
長濱 「かわいいと思うもの」 水彩
どうも幸介です!本日は大人クラスより長濱さんの制作された水彩をご紹介いたします。まずはご本人のコメントからどうぞ!
「千野先生が『好きなものをたくさん描いたら良いんじゃないかなー』と言って下さったので、好きなものを詰めて描きました。次はもっとごちゃごちゃ詰まってる感じにに描けたらと思います。作品を見た先生方の感想がバラバラだったので(千野先生→アリス、小原先生→クラムボン、田中先生→見世物小屋のポスター)統一感のある絵が描けるようになれたら良いなと思いました」
…見事に講師陣の感想がバラバラですね…。個人的にはリアル路線なタッチや摩訶不思議な構成が昭和モダンなように思え、九段下とかでやってる見世物小屋のポスターのようなオリエンタルな魅力を感じたんですが、見る人によってこうも印象が変わるとは!空想画のおもしろいところですね。
長濱さん自身は、今回のこの正方形ではないエメラルドカットの画面上での構成などに苦労されたようですが、その普段画面として使わないであろうこの画面の形や、およそ一同に会する機会のないようなもの達の集まりとあいまって不思議な魅力となっていますね。背景の白もそのまま活用し、描く場所/描かない場所のコントラストはデザインの要素を感じさせます。こういった挑戦的な作品を、練習として描くよりも「好きなものをなんでも描いてしまえ」と割り切ってしまうことによって、構成力と描写力とその両方のレベルアップにつながるのではないかと思います。好きこそものの上手なれとは言ったもんですね。
そんなこんなで、「好きなものをとにかく描く」絶賛実行中の長濱さんは、今現在「甘いものいっぱい」な絵を製作中です。絵を描くためにいつもドーナツやアイスやケーキなどの写真資料をたくさん持ってこられてるのですが、この写真も描いてる絵もおいしそうで、夜8時頃の大人クラスの際にいつも見させていただいてるんですが、時間帯的なこともあってかいつもお腹がなってしまいそうです…。こちらの作品も完成次第またご紹介したいと思います!
田中幸介