左上 舞 中3 / 右上 圭介 中2
左下 心寧 中2 / 右下 空
梅雨入り前なのに夏日が続いて毎日ヘトヘトです、ナツメです。本日も学生クラスより水のデザイン作品のご紹介です!
舞
「水」と言われて鼻水や涎をテーマにする大胆さ!鼻水もここまで丁寧に描き込まれると美しく見えてくるので不思議です。半開きの口やほんのりと赤い頬など大きくトリミングした構図の中でも赤ちゃんだと伝わる要素を取り入れています。肝心の水の表現も透明感に加え粘性も感じる描きわけが素晴らしいです。
圭介
勢いよく噴火している火山。下から見上げている構図は迫力満点ですね!ゴツゴツとした素朴な岩肌もさることながら、泡立つ溶岩の描写には目を見張るものがあります。無彩色の山に対し鮮やかな暖色を使うことで、危険だけれど思わず近づきたくなるような、引き込まれてしまう魅力が増しています。
心寧
こちらの人物も中々挑戦的な切り取り方をしていますね。汗も水として描きましたが、瞳に写っているのも海、と二種類の水を描いています。接写で画面に収まっているのは顔の一部ですが瞳に写り込んだ景色から周りに広がっている景色も想起されます。夏でしょうか、うだるような熱さを感じる色選びもgoodです!
空
最後にご紹介するのは傘のデザイン。背景を青、水は黄色…と見せたい部分に効果的に色を使っています。傘の骨がある部分は水も少し盛り上がっていたりと、水とモチーフの関係性を非常によく観察して捉えていることが伝わってきます。閉じた状態、少し開いた状態…と様々な段階を描き機能面の描写もバッチリです!
どの作品も目の付け所がユニークでとても面白いですね!見せ方を工夫したり、モチーフ選びに拘ったりと純粋に水を描くのではない試行錯誤の様子が見て取れます。思い切りの良さが気持ちよく、この感性を今後も大切にして欲しいと思うばかりです。