モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

油絵・低学年特集

2016-09-13 21:35:39 | 小学生 絵画

オバラです。昨日の田中先生に引き続き、油絵紹介です。(私のこのブログは日曜日に書いて下書きに保存していたのですが、昨日の田中先生の文章というか書きどころが似ていて苦笑。)
火曜クラスは見事に低学年と高学年に半分ずつ分かれているので、油絵は私が低学年担当、南澤先生が高学年担当とカッチリ分かれて見ていました。え?「低学年の方がどう考えても大変でしょう?」って?油絵の場合そうとも限らないところが不思議な授業なんです。
高学年は今までの油絵経験値が高い為、完璧・最高の完成度を求められますので、指導も個人に寄り添ったテクニカルなものになります。それに比べるとどう描いても味が出てしまう低学年は、デッサン・構図・混色など、あまり細かく言わなくても勝手に良い作品になってしまうから不思議。気を付けるべきは、集中力が切れ制作に飽きてしまった時の小競り合いの末に起きるボディーペインティング攻撃をいかにかわすか、と言ったところでしょうか?いえ、ボディーペインティングなら洗えば落ちるのですが、自分自身の絵に勢い余ったエネルギーをてんこ盛りにする(積み上げたものを無に戻す)ので、未然に防ぐのに注意が必要…ですかね。そんな彼らの作品をご紹介していきましょう。

左上から 波那 2年 / 凛音 2年 / 唯香 2年
和樹 2年 / 碧海 3年
月咲 2年 / 憲伸 年長 / 七海 2年

波那: ミオスを愛し過ぎて、学校を休んでもアトリエは行くのが当然と思っています。感情表現が豊かで思ったことは全て口に出すので、時に友達と喧嘩になることもありますが、自分が悪かったと認めた時は誠実に謝る事ができますし、はしゃいでもきちんとやるべきことはこなします。寒色の海と空の中心で生き生きと泳ぐ暖色のイルカは、どんな場所でも自由に振る舞い伸び伸び自分らしさを出せる彼女の強さが表れているのでしょう。

凛音: 幼稚園児の頃はあまりに素直に他人を信じるので逆に心配になったりしていましたが、小学校でもまれてからは小悪魔全開、隙あればイタズラ意地悪をしてきて私好みの女の子に育ってくれています。この油絵は、ピュアだった頃の優しい女の子が垣間見える、やわらかい絵に仕上がっていますね。蝶や花に対する愛情が伝わってきます。絵の中心にスポットを当てたような黄緑の明るさが魅力的。サインの色のチョイスもとってもお洒落でセンスがいいです!

唯香: 人の言う事を聞いていないようでちゃんと聞いている、賢いようでドジもする、ギャップ萌え代表の不思議な魅力のある女の子。(意外にも将来の夢は医者ですが、間違った薬を調合しても笑って許してもらえそう!?)この作品も自然なのか人工物なのかさっぱり分からない、シュールで摩訶不思議な絵です。答えを書かないと気になって眠れない人が出そうなので教えましょう。「カンボジアの寺院」です!モチーフ選びの渋さもギャップ萌え要素ですね!

和樹: 弾け過ぎて女の子達から厳しいツッコミをもらいますが、めげずに(むしろ嬉しそうに)次のネタを繰り出します。低学年のムードメーカー兼、立体工作のプチ先生。そう彼は絵よりも立体が大得意なのです。何を言いたいのかと言うと…苦手な油絵は完成に近付く度に破壊してしまい、何度泣かされたことか。てんこ盛りの黄色の油絵具がイチョウの落ち葉を豊かに表現していますね。私の我慢力を鍛えてくれて感謝しているよ!

