幼児クラスから力作自画像をお伝えします!普段幼児が描く絵画では、人物が登場することが多いのですが、通常はテーマに合った全身の動きまで表現します。全身を描くと、どうしてもクレヨンの太さでは顔の細部まで描き込むことはできません。
今回は、観察して描くことをテーマに、自分の顔に焦点を絞って、じっくりと鏡に映る自分を見たり、顔の各パーツを手で触ったりして、細かいところまで注意深く描きました。顔の輪郭を先に描いてしまうと、どうしても小さい丸を描いてしまい、鼻の穴など小さいところは、クレヨンでは描く事ができません。
ということで、まずはじめに画用紙の中央に、鼻の穴の形から描き始めました。目は、点でも丸でもありません。上瞼と下瞼はどんな形かな?黒目は、本当に黒だけかな?眉毛の毛の生える向きは、上向きかな?斜めかな?・・・、先生がいろいろな質問をしていくと、みんな鏡に映る自分の目や毛などを、よ~く見ていました。でもよく見れば、よく見るほど、何だかどれも不思議で変な形に見えてくるようです。肌の色は、クレヨンの混色で表現するには難しいので、明るい肌の色・影になった肌の色・赤みのある肌の色を事前に絵の具で用意しておき、部分的に塗り分けていきました。来週あたり、アトリエ1階に展示したいなと思っています。お楽しみに!(Eri Ito)