本山 油彩
岩田です。今回、ご紹介しますのは、土曜日午後クラスの本山さんの油彩です。
豪華なソファに横たわる裸婦。全体的に美しいトーンで描かれた作品です。
特に裸体は明るい色調で描かれつつも、光を受けるパートと影のパートを微細な色の諧調で表現しており、白人女性ならではの血管が透き通るような肌色を魅力的に描き出しています。
又、見逃せないのはソファの色で、裸婦と同じく、影側の色味にも気を使っており、影の中にも淡い光を湛えたような美しさを感じ取れます。花柄の明暗の移り変わりも、とても自然な印象を受けますね。
本山さん、色感の良い方で、ペールからダークまでのトーンの中での色の遊びがとても上手いです。今度はビビッドなトーンも使い、作品を描かれてみては如何でしょう。
そうすることで、更に表現の幅も増えることでしょう。