先日の鶴間池、1976年の山と高原地図を見ていたら道が載っていました。
青く囲んだところが先日歩いたところですが、今もある程度の人は歩くのでしょう。かすかに踏み跡はあります。その先破線の部分は現在全くの藪です。この地図では清吉新道へ続く道として描かれています。これが前に書いたカンスケ道(筍道)です。此処で注目すべきは、鶴間池から流れ出る池沢(鶴間池へ行くときに橋を渡る沢)だけでなく、その鶴間池へ流入する池沢が記載されていることです。
手元に「山と高原地図 鳥海山」1999年版まで何冊かありますが、1999年版でもカンスケ道は消されましたが池沢の上流は記載されています。
この池沢の湧出する所を前回は訪ねる予定だったのです。
2012年の「山と高原地図」では池沢の上流は記載ありません。清吉新道はこの時点で廃道にもかかわらずまるで一般ルートの様に書いてあります。現在の「山と高原地図」は購入するつもりありませんのでどうなっているかはわかりません。
令和3年版の電子地形図25000では鶴間池より流出する池沢のみ記入してあります。ここで気を付けてみていただきたいのは鶴間池の西方にある小さな池です。これを登山ガイドのAさんは(仮称)「千万ノ池」と名付けています。沢沿いにこの池まで行くのは藪が深く困難だそうです。実はこの上に、鶴間池の水源となる湧水からなる二本の滝があるのだそうです。そう、前回ここまで行く予定だったのが途中で帰ってきたのです。藪の深い夏はちょっと難しいようです。
ガイドなしにはいくのはやめた方がいいです。100%道に迷います。