年の初めから今日もどうでもいい話題で。するってえと何かい、御隠居。ちょいとお待ちよ八っあん。というわけでして、皆さんご存じのカップラーメン。あさま山荘事件といえばカップヌードル。街の自販機にもカップヌードル専用のものがありまして、お金を入れてボタンを押すと大橋巨泉の声が、「ご存じカップヌードル」、深夜の阿佐ヶ谷に大きな声が響く。思わず周りに誰もいないかときょろきょろ。はい、100円でした。袋麺が30円の時代です。
日清焼きそばUFO、発売開始は1976年だったんですね。意外と早い。実はこの日清焼きそばUFO、発売当初は加薬(かやく)に乾燥パイナップルが入っていたのを皆さんご存じ?調理方法で酢豚にパインを入れるのはよくありますし、焼きそば調理にもありますがこの日清焼きそばUFOにもパイナップルが入っていました。思い違いかと思って日清の広報に問い合わせてみたのですが、確かに入っていたとの回答でした。材料を安定して入手できなくなったために入れるのをやめたとのことで。記憶にある方いらっしゃいますか。あの甘酸っぱさが良かったですね。
ついでに昔あったインスタント袋めん「トノサマラーメン」、なぜか東北のこの街にも行商のおばさんが担いで売りに来るのでありました。縦長の袋に小さいラーメンが六個入った「ちびろくラーメン」というのもありました。
狭い下宿の夜、突然訪ねてきた同級生。彼女のアパートに行ったら鍵がかかっている。気配はするけれどノックしても返事なし。何かを踏み台にして部屋をのぞいてみたら知らない男と真っ最中(ゲーム?会話?の)、そのショックで訪ねてきたのでありますが、「腹減った」と。しょうがない、買い置きしていた秘蔵のインスタントラーメンを、自分で作れよ、と。当時新発売のラーメンは五食パックで発売特価なんと100円也。これだけあれば食いつなげると思っていたのになんとその男、一つ食べ終わると「たりないからもう一つ食べていい?」、また食べ終わると「もう一ついい?」、ついに五食全部食べられてしまったのでした。いまだに彼の名前も覚えていますし、聴いた話では彼のお父さんは戦艦大和の設計に携わった人との話。怒ると日本刀を振り回すのだそうです。時代を感じますね。カップ焼きそばの話が四散してしまいました。