佐藤 鉛筆
土曜日は私、岩田俊彦です。今回は土曜午前クラスの佐藤さんのデッサン。ご本人は、一般大学の男子学生です。
とにかくデッサン大好きの佐藤さんですが今回トライしたものは比較的オーソドックスなモチーフと言えます。とはいえこういった一見地味なモチーフこそ正確に描くことが難しいのですよ・・ほんとに。
今回は復習のつもりでこのモチーフに挑んだのですが同じモチーフでも一回目に描いた時より断然描けるようになっていますね!
同じ円柱形体でも立ってるホーローポットと寝てる積み木2種類を配置した訳ですがこの両者のかたちを正確に取ること、これ結構至難の技です。ポットは高さおよそ20cm、蓋のツマミから底に至るまでポイントとなる楕円が大小一体幾つ隠れているのでしょうか。上部のから下部に行くに従って、楕円の長軸に対しての短軸の長さが長くなっていくのですよね。
そして寝ている円柱。佐藤さんが描いている時も気を付けて下さいねとお伝えし、ご本人もかなり注意を払って形を取りましたがこのような場合、円柱の中心軸と楕円の長軸は90°、つまり直角の関係になるのです。こちらのデッサンでもそこは捉えていますね。又、ストライプの布が平面に敷かれている状態も自然で、綺麗な空間が出ています。
基本を徹底して学んでいきたい、そんな気持ちが表れている今回のデッサン。アトリエ以外でも時間を見つけてはコツコツとデッサンを積み重ねている佐藤さんに脱帽です。皆さんももう一度基本事項の確認を!