リトグラフのバトン3番目のナツメです。今回のリトグラフでは、くじ引き形式で引いたキーワードを元にお話を作り、そのワンシーンを描きました。(詳しくは小原先生のブログをどうぞ!)友達が書いた無理難題?なカードの言葉からイメージしてお話を作るなんて、「馴染みのないモチーフや、描けないモチーフが出たらどうするの?」と大人なら心配してしまいますよね?私も今回見本を制作しましたが、突拍子もないお題になかなか物語のイメージが湧かず、全く関連性のない単語同士を組み合わせてワンシーンを作る難しさを痛感して挑んだ授業でした。側で見ていて一体何を描くのかな…と心配になるお題も多々あったのですが、頭を悩ませながらも創意工夫に溢れた場面作りをしていました。
例えば『春』『公園で』『自分と』『犬』というお題が出たら、「犬を連れて一緒に花見に来た」のようになんとなくシチュエーションの想像が出来ますが、実際に出たお題の一例を紹介すると、『4月』『宇宙人の胃の中で』『自分と』『飛行機』や『真夜中』『友達の家で』『ロボットと』『猫』などがありました。こういう難しいキーワードの場合は、「いつ・どこで・だれが・だれと(なにと)」のお題に「なにをした」という動作の言葉を自分で付け足したり、単語の中で優先順位を決めるなど各々で想像しやすくなるよう知恵を絞った末にこれらの素晴らしい絵が生まれました。
実際の印刷作業では、版の上に乗って踏む作業が楽しかったのか、肝心の刷れ具合に興味を示す子が想像よりも少なかったのが面白かったです。2枚目を刷る際に「1枚目はうまくできた?」と質問しても首を傾げられることが多発し、先生的に一番の感動ポイントには関心がない様子でした。全然綺麗に写らないという悲しい結果にならなかったことを考えると、嬉しい状況ではありますね。どの子も綺麗に刷れたので、先生たちは満足していますよ!リトグラフバトンはまだまだ続きます。明日もお楽しみに!