碧海: いつものんびりマイペース、焦ったり走ったり怒ったりしたことを一度も見たことがありません。この油絵も堅実な仕事で着々と仕上げてくれました。色盲検査のごとく沢山の色を使い細かい点描で描いているのに、のどかでナチュラル。色彩感覚が良くないと、こういうタイプの作品は描けません。カメラマンになるのが夢の碧海は、魂を揺さぶる情熱的な写真より、静かに人の心に残る写真を撮ることでしょう。

月咲: 元気で賢くて自慢話をせず周りを良く見て気が付き思いやりがある(まだまだ書けるぞ!)ので、幼稚園時代からいつもたくさんの友達に囲まれています。小さい時から権力を振りかざしパシリを使って武力行使を振るう私にはあまりに眩しくて彼女を直視できません。伸びやかで堂々とした風車と誇らしげに咲くチューリップ・吹き抜ける風を描いたこの作品を前にすると私の眼頭が熱くなるのは当然でしょう。もはや拝みたい気持ちです。

憲伸: 5月までいた水曜幼児クラスに通えなくなり、それでも絵を描き続けたくて小学生クラスに通う年長さん。幼児クラスでは1時間弱で一つの作品を仕上げていたのに、小学生クラスに変ったとたんいきなり7週間も掛けて完成させる油絵(憲伸君はさすがに水彩画ですが)の授業に突入してしまい、さぞや大変だったことでしょう。水彩絵具だって初めてに等しい経験値なのに、よくぞこんなに立派な大阪城を描き上げました。自画像も堂々としていますね!

七海: 制作中はそこにいないかのように気配がなく無言で集中し過ぎ心配になる程ですが、ちょっと話し掛けると思い出したようにしゃべり続け止まらなくなるのは普通の2年生。この集中力を勉強に活かせたらとんでもない天才になりそうですが、多分美術だけなんだろうな。(笑)お人形のように可愛い彼女(実際も)の魅力が溢れている自画像と穏やかにカーブした道の先にあるのんびり回る風車の対比が微笑ましいですね。

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ミオスの夏の風物詩

2016-09-12 20:35:24 | 小学生 絵画

左上から 美釉 6年 / 健太 4年 / 奏 1年
桜穂 2年 / 彩心 6年 / 駿 5年
一志 4年 / 隼斗 4年 / 葵 4年
薫乃 3年 / 万由子 4年

どうも幸介です!!ちょっとワチャワチャしている月曜日クラスですが、みんな素敵な油絵が完成して良かった…ということで、先日の大竹先生に続いて、月曜日クラスも油彩の個人講評を行っていきたいと思います!

美釉 : 元々火曜日クラス出身で南澤先生や小原先生の影響を色濃く受けた彼女は、小学校低学年のときの透明感はどこへやら、今では皮肉も言える立派な女性に育ちました!月曜日クラスに移動した今、こんなに強く育って頼もしいかぎりです。作品も力強いですね。高学年だと海外の街並みや青い海などの美しいモチーフを選びたくなる子も多いのですが、「夕焼け」という儚く散るような場面を選んだのも良いですね!単純な色彩にならず、補色を多用した鮮やかな色面バランスが素敵な一枚です!

健太 : 小学生クラスに通いだす前からも、お友達の紹介でワークショップに通っていた彼。たぶんですが、将来的には月曜クラス男子の中では彼が一番モテるようになるでしょう。ちゃんと他人を受け止めてくれるので。彼のそういうところ、すごく良いと思います。そしてこの初めての油彩!!尾瀬の風景を描いた作品ですが、奥の山の緑や湿地に映る逆さの山・手前の草の立体感など、抜ける風を感じる事の出来る、気持ちのいい作品ですね!!彼の人柄がそのまんまこの絵に現れています。大人になったら、ぜひこの絵を名刺にしてほしいですね!

奏 : お姉ちゃんと一緒に通う彼女は、まだまだ明るく無邪気な年頃ですが、絵の実力は本物ですね。南の島の海の色幅の大きさ!!遠くの入道雲の爽快さ!手前のハイビスカスの立体感!日頃からお絵描きをしているんだろうと思わせる実力が彼女にはあります。いつも絵を描く時に使う色は紫が多いので、将来的には僕と趣味が合うようになるんじゃないかなと思います。が、どうか僕とは違うようにまっとうに育ってもらうべく、アトリエではなるべく彼女にはアバンギャルドなアドバイスは控えていこうと思います。

桜穂 : 太陽か蒲公英か、という例えがピッタリな天真爛漫な彼女に振り回されつつある講師陣。しかし同時に、あけすけな彼女の意見に救われてもいます。いやほんとに。ピンクのアジサイを真正面から描いた本作。鮮やかで密集した花びらの周囲は生い茂る葉で埋まり、そこに当たるストライプの雨。北斎のようなダイナミックな構図ではありませんか。明快ですがけっして単調ではない、色の対比の美しい作品となりました!

