楚々とした小川の瀬音猫柳
(すべてがつつましやかで優しさに溢れています。)
雨水とは「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味です。
二十四節気の2番目で、春を6つに分けたうちの2番目の節気。毎年2月19日〜3月4日頃にあたります。
雨水の頃にはその冬最後の雪やみぞれが降り、以降は厳しい寒さが和らいで本格的な雪解けの季節が到来します。
山に積もった雪が解けて田畑を潤したり、川や湖に張っていた氷も解けたりして、春の訪れを感じられるように。
雨水になると水が動き土が潤い始めるため、農業の準備を始める目安にもなっています。
ただし北国では雨水以降もしばらく冬が続きます。
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そうなんです、オホーツク地方の雪情報をお知らせしておきます。
2月はまだ厳冬期で海には流氷、陸地には雪が結構な量積もっています。
3月は流氷が去り海明けになりますが、日にちは毎年バラツキがあり昨年の2021年は3月5日でした。
遅い年は3月末頃に海明けになります。
吹雪も3月には何度かやってきます。
4月小学校の入学式の頃は雪も解け始め、早い年では道路に雪が無くなっていることもあります。
5月の連休の頃はまだ雪が降ることがあるので車のタイヤはまだ冬用のままで、夏用に変えるのは連休後になります。
オホーツクは桜の咲くのが梅より早く、だいたい5月の中旬です。
桜の前5月連休頃は蝦夷紫つつじの紫の花が咲きますし、桜が咲き始めると時を同じくして、庭の花々も一気に咲き始めます。
と、この頃は冬と春が同居している感じですかね。。
暦の上での24節気を春の目安に楽しみに暮らしている北国の人々も冬は真っ白な世界でともすると色のない世界で淋しく感じることもありますが、おとぎ話の世界のようでそれもまた美しいものです。
そしてちょっとした色にも敏感になり、猫柳の灰色の芽にも春を感じたりします。
海明けの頃のオホーツクの海はオホーツクブルーで流氷の浮氷との対比がそれはそれは美しいものです。