千佳 高2 左-油彩 右‐透明水彩
マユカです!今回はチカの油彩画をご紹介していきたいと思います。
最近、美大受験の学部を油画科に決定しましたので、いよいよ本格的に油絵に取り組み始めました。受験と同じF15号(65cm×53㎝)サイズです。(右の水彩画は、油彩に入る前に制作した絵)まだテクニックが少ない為に粗削りではありますが、「目の前の大きなモチーフをどうにか自分のものにしてやろう」という気迫が感じられます。これだけ大きく、たくさんのモチーフがあるとどこから描き進めればいいか、どう描いていいかがわからなくなりがちなため、手探りで少しずつ塗り進めていく…のかと思いきや、最初の段階からガッツリと絵の具を乗せ、最後の方で整えるという形をとっていました。これはとても良いことです。
通常、絵というものはじっくりモチーフや描きたいイメージと向き合い、納得がいくまで制作をし、自分の好きなタイミングで完成させるものではありますが、受験となるとそんなことは言っていられません。制限時間があり、その時間内に描き終えられないとその時点で落とされてしまう。何か不測の事態が起きて試験時間が短くなったとしても完成させなければならないわけです。
いつ「はい、おわり」と言われても完成しているように見せるために、全てのモチーフを同じペースで描いていく必要があるんですね。チカはそれがかなりできつつあるかなと感じました。大雑把に描いてから細かく描き進める…となった時、少々一つのモチーフに集中してしまっても大丈夫なように、まずは画面全体に色がしっかり乗った状態を作る事。それを意識することが、「受験の絵」を描くための第一歩と言えます。
ここからどんどん描写力と時間配分する計画力を鍛えて行くことになるでしょう。応援しています!