モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

クリスマス準備号2

2024-12-10 23:52:21 | 小学生・クリスマス会

クリスマスパーティーの準備2日目。今日はマジパンを使った、サンタさんの試作をしました。
「マジパンって何?」な人も多いでしょうから、軽くご説明します。
マジパンとは粉末に挽いたアーモンドと砂糖、卵白などを混ぜてペースト状にかためた洋菓子で、マルチパンとも呼ばれます。日本ではあまり馴染みがありませんが、ケーキの飾りの人形やウェディングケーキの華奢な細工を作る際などに使用されることが多いそうです。ねっとりとした食感があり、何しろ粘土がそのまま食べられるようなお手軽さが良い食材。
味はですね、普段食べるアーモンドは炒ってあるので香ばしさが先に感じるのですが、マジパンは杏仁豆腐みたいな風味に近いでしょうか。すりつぶすと杏子の種と似ているのかな?食感はちょっと固めでザリッとした練り切り。

今日は学生クラスで絵が描きたくない気分の中1二人を誘い、実験をしてもらいました。
・一人50gくらいが、扱いやすい大きさ
・食紅は、日本製の粉タイプの物が一番馴染みが良く、発色がきれいだった
・大まかに、半分は赤・1/3はオレンジ(顔)・2/3は白いまま(ひげ・服の飾り・プレゼントの袋)にすると、丁度良い配分
・黒の着色料でブーツ・ベルトを作ってみたが、手に着いた色が落ちず、他の部分も染色されてしまうので、黒は使用禁止(目のみ)
・手早く作業をしないと、どんどん乾燥して、パーツ同士の接着力が落ちるので、単純な形にすること

しかしどれがヒトミ先生作か分からない程、二人とも上手!これは小学生も期待できる!お菓子のおうちの屋根に付けてもいいし、雪だるまの隣に仲良く並べてもいいし。
30年間やらなかった食材に今回なぜトライしたかと言うと、ドイツのエリナ(また登場)から送られて来たクリスマスプレゼントに入っていた、ドイツのクリスマスケーキ『シュトーレン』の具?だったから。エリナの説明では、ドイツではマジパンが世界一親しまれ、伝統菓子として有名なんだとか。(15世紀頃、飢饉に陥った際に、倉庫に大量に残っていたアーモンドをパンのように成形して人々に配った、というエピソードが残っているんですって。)
「どうれ、そんなクリスマスの食べ物はミオスでも使いこなさなくてはな…」と、初めて取り入れてみました。いやぁ、楽しみだなぁ!   オバラ


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