「できますものは、つゆはしらたらこぶあんこうのようなもの、ぶりにおいもにすだこでございます。ふぇえ~い~~~~。」
「じゃあすまねえけど、ようなもんっての一人めえもってこい」
映画『の・ようなもの』 予告篇
映画『の・ようなもの』は森田芳光の長編映画監督デビュー作品ですね。落語「居酒屋」がその底に流れています。ずっと以前、正月の深夜番組で見て以来お気に入りの映画です。話は何ということもなく続いていくのですがそこがまたいい。後半の一人深夜から朝にかけて歩き続けるシーンがまたいいです。オープニングとエンディングの音楽もいいですよ。(続編として森田監督にささげられた「の・ようなもの のようなもの」は駄作中の駄作。)
森田監督の異常さは最初の方のみんなが銭湯に入る場面にもあります。
女の人が脱衣を始める場面が映し出されるのですが、そこがなんと男湯。周囲の男たちの目にはその姿は見えていないように描かれています。私も最初は気づきませんでした。こういった状況をさらりと流し込む監督のセンスはやはりちょっと変わっています。
この映画、DVDでしか見ることができなかったのですが、現在は配信でHD画質で見ることができます。DVDでしか見ることができなかった作品も数多くHD画質で配信されるようになりましたので見つけると購入しています。どうせ墓場には持っていけないし、傷がつくこともないので最近は映画も配信を利用しています。古い映画で言えば「十九歳の地図」も動画配信サイトでHD画質で見ることができます。
動画配信といえばDisney+のパソコン版の字幕はひどいです。文字は白で大きすぎて映画の邪魔になります。ポータブルデバイスでは変更できるようですがPCではできません。STAR WARS なんかはオープニングロールの文字が言語英語、字幕日本語の設定では日本語でロールが流れてきます。いやそこは英語のオープニングロールで日本語字幕だろうが、などと思ってしまいます。現在お試しで視聴中ですが月額700円払って継続すべきか?