


左:ゆつき(年長) 右:あん(年長)
大波小波・・・波の形を体全体を使って大きな画用紙いっぱいに伸び伸びと描きました。青・黄・黄緑・白の4つの色がじわ~っとにじんで広がっていく線のおもしろさを感じたり、色が混ざってできた新しい色を発見して喜んだり、水彩ならではの表現を存分に楽しんでいましたよ。どの作品を見ても線の強弱、色の混ぜ方などとても美しくて独自の海の世界があるなぁと思いました。
海を描いた後には、別の画用紙に海の生き物をクレヨンで描きました。最初の波を描いた時の大胆な筆の動きとは違って、今度は魚の特徴や模様など細かいところまで描いていきます。海の生き物ができたら、「ぼく・わたしの海」に魚が泳ぎだしました。 伊藤

こんばんわ、もしくはこんにちは。幸介です。
先日、世田谷美術館で開催中の「横尾忠則」の展示へ行ってまいりました。
横尾さんといえば、デザイナーなら誰しも知っている有名なグラフィックデザイナーです。
蛍光色や主張の強い線など、僕にとっては他人とは思えない横尾さん。今回の展示は、絵画・デザインの原稿・白黒の小説の挿絵・コラージュなど、展示数は膨大かつ多種多様です。
デザインやイラストレーションを好きな方は、その繊細な線やパキッとした色使いなど、とても勉強になりますので見て損はないと思います。さらには油彩や風景画など、15号~200号ぐらいのキャンバス画などもかなりの数が展示されています。ゆっくり回る人だと2時間くらいかかりそうです。
そして今回ブログに載せている僕の絵ですが、マリリンモンローです。アンディーウォーホルも描いています。横尾忠則も描いています。ウォーホルも横尾さんも、とても色使いの派手な作家です。そして僕も、色使いが派手です。
ということは「マリリンモンロー」はもう、避けられないテーマだな!!と思い制作いたしました。ウォーホルも横尾忠則も作品を見たばっかなので、その思いをマリリンにぶつけてみました。横尾さんやウォーホルが何を思ってあんな派手な色使いにしたのか、少し分かった気がしました!!
みなさんも良い展覧会に行った日は、すぐさま思いの丈を画用紙にぶつけてみてください。すこしだけ美術家達の気持ちが分かるかもしれませんよ!
田中幸介

菊地 水彩、色鉛筆
赤尾です、昨日はブログを書くのが遅れ、小原先生に代筆していただきました。楽しみにしていた方は申し訳ありません。
今日は菊地さんの新作をご紹介します。
菊地さんはいつも色が綺麗でやさしい絵を制作されています。
今回の絵もアンティークショップの写真を見ながら、窓の外は想像で海を描いています。
猫の黄色と海の鮮やかな水色がとてもマッチして、海辺のおだやかな雰囲気が伝わってきますね。
こんなところに住みたい~!と思わず口にしてしまいました。
慎重に絵の具を重ねているので、色が濁らず鮮やかですね。また猫の眠っている椅子をデッサンでかなり描き込んであるので、きっちり描いてある部分と逆にさらっと見せているところの差が絵を魅力的にしています。
次はアクリルを使って金箔画にチャレンジされるそうです!
綺麗な色使いはきっとアクリルでも生かせると思います、どんな絵になるのかとても楽しみです♪
オバラです。来週から小学生クラスでは、年に一度の油絵制作が始まります。アトリエの壁中、1年生から6年生までの油絵で埋め尽くされる予定ですので、他のクラスの皆さんもお楽しみに!楽しみ方のコツ(?)として、下書きの段階から“気になる作品”の目星を付け、どんな風に完成されるのか見守る、というのをお勧めします?育成ゲームというよりは、まさにギャンブル!(何が?)
さて気を取り直して油絵具について真面目なうんちくを。
油絵具は『顔料(色を出す成分)』を画面に定着させる為の接着剤としての『植物乾性油』で練った絵具のことです。顔料は油分につつまれた層の中にあり、光が油膜の表面、顔料、下地などに反射することにより油絵特有の深い色味がでます。
植物乾性油は空気とふれることにより酸化して固まるので、表面は乾いたように見えても、下の層の絵具が完全に乾燥するまで半年以上かかる場合があります。
初心者の方が揃えるには、基本的には12色セット(赤が○○レーキというなまえの絵具でしたら、ピュアレッドなど、まさに赤という色を買い足して。ちょっと高いですがカドミウムレッドがお勧め)でいいと思います。この12色を混ぜ合わせていろいろな色を作り出します。ただ、なぜか油彩では、赤と青を混ぜても汚い紫にしかなりません。紫を1本買い足してもいいでしょう。(ミネラルバイオレットがお勧め)その他の色は描き進んでいくうちに必要に応じて買い足していくのがいいと思います。
さて気を取り直して油絵具について真面目なうんちくを。
油絵具は『顔料(色を出す成分)』を画面に定着させる為の接着剤としての『植物乾性油』で練った絵具のことです。顔料は油分につつまれた層の中にあり、光が油膜の表面、顔料、下地などに反射することにより油絵特有の深い色味がでます。
植物乾性油は空気とふれることにより酸化して固まるので、表面は乾いたように見えても、下の層の絵具が完全に乾燥するまで半年以上かかる場合があります。
初心者の方が揃えるには、基本的には12色セット(赤が○○レーキというなまえの絵具でしたら、ピュアレッドなど、まさに赤という色を買い足して。ちょっと高いですがカドミウムレッドがお勧め)でいいと思います。この12色を混ぜ合わせていろいろな色を作り出します。ただ、なぜか油彩では、赤と青を混ぜても汚い紫にしかなりません。紫を1本買い足してもいいでしょう。(ミネラルバイオレットがお勧め)その他の色は描き進んでいくうちに必要に応じて買い足していくのがいいと思います。

