夜中になんだか寝苦しくて、ぼ~とケーブルテレビを見ていたらたまたまやっていた映画(^^;;
2012年の公開作品のようですが、あまり話題にならなかった(というよりほとんど知られていない?)作品のようですね(>_<)
理由も分からず密室や閉鎖空間に閉じ込められた主人公たちが精神的・肉体的に追い込まれていく~、といった感じのいわゆるシチュエーションホラーというジャンルに分類される作品です。
最近の作品の中では、リミットという作品がこのジャンルでは評価が高く有名だと思います。
映画を観た人のレビューでは賛否(否多め?)両論な感じですが、自分はけっこう楽しめました。
全く期待を持たずに見始めたのが良かったのかもしれません(^^;;
映画の詳細はレビューサイトなどに任せるとして、自分が良いなと思った点は、
1、細かい突っ込みどころは多いものの先が読めない展開に引き込まれる。
新婚のカップルが実はお互いに秘密を抱えていて、そのことが原因で疑心暗鬼に陥り夫婦の信頼が揺らぐ中、強制的に幾つもの選択を迫られていく。
極限状態に追い込まれた二人はそれでもお互いを信頼することが出来るのか?と、いうストーリーで飽きずに物語のラストまで観ることが出来ました。
2、サスペンス、スリラーものでありながらすっきりしたラストのエンターテイメント作品になっている。
この手の物語にありがちなハッピーエンドと見せかけてラストでもうひと落ちあって、実は不穏な空気はまだ残っている的モヤモヤの残る演出をせずに、すっきりした終わり方をしているのが個人的には好感が持てました。
3、散りばめられた映像的な謎や伏線がラストで非常に分かりやすく解消されていて良い。
随所に散りばめられた謎や伏線がラストで一気に解消される様は、サスペンス・スリラー物の醍醐味の一つだと思うのですが、この作品ではそれが非常に分かりやすくされていて気持ち良く感じました。
悪く言うと、そういったこの作品における深読み・裏読みをする余地のない分かりやすさが、サスペンス・映画上級者からすると浅い、物足りないという感想になりかねないかもしれませんね(^^;;
名作やお気に入り作品に入り込む映画ではないとは思いますが、他の作品のついでや観るものないな~、という時に気楽に観るくらいのつもりでいるとけっこう楽しめる作品だと思います(^_^)