モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

デッサン道場

2023-08-06 17:53:58 | 学生ワークショップ

月曜日ブログ担当のオバラです。学生ワークショップの宣伝の為、1日早い日曜日ですがアップしました。
小学5・6年生から中学生・高校生対象のワークショップが3日間終了しました。
明日8月7日(月)9時~12時・10日(木)9時~12時・10日(木)13時~16時のコースに、まだ空きがございます。どうぞご検討くださいませ。

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夏休み油絵講座終了しました

2023-08-05 20:11:31 | 小学生ワークショップ

生徒以外の小学生にご参加頂ける『油絵ワークショップ』は無事終了致しました。上記の作品が仕上がりました。(帰りにバタバタしていて撮影できなかった子が数人おり残念!)
私の厳しい指導に慣れていないので、驚いて固まってしまう子もいましたが、大丈夫でしたでしょうか?絵の技術より、メンタルが鍛えられてしまったかもしれません。逞しくなってください。
しかしこんなに素晴らしい油絵ができたので、許してくださいね。

小学5・6年生が参加できる『デッサン強化ワークショップ』は10日まで続きます。まだお申込可能ですので、どうぞご検討ください。こちら

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冷たいジュースをいただきます!

2023-08-04 20:20:54 | 幼児ワークショップ

大竹です。幼児クラスの夏休みワークショップのご報告をさせて頂きます。第一弾はフルーツジュース作りです。折り紙を丸く切り、切りカスを果肉に見立てて貼り付けオレンジ・レモン・ライムの柑橘類を作っていきました。色々な色で果肉を作っていったので、カラフルで賑やかな仕上がりとなりました。出来上がったフルーツはコップの形に切った画用紙に貼り付けていきます。その後は夏らしく冷たい飲み物にする為、四角いスポンジに白い絵の具をつけて氷をスタンプにしていきました。折り紙で紙ストローを作って貼り付けたら完成です!冷たくて甘酸っぱいジュースの完成です♪
今回のワークショップでは綺麗な丸の切り方や、効率の良い糊付けや作業のやり方などを交えながら制作していきました。

また、工作後のお絵かきではジュースを飲んでいるところを描きました。顔を少し斜めに傾け、腕はコップを口元に運ぶ為くの字に曲げて描いていきます。ちゃんとコップのフチが口に付いてるのが上手ですね!コップの中のジュースも傾けて描くことでいい飲みっぷりが表現できたかと思います。暑い夏は冷たいものが美味しいですね♪

8月中は毎週ワークショップを開催しています。詳しくはコチラからどうぞ!
次回のワークショップは昆虫の紙工作&クレヨン画制作です♪まだまだお申し込みを受け付けておりますので、夏休みの思い出作りにぜひご参加下さい!

 

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絵本の中に入り込む

2023-08-03 23:17:14 | 大人 油絵・アクリル


海江田 油彩

今年の夏が暑すぎて、部屋にいてもぐったりしてます、マユカです!本日は海江田さんの油彩画をご紹介していきます。

今回はご自身で考えられた絵本のようにメルヘンな世界を、ほんわかとしたタッチで描かれました。あたたかな月明かりが照らす世界で、うさぎが焚火に当たりながら読書をしているこちらの絵画。穏やかな時間が流れているような、見ているとこちらの心さえ癒されてしまうような…そんな優しい雰囲気を纏っています。やわらかなタッチが、暖かな夢を見ているかのようでとても幻想的な雰囲気を感じますね。いつもシャープな画風(前回の作品はこちら)で制作されているので、荒くザッと塗ったり、かすらせて下の色を見せたり、乾かぬ内ににじませたり、かさかさとはみ出させたり…と全く違う技法を、戸惑い気味にチャレンジされていました。

手前から奥へと道が続いており、導かれるように視線が移動するような構図によって、海江田さんの描く世界へと引き込まれていきます。手前にはこちらをじっと見つめるフクロウ。まるで門番のようです。黒を基調とし、寒色系の色合いで周囲を描いているため、より奥にある焚火の暖色へと目が吸い込まれていくのも、色の特性をうまく活かした絵作りになっていますね。色彩にもまとまりがあり、オリジナルの作品であるにも関わらずここまで纏まりのある色彩選びをされているあたり、素晴らしいセンスだと思います。『絵本や文庫本の表紙』と言われても納得してしまいます。

