一葉 油彩 (過去に武蔵野美術大学油絵科に合格した学生の模写)
大竹です。こちらは学生の模写の油彩ですが、毎週頑張って取り組んでいましたのでご紹介させて頂きたいと思います。
元の絵を描かれた方は、かつて美大受験期に自分の手の遅さに悩まれていました。どんなに上手い絵がかけても、実技時間内(受験は6時間で15号の大きさの油絵を仕上げます)に作品を完成させられなければ不合格です。そこで、少ない手数でも完成した作品となるような描き方を編み出されたそうです。キャンバス布の目が見えるほど薄く塗る部分を作ったり、下地をあえて多く残したり、荒々しい筆使いながらも魅力的に見えるよう、タッチや色使いの工夫など…口で説明するよりも、実際に自分の手で模写した時の方が、何か気付いた事にはより記憶に残りますし、筆使いなどは盗みやすいと思います。
実際、瓶の色使いやタッチ、後ろの下地の色など、うまくかけていますね!今回模写で発見できた事や気づいた事を忘れずに、これからの課題や作品制作に取り組んでいきましょう!