彩心 : 本の虫な彼女は、アトリエの授業前もずっと本を読み、授業中でさえ隙あらば「持って来てる本読んでいい?」と大ハマりなご様子。しかしもともとスポーツ少女でもあるため、今回の作品はビッグウェーブなサーフィンをモチーフとしました!!爽快!!覆いかぶさるような大きな波と飛沫も、色を細かく塗り分けたり滲ませたり、点描してみたりと、迫力のある画面作りが出来ています。気付いたら六年生になり、少しづつ進路や将来の夢も考えているようですが、彼女の中にあるスポ魂で荊の道を進んで欲しい。彩心ならできる!そう思います。

駿 : 髪の毛をオレンジにしても緑にしても、「似合うね!」と肯定してくれるのは月曜クラスでは駿だけ。そう、僕の唯一の味方です。あっけらかんとしているようで他人の意見には流されない個も持ってるし、かといって頑固ではなく無邪気に物事の良い面をとらえることのできる彼。天邪鬼ぞろいの講師陣は彼の爪の垢を飲んだ方がいいのではないでしょうか。今回の油彩は彼が先日行ってきた華厳の滝をモチーフにして、岩肌や流れる水に潜む繊細な色の変化を、少しづつ探りながら描ききりました!つい先日僕も華厳の滝を見てきたのですが、あの実直な滝の雰囲気がとても良く表れていますね!!

一志 : もし同じクラス・年齢だったら、きっと僕は彼とものすごく仲良くなっていたでしょう。なんとなくの波長が近いので、面白いポイントやふざけるタイミングなどが割とジャストだったりします。…といっても、いっつもアトリエでふざけているわけではないのですが、彼の場合インスピレーションがその「遊び」の中から生まれたりもしますので、そういう意味ではふざけてるように見えてもしっかり授業は行っているのです。安心してください。今回の作品は、そんな中けっこう真面目に仕上げたんですが、透けるような海の色や南国の日差しを感じる全体のトーンの明るさが気持ちいい!!良い作品が仕上がってほんと良かった!

隼斗 : 夏前に月曜クラス通いだしたものの、今では「通い始めたばっかりだっけ?」と疑問に思う程の馴染み具合。授業中も黙りませんし、一人でも友達を巻き込んででも、とにかく騒いだりしております。一見これだけ聞くととんでもない生徒のように思うかもしれませんが、彼は年齢性別問わず、誰とでも騒ぐことができるので、ムードメーカーとして一流の素質を持っているんです。才能ですね。人懐こいの天才です。今回の油絵も、あれだけ騒いでおきながら、よくぞここまでの作品を完成させたと感心(?)しております。周囲を元気な空気にできるので授業でも実はありがたく思う事も多々あるのですが、本人の耳に入るともっと騒ぎそうなので、絶対に言わないでおこうと思います(笑

葵 : 海辺の、ほぼ白の美しい景色、およそ小学生では選ばなそう&描き切れなさそうなモチーフを選んだ彼女。建物の下描きなども、先生の手助けほぼ無しで描いています。物の形を捉える力がズバ抜けておりますね。毎回アトリエの課題では一番最後まで制作しているのですが、出来上がった作品のクオリティは総じて高レベル。ダラダラ描いてる訳ではないので、彼女の場合は期限延長も許しています。…っていうか夜中までコツコツ作業を進めるデザイナーの友人達の姿が、彼女の制作姿勢と重なる(涙)そういう人の作る物って、作品のクオリティも高いし自分を捨てて働いちゃうから、仕事も増えちゃうんですよね。将来が楽しみだけど、彼女に限っては「手を抜いて仕事する方法も身につけてーー!!」と思います(笑

薫乃 : アトリエに入って、ほぼ最初の作品。ですが、大胆な構図、抜けるような空とモクモクと立体感を感じる雲、花の茎や背景の新緑にも生き生きとした彩度を感じます!授業中もいつもニコニコしていて、入りたてのころこそ発言も少なかったのですが、徐々に徐々に、その本性を現していっております…授業を重ねるごとにおしゃべりになっていってる気がする(笑)まぁ喋っていてもそうでなくても、喜怒哀楽がものすっごい顔に現れる彼女ですので、もともと雰囲気が賑やかなのに変わりはありません。ちょっと主張の声の大きい人の多い月曜クラスですが、このクラスに染まりきらずに薫乃は薫乃のままでいってほしいなぁと思います!

