祖父の忌やひととき水の温みゆく
(不思議に祖父の忌日やその前後は雪解けになることが多いんです。)
いつも炉端でキセルをぷかぷかふかしていました。
祖父の重次郎は私が21歳を迎えた一週間後に84歳で亡くなりました。
祖父はよく私たちの家に遊びに来ては昔の話をしてくれました。
祖父が生まれたのは宮城県の白石です。
菩提寺は延命寺というお寺で、そこには安珍・清姫の悲恋のお話とお堂が残っています。
東日本大震災の前後2回ほど訪ねたことがありましたが、お堂がありました。
ころり地蔵尊という名前だったとは知らなかったです。
菩提寺にこんな話が残っていたとは、安珍清姫は何となく知っていましたがそんな歴史があったんですね。
話は変わりますが、私は幼いころから同じ夢を見ることがあり、きっと前世の夢なのだろうと思っていましたが、白石市に行ってからはその夢を見なくなりました。
やっぱりな~きっとご先祖様の誰かが来て欲しかったのかも知れません。
また行ってみたいとは思いますが、なかなか行く機会が無くております。
ご先祖様ごめんなさい。m(__)m
おじいちゃんの命日を忘れたことが無いのも我が家のご先祖様の思いが強いのだろうと思います。
父方と母方のおじいちゃんは兄弟でしたが、私は父方のおじいちゃんの方が子供の頃から接点がたくさんあったのでよく思い出します。
ご先祖様の話・片倉小十郎・伊達政宗の話、そしてよく馬の絵を描いてくれました。
躍動感のある絵で今にも走り出しそうな絵でした。
おじいちゃんが亡くなってから50年以上たちましたが、その後の私の人生は偶然ではなく必然によるお導きがあるようです。
おじいちゃんに感謝。