
赤尾です。今日は水曜午前大人クラス、松岡さんの日本画第二弾をご紹介します!
渓流によって荒々しい形をした岩、激しい流れを思わせる水しぶき。
野生的な風景は日本画の岩絵の具ともマッチしており、岩のゴツゴツした質感がとてもリアルです。
岩の表情を細かく描き起こしたこの作品、サインも含めとても二枚目とは思えない技量を感じます。
日本画は一枚描くだけでも時間と労力が必要なので、一回体験して燃え尽きる方もたくさんいらっしゃいますが、二枚以上制作されている方を見ると確実に一枚目よりもこなれた深みのある作品を制作されているので、余力があればぜひ枚数を重ねてほしいものです。
松岡さんは絵に対してとても熱心な方です。家で何枚も下絵を描かれたり、講師も思い付かないような筆の使い方を研究されたりと、アトリエの時間外でもこつこつ地道に絵と向き合うことで実力をつけられたのでしょう。手前の岩から奥の岩に抜ける空間や今にも激しい音が聴こえてきそうな水の流れも見事再現されています。
重々しい色遣いから自然の厳しさまで伝わってくるこの作品、ぜひご自宅の和室に飾ってくださいね。