万由子 : 交通安全ポスターでもポスターに選ばれた彼女。今回の油彩でも、徐々にその才能を開花させていっておりますね!!描写や色はもちろんのこと、誰もが共通で郷愁に浸れるような空気感、夏の汗の匂いも感じるような青臭さを感じるこの絵は最高ですね!!波打ち際を走る後ろ姿、砂浜、向こう側の山と空、ようするに夏をギュッとつめこんで、そこにさらにちょっぴり郷愁も感じます。こういう夏休みって良いなって思う絵ですね。季節の中では僕は一番夏が好きっていう贔屓もありますが、この絵、非常に明快で好きです。ひとつ惜しむことがあるとすれば、万由子は今までただの一度も、僕の髪型や服装を良いって言ってくれないことですかね…いつか幸介先生カッコいいと言わせたいです(笑

…ということで、絵の講評さながら作者の人柄紹介みたいになってしまいましたが、上記生徒達は今回の油彩を展覧会に出品する子も多いので、ぜひ展覧会で実物をご覧くださいませ~!!

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展覧会出品作品締切は21日です!

2016-09-11 23:31:13 | 幼児ワークショップ

8月31日、最後のワークショップ・幼児クラスイベント 『キラキラ宝物作り&海底での宝探し』

オバラです。怒涛の夏イベント(合計302人の参加者の皆さん、どうもありがとうございました!)が終わって10日。ホッとする暇もなく、生徒作品展の準備に突入しています。

作品展の出品締切は来週水曜日の21日ですよ!ラストスパート頑張りましょう!(題名を考えるのも!)

最近いらしていないチケット会員の方々、焦って下さいね!とりあえずお電話でご連絡下さい!

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舞台を見ているようです。

2016-09-10 19:54:30 | 大人 油絵・アクリル

坂本 油彩

岩田ですよー。夏も終わったっていうのにまだ暑いなあと言いつつ、もうすぐアトリエミオスの展覧会の季節なんですね。今年も皆さんの気合いの入った作品お待ちしております。

さて今回ご紹介しますのは土曜午前クラス、坂本さんの作品。坂本さんといえば馬を始め動物を題材にした油彩を描かれることでお馴染みですが今回は猫を描いた作品です。

作品の舞台は田代島という宮城県にある島。こちら人の数より猫の数の方が多いということで有名な島なんですねー。今回も坂本さんが現地に訪れて撮った写真を題材にしています。作品はもとよりいつも思うのは写真の段階で被写体の切り取り方、アングルが良いなあということ。

ちょっと高い位置から路地裏の2匹の猫を見下ろしてる。こういうストーリー性を感じるような絵になるシーンに出会ってしまうところからやっぱり凄い!

緑を湛えた地面に出来た日向と日陰、そこからしてもう絵になっています。ペイティングナイフと面相筆を駆使して描いたその質感、色、綺麗ですね。更に、辺りに乱雑に置かれたビールケースや壊れた梯子。こうした小道具の存在がホントに良い味出しています。背中を向けた猫、一体どんな表情でもう一匹の猫に近づいているんでしょうか・・・。まるで舞台を見ているようです。

あまり言葉はいりません。展覧会で展示されるこちらの作品是非ご覧あれ。

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広がる情景

2016-09-09 22:11:36 | 大人 油絵・アクリル

 

木村 油彩

大竹です。自然や田んぼとはほぼ無縁の幼少期を過ごしてきましたが、この作品を観ているとなんだか懐かしいような気持ちになってきます。緑の山と茅葺屋根の風景を見て心が落ちくのは日本人の性質なのでしょうか。

