藤澤 油彩
春服をもう出すべきか悩んでいたら、3月が目前に迫ってきて焦っています。マユカです!さて今回は藤澤さんの油彩画をご紹介していきたいと思います!
藤澤さん初めての油彩です。フランスの絵本作家ゲオルク・ハレンスレーベンの作品に憧れて、静物画でありながら絵本のような、ほのぼのとした画風を目指しました。一見鮮やかですが、背景やうさぎのぬいぐるみにパステルカラーの優しい色合いを活かし、温かみを感じる一枚になっていますね。特にうさぎの耳の中や脚がマルチストライプになっているところからも、ファンタジーな雰囲気を感じます。
この作品を絵本のように感じさせているのは、背景が描かれているからでしょう。文字がまだ読めない子や、苦手な子でも本を楽しんでもらえるように、絵だけでストーリーを伝える為には、キャラクターの動きや周りの風景の様子を書き込んでいくことで、どんなお話かを想像することができるようになります。
今回藤澤さんが選んだモチーフはポール・スミスの布製のうさぎ、果物、折り紙だったため、風がそよぐ草原にレジャーシートを敷いて、うさぎがピクニックに来ているように見えますね。見る人によってはもっと他の物語が見えてくるかもしれません。
藤澤さんにも「油絵とても楽しいです!」とおっしゃっていただけて、なんだかこちらも嬉しくなってしまいました…!物語を感じさせる絵を描くには主役の動きや背景がどんな場所か、季節は、何時頃なのか…といった情報を入れることで、見る人がストーリーを自由に考えたり、感じ取ったりすることができます。皆さんも絵の中に情景を入れ、物語を思い描いてみてくださいね。
〜お知らせ〜
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