木曜学生クラスの菅原です!
お盆は連日の雨で夏らしい予定が丸潰れになってしまいがっかりすることが多かった上に、雨のどよんとした空気に落ち込み気味でしたが、最近はお天気が回復してきて嬉しいですね。
火曜の学生クラスに続いて木曜クラスも画廊見学に行って参りました!
もう何度か行っている生徒もいますが、銀座の街は何度行っても慣れない様子で、いつもうるさいお喋りも銀座に到着するなり急に静かに。
見学の流れは(昨日の田中先生の記事に書かれていますが)、小原先生への質問も交えてそれぞれ自由に観覧した後に、自分の気に入った作品をピックアップし感想をプレゼン形式で伝え合うというものでした。
美術館の企画展に行くことはあっても個展に行く機会はなかなか無いと思うのですが…作者が在廊している個展の良さの一つは、直接作者と会話が出来るということです!
なのでドンドン小原先生に質問してと促しまくり、絵を入れる額へのこだわりや表現のバランスの話など、貴重な話を聞き出すことができました。
そしてプレゼンタイムですが、さすがはみんな高校生といった所で、とても大人な感想を聞くことができました。特に印象に残っているのは、(今回の小原先生の作品は抽象的ながらも植物や森・川の情景を感じる物が多かったのですが)作品を見て「私には星雲に見えました。先生はどのように考えたのですか」と、見たままの感想に加えて自分の知識からもイメージを引き出していて、深く作品を理解しようとする姿勢にとても好感が持てました。
絵の面白いところは、絵は喋らないし全てを説明してしまった文章を付けて展示することもナンセンスなところです。
私は芸術作品を何を伝えたいのかも誰に宛てたかも明かさない作者からのメッセージだと考えています。それは100%が受取手次第のメッセージなので、自分の意図がそのまま伝わっていることもあれば、悲しい絵を描いたつもりが嬉しい絵に感じられたり、嬉しい絵のつもりが切ない絵に受け取られたりするのですが、受け取り方を限定しないからこそ観る人の心に寄り添える絵が生まれるのだと思っています。
だから、そんなに作者を前にしても堅苦しく考えずに気楽に感想を言えるようになってほしいな〜というのが私の感想です(笑)