愛あればなんとかなるさ冬ごしも
一番は金か愛かと問われれば愛より先は勝るものなし
日本をはじめとする多くの国で採用されている経済体制の資本主義。
資本主義とは、生産手段を所有する資本家が、生産手段を持たない労働者を使い利潤を作り出す社会システムのこと。
資本家と労働者の間で経済格差の問題が生じた。
その解決策として出てきたのが、社会主義※①やケインズ理論※②。
しかし、すべてが解決する方法はなかった。
グローバル化が進む中、世界規模で資本主義の問題点を改善する方法を考える必要がある。
※① 社会主義とは社会保障や福祉により平等な社会を目指す国家体制のこと。
マルクスとエンゲルスによると社会主義は資本主義が発展し、共産主義に至るまでの過程。
ソ連型の社会主義を共産主義と呼ぶこともある。
民主主義のシステムを利用して社会主義を実現する社会民主主義という考え方もある。
ソ連崩壊後、社会主義を標榜している国は減ってきている。
※② ケインズの唱えた積極的な政府の介入による景気のコントロールは、日本経済においても多大な影響を与えています。
アベノミクスにおいても金融緩和と公共投資が進められているように現代の財政政策にも強い影響を与えている理論です。
こうしたケインズ理論の問題点に対して唱えられたのが新自由主義です。
それに基づき、1980年代に各国で市場原理を拡大させるための国営企業の民営化や規制緩和が行われました。
競争を活発化させようとしたのです。
その政策を行った代表的な政治家がイギリスのサッチャー首相、アメリカのレーガン大統領、日本の中曽根首相です。
このように「資本主義は自由市場・自由競争と政府の介入という正反対の事象をどのようなバランスで配分していくのか」ということで揺れ動いてきました。
一方を強くすると問題点が出てくるので、逆に他方を強める、ということを繰り返してきたのです。
しかし、その後のIT革命やグローバル化によって世界はこれまでとは違った状況になってきています。
一国内での政策だけでは解決しない問題も出てくるでしょう。
ピケティは2013年、その著書「21世紀の資本」で格差是正には世界的な政治的再分配が必要であると主張しています。
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現在の国家体制はあまりにも複雑になりすぎているように感じます。
全てシンプルにいけないものでしょうか。
コンピューターだって0と1の数字でしか計算していないのだし~。
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母の帰って来た日は私のベットを提供していましたが、私も布団を敷いて寝るのはやっぱりちょっと大変なので、孫が使っていた折り畳み式のベットを運んで来ようと思います。