脳内にあるイメージを書き起こす作業というものは見本が無いため、構図から色、表現の仕方から何まで、かなり試行錯誤を重ねたかと思います。この焚火の傍で朝を待ってみたい、もっとシリーズで見てみたいと思ってしまうほどに、魅力あふれる一枚です。

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思い出の一枚

2023-08-02 23:32:28 | 大人 油絵・アクリル


香月 油彩

 

連日の暑さにとうとう日傘を買いました、ナツメです。本日は大人クラスの香月さんの作品をご紹介します!

今回は初めての油絵に挑戦されました。娘さんとお孫さんたちと一緒にお出かけした楽しい思い出を油絵にしたためるなんて、ステキですね!F6号のサイズ(410×318mm)ですので、人物の顔が小さ過ぎて大変難攻されていましたが、雰囲気は良く伝わってきます。それほど人物が小さくなったのは大仏を画面内に収めるため。何度か鎌倉に行ったことがあるのですがいつ見ても迫力がありますよね。画面のほとんどを占めている大仏に負けないように、香月さんファミリーの服や影に一番暗いプルシャンブルーを置いています。また、黄色から黄緑をメインにして周囲の背景の色をつけている中で、服に鮮やかな青やピンクを使うことで色の強弱がつき小さいながらも大仏に負けない存在感を放っています。

現在アトリエで油絵を描いている小学生に少しずつ色を変えて塗るように伝えているのですが、まさにそのお手本になるような色遣いですね!台座一つをとっても、明暗の変化に応じて明度を落としているだけではなく、石の一つ一つにも違いを持たせています。おそらく石造りですので実際はもう少し灰色に近くなるところを暖色を中心に色数を増やして絵の具を乗せているため、この日の楽しかった気持ちが伝わってくるようです。今後の作品も楽しみにしています!

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勢いを描く

2023-08-01 22:57:06 | 学生


圭介 中1 油彩

こんにちは!ライブに行って絶賛・夏休みの始まりを感じているサヤカです。今回は中学一年生の圭介の作品を紹介します。

画面中央に大きく描かれているのは、カジキです。カジキといえば、鋭く伸びた剣のような口元ですよね!吻(ふん)という名称で、エサを捕食するときや敵を攻撃するときに活用されるようです。カジキの名前も、この特徴的な吻に由来していて、舵を取るために使われていた”舵木”を貫くほど鋭い吻を持っていたため昔は「舵木通し」と呼ばれていたようです。
さらに、持っている武器は吻だけでなく、カジキが泳ぐスピードは水中最速だそうです!中でもバショウカジキという種類のカジキは、25メートルプールを一秒もかからず泳ぎきる時速110キロメートルという記録を持っています。

天敵はクジラやシャチくらいしかいないほど、海の中でかなり強い生物ですが、圭介の作品からも、そんなカジキの迫力のある力強さが伝わってきますね!鋭い吻も印象的に描かれています。海の中の強者の風格があり、雄大さが表現されています。

丁寧に形を取られたカジキは、体の凹凸に沿った絵具の置き方が見事。逆光気味に背中に黒、左に太陽光の黄色、右側面に反射光の水色を大胆な筆さばきで長めの線で塗っている為、ぬらっとしたウロコ・重量感が強く感じられます。対照的に、荒いタッチで描かれたランダムな水飛沫や背景は、短めの線を使いスピード感を出しました。より躍動感が増幅され、カジキが水面から飛び上がる激しい音まで想像できます。

また、曇天のような空の配色にしていることで、カジキのボディに光が反射した黄色が目を引きますね。水飛沫にも黄色を入れることで、絵の印象が暗くなりすぎず、光を集める水面がよく表現できています。

中学生になりさらに画力が上がった圭介ですが、昨年の油絵で描いた鷹も羽を鮮やかに着彩し、空中から獲物に襲い掛かる寸前の様子が迫力満点に描かれていました。今回のカジキもアクションペイントのようなタッチで描かれていますが、彼が持つ一番の魅力『勢い』が素晴らしいですね!次の作品も楽しみです。

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