
小学生対象・春のワークショップ『水彩画で自画像』の1日目が終了致しました。
導入で、私がインド人の男性と映っている写真を見せ、『肌色』という色はたくさんあることを説明し、皆が肌色と呼んでいる色は『ペールオレンジ』や『うすだいだい』という名前であると覚えてもらいました。(肌色はペールオレンジが標準だとすると、標準から外れた人が差別の対象になることもあると、高学年には人種差別についても軽く触れました。)
実際の作業ですが今回は1時間半で完成させる講座でしたので、背景を塗る時間は下描きに充て、最初にしっかり自分の顔の特徴を捉えてデッサンです。
着彩は『ベースに使うペールオレンジ』『ピンク系ジョンブリアン』『影に使うチャコール系小麦色』3種類を肌の色としてアトリエで用意し、顔のどこの部分にどの色をつかったらよいか細かく観察し、塗り分けています。

本当は1回限りの授業では短すぎる内容なのですが、逆に今日しかないという焦りは程よいプレッシャーとなり、集中して制作できました。明日以降の小学生クラスも、まだ2~3人程の空きがございます。ご都合よろしければぜひご参加下さい。詳しくはこちらのページをご覧下さいませ。 オバラ