こちらは日曜日クラスの木村さんの作品です。場所は岐阜県の白川郷という合掌造りの集落で、世界遺産にも登録されています。調べてみると青空と大自然の緑のコントラストが美しく、また雪が降った時には同じ場所とは思えないほど幻想的な景色に変化するようです。写真を見ながら製作されていましたが、元の写真よりも水面を暗く描かれています。それによって1番見せたい合掌造りの民家とそれが水面に映った姿がすぐ目に入ってきますね。1番気を使って描かれていただけあって、前回よりも描写力がグッと上がっています!最初は思うように色が乗せられず苦労されていた空も明るく仕上がりましたね。画面の多くを占める緑や茶色の中で、民家の窓や茅葺きの屋根の薄い黄土色がアクセントとなっていて魅力的です。遠近感を出したいとおっしゃっていましたが、その為の工夫が随所から見受けられます。水田のパースが手前から奥へとスッと向かっていく構図や、奥の山は空気遠近法を使い青みがかった色での描写、手前の山はふもとに行くにつれ明るくなるようグラデーションを作り、奥の民家の彩度を落としたり…と探せばもっともっとありそうですね。

過去の油彩の作品と比べて見てみますと、今回の作品は画面全体で色がバランスよくまとまっていってますね!色のピースがピタリと合わさったような印象を受けます。過去に書かれた日本画もお上手でしたが、油彩の方もズンズンと上達されていってますね!お忙しいでしょうが、もしお時間がありましたら画材屋さんで新しい色を増やしてみてはいかがでしょうか?セットで販売されている絵の具の他に、自分が一目見て気に入った色を足してみると新たな発見があったり、また色の幅も広がっていくと思います。

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幼児対象 夏休みワークショップ5日目

2016-09-08 22:07:42 | 幼児ワークショップ

夏休みは既に終わってしまいましたが、幼児対象の夏休みワークショップの報告がまだ一つ残ってました!!最終回となった第5回目は、『キラキラ宝物作り&宝探し』ということで、まずは海賊に扮して気分を盛り上げ、宝探しの準備をしていきます。海賊といえば、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の登場人物が被っているような黒い帽子ですよね。アトリエの中には小さな海賊たちがいっぱいです!

宝箱は、キラキラの宝石を散りばめて、ゴージャスにデザイン☆彡箱の中には、もちろん!金貨やメダル、指輪も入っているわけですが、こちらも全て手作りです。金貨は、紙粘土に金のスプレーをかけて、英数字や記号のスタンプを型押ししているので、一人ひとり違った模様やロゴが刻まれています。金貨を手にのせると、ずっしりと重量感があります!!

宝物ができたら、次は海賊の武装には欠かせない「剣」ですね!刃の部分をアルミホイルで巻き付け、キラリと光る剣を持てば、勇者の完成です!いざ、出航~!海底をイメージした教室内には、岩や海藻など宝物が隠れていそうな怪しい場所が?!幾つ宝物をゲットできるかお友達と競争しました。

これで、幼児対象のワークショップは全て終了です。そして、今週から展覧会に向けて、幼児のみ合同出品する制作が始まりました!こちらもお楽しみに!(Eri Ito)

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はじめまして、鈴木眸美と申します。

2016-09-07 22:21:30 | スタッフ講師

はじめまして。8月より水曜日午前中の大人クラスを担当することになりました、鈴木眸美と申します。
私は先日あらかわ画廊にて開催されましたグループ展で、小原先生とご一緒させていただいたのがご縁となりアトリエミオスでお世話になることになりました。

私は今年の春、武蔵野美術大学大学院修士課程油絵コースを修了し、主に生き物を油彩で描いております。生き物がふとした瞬間に見せる表情や仕草などから感情を想像し、形や表面の美しさを追求して制作しています。今では油彩を中心に制作をしていますが、実は大学院の2年生前半までは油絵を描くことに対して、ずっと苦手意識を持っていました。今の作風になるまでには様々な素材や描き方を試行覚悟して昨年の6月頃にやっと今の方法を見つけ出し、油絵を描くのが楽しいと思えるようになりました。

制作を続けていると壁にぶち当たったり、つらくなったりすることがあると思います。そんな時、制作の中で自分が楽しいと思えることを見つけて、途中で放棄したりせずにやりきることが大切だと私は考えています。何かをやりきった時、得られるものはとても大きいと思います。皆様にも様々な画材や描き方を試していただき、ご自分に合っていると思える方法を見つけていただけたら良いなと思います。そして制作する喜びや楽しさを味わっていただけるよう、お手伝いをしてまいりたいと思います。アトリエミオスで皆様と一緒に私自身も成長してまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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小学校受験直前講習会

