冷感リング

　ある人曰く、歳をとると眠る力も弱くなると。確かに8時間熟睡できたなんてことも最近はないようです。スマートウオッチをつけたたまま眠ってみたこともあるのですが結果に一々煩わされるのが嫌でウオッチは家族にあげてしまいました。血圧は毎朝十年以上計り続けているので精度の落ちるスマートウオッチで計った結果を気にする必要もないかと。眠るといえば楽しい夢も見た記憶がないですね。なんでこんなことが、なんて変な夢ばかり。美女が登場することはさらに無し。

　老いた体に今年の暑さは格別に応えます。このあたりでは1978年8月3日に蝉も木から落ちる40.1度を観測したことがあるそうですが（その時は県外に居住中）今日も38℃。実際の体感温度はそれ以上なのは間違いなし。

　この二日ほどアルバイトに行って4時間ほど経過すると体調がおかしくなる、もしやかつて真夏に発症した脳梗塞の再来かと思ったのですが、ろれつが回らなくなるわけでも無し、血圧、脈は正常。ああ、熱中症のなりかけか。水分は頻繁に取っているのですが、何せ省エネをお題目に仕事先が光熱費をケチってエアコンも稼働が全体の半分以下、温度だってまともに下げない。

　水分と塩分だけではこの暑さに太刀打ちできないかと探してきたのがこれ。首に巻くやつ。28℃以下で自然凍結するというものです。近隣の店舗では売っていないのでAmazonでポチッ。

　さあ、どんなものでしょうか、明日から試してみます。検証する、なんて阿呆なYouTuberしかいいません、試すでいいんです。話す言葉はわかり易く。

 

インパクトドライバーの話のつもりが

　帰ってきたらエアコンがつけっぱなし。あまりの暑さに消して出かけるのを忘れてしまいました。今月の電気代はいくら請求が来るやら。岸田政権は暮しも防衛も何も手を打たない。風力発電だってそれ見たことか、欲と利権の塊なのが見事に露見しました。

　さて、今からわずか三十年にもならない昔、ねじを締めるといえば手回しドライバー。コンクリート壁にサドルバンドをとめるといえば最初に電動ドリルで穴をあけ、カールプラグを押し込んでそれに木ネジを手回しドライバーでグリグリグリ。

　今は何でも充電式。ドライバーだけだったのが丸鋸の果てまで、工具で充電式の無いものはないようです。しかも今や36Vの製品まで。中華製のビスなんか頭が吹っ飛んでしまいそう。

　ある日知り合いのおじさんが若い社員に器具の取りつけをやらせようとしたところ、「インパクトドライバーが無いのでできません。」

　そのおじさんもとっくになくなったし、その若い人に今日ばったり会ったらもう定年間近だそうで。その当時の専務だった人が奥さんをなくした後ちょくちょく一人でスーパーに買い物に来ていたのによく会ったのですが、最近顔を見ないのでその近所に住むその若い人に訊いたら今は施設に入っていると。もう完全に自分の名前も人の顔もわからなくなってしまったのだそうです。

　つい一二年ぐらいまでは元気だったのに、あれだけバリバリ仕事はする、陽気に酒は飲む人だったのに。うちもそうでしたけど認知症はあれよあれよという間に、というよりいつの間にか、はたまた突然としか言い表しようのない状態であらわれてきました。明日は我が身か。頭はバリバリ働かせましょうね。

 

ある年のメモ

　家人が最近滝の小屋から登ってないので行こうといってきたのですが、この暑さ。あの山路は石の形、並びから木の根の張り具合までビブラムの底を通して体に刻まれていますがいくら100ｍ登るごとに0.6℃温度が下がる、といってもこの日差しは年寄りにはきついし腰もまだ完治していない、涼しくなるまで待ってくれということで。

　このくらいの日差しなら大丈夫です。

　元気な頃は山頂へ向かい、そこから河原宿へ下り幸次郎沢を下って千畳へ、暑い日でも平気でしたけどもう無理するのは止めましょう。

 

　他の資料を捜していたら昭和63年のメモが。

8/13 鉾立山荘泊
佐藤與一氏と飲む。
8/14　7：20　鉾立発
御浜より山頂へ
キャベツ2ヶ
御札一式届ける
山頂2：20発
御浜5：15発
鉾立　6：10着
與一氏の勧めにより鉾立泊
新潟・千葉の団体と飲む
８/15朝　影鳥海を見て後
6：15鉾立発
7：10酒田着
　

　昭和63年8月13日は土曜日、お盆もほったらかして登っていたんですね。しかも出勤日の朝帰り。家族もほったらかしてよくも毎週登っていたものです。今ならガソリン代の高騰で休日のたびに登っていたら食費をまかなうことが出来なくなってしまうでしょう。ただでは遊べないですからね。

　※知り合いが支店長の工場に勤めていた人は「カードっていいなあ、金はらわなくてもいい。」、いやいや後からちゃんと請求来るんですから。結局その人は離婚、破産のフルコースを辿ってしまいました。

カレーうどん

　今日も疲れた、晩飯は簡単に作れるものを。とはいっても火を使わないわけにはいきませんね。

　ここ数年、調理を担当して、一家の主婦ってのは超過去仕事なんだなあと。帰りに献立を考えながら買い物をして、家に帰れば休む間もなく汗だくになりながら調理。

　今は動画サイトで料理なんか色々調べることが出来るから助かりますよね。でも脳内にあるのは昔食べた味と食感ん。それをいかに再現するか。

　なんてことはどうでもいいからとにかく何か作らなければ、ということで目についたのがこれ。

　カレーうどんなら簡単、食欲増進にもいいかと。玉ねぎに豚バラ肉、それに冷凍の焼きナスを入れて。

　魯珈のカレーは今や有名ですがさてこれは、

　思ったほどのスパイス感はなし。和風だしのカレーうどんのほうがいいなあ。初めて都会で食べたカレーうどんは汁ではなくて餡かけで、あれはまずかったなあ。

 

 

My Coolish Heart

　昨日買い出しに出かけたらウチの和尚さんにばったり。籠の中はかき氷が山のよう。今本堂に大工さんが入っているので差し入れだそうで。

　その時きいた話では、高校の同級生の女性が酒田の人ですが、遊佐で一人暮らししていて亡くなってしまったと。見送る人もなく、同級の誰かが葬式を出したということ。だんだん櫛の歯が欠けるように知人、一緒に働いた人、一緒に山に行った人などが遠くへ行ってしまいました。さてこの自分もいつまでいるのやら。身内で八十まで生きた人はいないしね。平均寿命が延びたといっても本人の寿命が延びたわけではなく、全体の結果なのですから。

　生きているうちは楽しみましょう。あんまり暑いので冷たいものは毎日欠かせません。My Foolish Heart 愚かなりしわが心、にあやかって。

　My Coolish Heart で冷やしましょう。