春立つ日流氷埋める北の海
(海は真っ白になっていますがそれでも流氷が来たら春が間もなくということで嬉しいものです。)
2022年の立春は、2月4日。
2021年は1985(昭和60)年以来、2月4日が続いていたのですが、37年ぶりに日付が変動しました。
現代の日本では、国立天文台の観測によって、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春としています。
2021年の立春の瞬間は、2月3日23時59分。あと1分で2月4日でした。
2022年~2026年の立春は以下の通りです。※国立天文台ホームページより
・2022年 2月4日
・2023年 2月4日
・2024年 2月4日
・2025年 2月3日
・2026年 2月4日
2月3日になるのは、1897(明治30)年以来124年ぶりでした。あと100年ぐらいは、3日か4日のどちらかになるそうですよ。
ちなみに1984(昭和59)年は2月5日でした。
立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)において、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。
二十四節気は紀元前の中国で生まれた、太陽の動きに基づいたこよみです。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。
4×6=24なので、二十四節気…ということですね。
四季の最初が、立春、立夏、立秋、立冬。この4つは「四立(しりゅう)」と呼ばれています。
古代中国では冬至日を1年の区切りにしていましたが、だんだんと「春から1年が始まる」という考えになりました。
国民に季節の運行を知らせることは、王の大事な役目であり、冬よりも春の方が重要な季節だったのです。
四立の前日が「節分」。節分って、本来は1年に4回あるんですね。
その中で、1年の終わりであり、大みそかともいえる立春の前日が、今も豆まきなど節分の行事を行う大事な日として残っています。
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北海道オホーツク地方は昨日流氷が我が街にも接岸しました。
まだまだ寒さが続きますが暦の上でも立春と聞くと嬉しくなりますね。
因みに私の孫ちゃんに立春生まれがいます、春にちなんだ名前がついています。