2016-09-06 22:58:45 | 小学校受験講習会

来月より神奈川の私立小学校、そして東京都の私立小学校受験の入学試験が行われます。グループレッスンの小学校受験クラスの生徒さん、プライベートレッスンの生徒さん達は、絵画・制作の総仕上げに向けてラストスパートをかけています。
最後のグループレッスンとして、10月14日(金)に入試直前講習会を行います。今までに取り組んできた絵画・制作の発展として大物(実際に着脱可能なコスチューム)を制作しますが、このような制作は慣れていないと大きな紙に振り回されてしまい完成しませんので、まずはしっかりと土台を作り、細かい部分を制作します。本番同様の時間制限を定めた中で、制作手順・道具の使い方・プレゼンテーションなど再確認しながらの短時間集中講座です。

講座の内容
① 大人になったらなりたい職業に必要なコスチュームを制作する
② 職業に必要な道具を制作する
③ 働くことの意味をディスカッションし、個々の志や抱負を考える

大人になったら、どんな人になりたいでしょうか?どんな仕事をして働きたいですか?もう決まっていますか?まだ考え中ですか?
面接などでもよく聞かれる内容ですので、この時期すでに決まっていて、その職業がどのような仕事をするのか、詳しいことが望ましいでしょう。
どのような作り方が見栄えするか個々にアドバイスして、説明などしなくても誰が見てもわかるようなコスチュームにします。持ち物や道具を制作する場合、たくさんの素材の中から短時間で適したものを選択し、できるだけ簡単に多種類完成するようにしてみましょう。

  ・消防士
「僕の家の近所で火事がありました。とっても怖かったけど、消防士さん達は平気そうでびっくりしました。僕もあんな勇敢な人になって、町の安全を守りたいです。」
 ・ジュエリーデザイナー
「お母さんは宝石が大好きです。私もキラキラするものが好きなので、もっと素敵にデザインしてお母さんを喜ばせて、皆も綺麗にしてあげたいです。」
 ・子どもが行きたくなる病院を作る医者
「私は病院が嫌いです。注射が痛いからです。だから私は大人になったら、痛くない注射を発明します。そしたら世界中からたくさんの子ども達がやって来ると思います。そんな病院で皆が大好きな優しいお医者さんになりたいです。」

過去の年長さんが発表した内容ですが、なぜその職業を選んだかが明確に伝わり、また働くことは自分の幸せだけでなく、世の中の人の為だと理解していると感じます。日常でも親子の会話の中に、人の気持ちを考える要素を取り入れ、自分と世界・社会の関わりについて話す機会を持ちましょう。どのような課題が出題されても、いつも通り楽しく制作に取り組み、今までやってきたことが最大限発揮できるよう応援しております。入試当日も自信をもって臨んでほしいと心より願っております。

『入試直前講習会』 10月14日(金) 17:00-18:30
対象 小学校受験をされる年長児 / 参加費 7,000円
お電話でお申込み下さい。 044-411-1600

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DMのお話しの続き。

2016-09-05 22:28:30 | スタッフ講師

どうも幸介です!先週の展覧会のDM案をブラッシュアップいたしまして、こんな感じに仕上がりました~。左が表で右が裏でございます。先週載せた2案を合わせたような構成ですね。まぁ色々と悩んでおきながら、結局セオリーみたいなデザインになってしまって不甲斐なくも感じております…

ちなみに今回のデザインの裏テーマなんですが、要所要所に日の丸のように真円を配置し、秋ということでテーマカラーを苅安色(かりやすいろ)にしました。英語のフォント(ロゴ)も、左右対称で直線的、日本には馴染みあるカタチにしてみました。神社を意識した形状です。なんていうか、ちょっと『和』に重点を置いてみたのですがいかがでしょうか?そんな話を聞くと、このDMのデザインがどんどん和風に見えて来ませんか!?

ということで、もうすぐ皆様のお手元にも配れるかと思います。DM到着までいましばらくお待ちくださいませ!!