今日のブログ、私的なことですがお付き合いください。
ずらっと並んでいる写真の魚たち、まだ製作途中なんですが、最近私がハマっている木工の作品の一部です。ヤスリで磨きに磨いています。知り合いからのお誘いあって、今年に入り木工製作を始めました。学生時代に何度か木工はやった事がありましたが、遥か昔の事。木工室に入ると木の臭いが懐かしく落ち着きます。
今製作しているものは主に雑貨や木のおもちゃです。どちらにしもシンプルなデザインが大好きで、使う人とモノと空間との関係にこだわっています。使わない時も空間に美しい表情で溶け込み、それでいて存在感のあるシンプルな形。その形が木の温かさや素材感、やわらかい表情ををさらに引き出す、そんなデザインにしたいなといつも思いながら作っています。まだまだ始めたばかりの修行中・・・。ヤスリがけの度に摩擦で指に水ぶくれができてしまいます。 伊藤

静物=しずかなもの。
でしゃばらずただそこに佇む。
なにものも邪魔をせず、しかし決して存在感が薄いわけではない。
と、なんだか私が言うと、日本酒かなんかの口当たりを語っているようになってしまいました。佐藤さんごめんなさい。
ひとつひとつのモチーフがそれぞれ語りかけてくるようで、おもわず絵に触れてしまいたくなりますが、かといって気安い感じでもなく、洗練された緊張感が漂います。全てのものに均等に眼差しを向け、情熱を注いでいるのが伝わります。根気のある方なので、時間を掛けて完成度の高い作品に仕上げました。次作は、水彩画講座で学んだ技を油彩に取り入れ、ますます透明感のある油絵を目指しましょう! オバラ

こんばんわ、もしくはこんにちわ。幸介です。
本日も大人クラスから作品を紹介させていただきます。
以前は続けてデッサンを描かれていましたが、最近はアクリルなどの彩色の作品をメインに制作されている成川さん。初めて成川さんの絵の具での作品を見たときに、それまで描いていたデッサンから解放されたかのような明るい色彩感覚で、何かが開花したのを目の当たりにしたのを覚えています。やはり画材を変えると新しい発見があって面白いですね!!
そして今回の絵ですが、一枚の絵としてとてもよくまとまっています。ですがよく考えると「白いフクロウ」は寒い雪国などに生息している鳥だそうで、しかも「しだれ桜」にフクロウが止まっているところはあまり見た事がありません。しかも桜の季節も少し過ぎてしまいました…
しかし!!一枚の「絵」にすると、なかなか美しくまとまっています。不自然さなど感じません。実際僕は、成川さんが制作しているのを何週間も見ていましたが、先週ごろになってようやく「普通フクロウって桜に止まんないんじゃね?」と気付きました。
数あるモチーフの中から選んだ別世界のものでも、こういうふうに纏めることができるんだなぁと改めて感じました。
そしてご本人からのコメントです↓
「以前、動物園で見た白フクロウに一目ぼれしてしまい、白フクロウをモチーフにしたこの絵を描きました。
花の色を一つ一つ微妙に変えたことと、白フクロウのお腹のあたりの塗り方が、自分では気に入っています。」
「フクロウ」と「桜」の双方の生きた作品となりましたね。モチーフ選びひとつでも、好きなものをそのまま描くのも良いけど、自分流のアレンジを加えて楽しむのも良いですね。
ぼくの場合は「ロボット」と「炭酸飲料」が好きなので、次の絵のモチーフは「炭酸飲料の海に沈むロボット」なんかが良いんではないかと思います!
田中幸介




ゆうみ(2年)菜々子(4年)
しょうた(2年)ひなこ(2年)
こんにちは、いしやまです。
ひさしぶりの晴れ間と青空の日曜日でしたね。
こちらは火曜小学生クラスの工作作品です。
最近ここでご紹介している金箔画をはじめるまでに、
こういった作品を完成させておりました。
黒いボール紙の中を切り抜き(額のようにして)そこへトレーシングペーパーをはり、これが土台。
ケント紙などで画面との距離を調節しながら、裏から好きな色のセロハンを貼っていき、完成です。光にかざすと、やわらかいステンドグラスのような作品になります。
このセロハン、やはり人気の根強いこと。色とりどり&透ける素材感が好きなひとも多いようで、テンションが上がる工作アイテムとしてもってこいです。あちこちからセロハンを重ねての混色に発見の声も。
みんな素材を満喫しながらも、この4つの作品をはじめとして、大きな世界観まで表現しようと格闘していました。
それぞれ主役のうしろに、さらに広い空間まで見えるようですね。
左のヒラメ/海の底など、イメージのつよさも相まって、構図までとても素敵な作品になりました。
光のいろを作ったり、削ったりとコントロールすることで、一枚のボール紙の中にも舞台美術のように空間を演出することができます。光と色を立体的に、そして楽しく扱えるセロハン工作。できること、まだまだありそうですね!