最初にアトリエに来た赤尾先生はすぐに彼女のおじいちゃんだと思ったそうですが、松岡さんは「先生に人さらいに間違われているのではないかと冷や汗もの」だったそうで、とっさに「せっかくなので、大人クラスの体験授業に申し込みます!」となり結局入会されたのでした。
松岡さん、その節は誤解を招く危険を顧みず子どもを助けて頂き、本当にありがとうございました!