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先ずは骨です。

2016-09-03 21:36:18 | 大人 油絵・アクリル

中野 油彩

岩田ですよっ!今回はチケットでいらっしゃっています中野さんの油彩。中野さんの拘りが存分に発揮された作品となりました。モチーフはクラッシクギターを弾く女性。途中修正もかなり入り本日完成となりました。

中でも最も苦心していた様子なのは顔の表情を含めた頭部。水彩で描かれた修作はあるものの様々な女性の顔写真や名画に描かれた女性のイメージを集め、理想の顔を目標に描いていきました。ギターを弾く指先を見つめる顔、微妙な角度が描きにくさを誘います。しかしここはクロッキーを何枚も描き続けている中野さん。おおよそご自身が思い描いていた理想の顔に近づいたのではないでしょうか。

特に今回のようにストールを巻いていたり、ギターや衣服で体のラインがほとんど分からないような場合、人物を描く上で骨格と関節の意識が重要だと言えます。直立している状態に対して、椅子に腰を下ろしギターを持った状態の人物を自分が描く位置から見たときに、それぞれの骨格、関節の状態がどのように変化するのかを推測できるようにしたいのです。

そして頭部に関しても顔の表情を描く以前に先ずは頭蓋骨というものを思い浮かべ描き始めて欲しいんですね!アトリエにも頭蓋骨の石膏があります。皆さんも日ごろから良く観察してみましょう。

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まさかの巨匠?

2016-09-02 23:56:03 | 小学生 絵画

左 撮影中(TVで使う絵は放映前に公開しない約束なので隠しました) / 右 カツキの最新作

オバラです。大竹先生にフライングで発表されてしまいましたが、木曜クラスで一番(いや、小学生クラスの中で一番?)難しくて面倒臭い男カツキが以前描いた油絵がTV局の目に留まり、紹介される事になりました!
今回番組では、小学生の描く絵画に名画と見間違えるほどの作品があることに着目し、「絵画見極め」と称して、有名な絵画と絵が得意な小学生の絵画を集め、パネラーの方々が見極められるか?という企画の番組だそうです。
全国の絵画教室の小学生が描いた油絵を、ネットサーフィンで探してピックアップしたとのことですが、企画・制作者って、大変なんですね。そしてよくうちのブログに辿り着きましたね。しかもよりにもよって、油絵具がレンタルなのを良いことに、モリモリ3cmも厚く塗り重ねたマチエールたっぷり・ずっしり重たい作品をチョイスするとは!(今回のクマノミのマチエールは1cm位。彼も一応大人になってる。)
さぁ、カツキの絵を68億円の名画と見間違えて下さる方はいるのでしょうか?
皆さんも、審美眼を鍛えるために、ぜひご覧くださいませ♪
最後に、VTRでガチガチに緊張して借りて来た猫状態でしたが、なんとか自分の言葉で絵の解説をしたカツキに拍手。

TBS『ピラミッド・ダービー』 68億円の絵画はどれだ?
放送日 9月 4日 (日) 18:30〜20:54

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おやこ☆夏休みワークショップ3日目

2016-09-01 21:24:44 | 親子

親子クラス 夏休みワークショップ『高い塔の魔法のお城』

親子クラス・幼児クラス・小学生クラス・学生クラスの夏休みワークショップが全て終了しました。今年のワークショップは、過去最高の22講座!!ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。通常授業を行いながら、次のワークショップの準備は間に合うのか?というほどイベントが多く、その都度全力を挙げてきました。ようやく終わったところですが、次はミオス最大のイベント「生徒作品展覧会」が迫ってきますので、またその準備等に猛進となることでしょう。

さて、本日は親子クラスのワークショップ3日目の様子をご紹介します。ペットボトルを芯材にして紙粘土で制作。高い塔のある魔法のお城ということで、住んでみたい・行ってみたいお城を作りました。

この作品で使用した紙粘土は、昔ながらの製法の紙を原料にした重たい紙粘土です。一人1㎏の紙粘土を使って、一緒に参加したお母さんと一緒にアイデアを出したり、相談しながら作っていきます。お城のベースとなっている白い壁に、どんな窓をつけようかな?階段もつけちゃおうかな?と楽しい親子の会話からグッドなアイデアが次々出てきました。カラー粘土や貝殻・卵の殻(着色)・石などを用いて、お城の壁一面ぎっしりと装飾しました。お城をどの角度から見てもとっても素敵です!この作品は、ぜひ!展覧会に出品していただきたいです!(Eri Ito)

次回の親子クラスは、9月6日(火)10:30~11:30です。

空きがございますので、ご参加をお待ちしています。

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