この作品は2012年に制作された作品で、ある事情で公開できなくなりました。
以下の文章は2012年11月15日にこの作業日記のブログで載せた文章ですが、当時のS市の協力者から削除してくれと言われやむなく削除しました。
今、読み返してみると確かにこの思いを持って、この8年間過ごしてたと思います。
「非公開作品」の公開に至って、あえて載せたいと思います。お時間のある方はお読みください。
日時: 2012年11月15日 05:15:28
「上映中止のお知らせ」
今月の3日(土)と4日(日)に東京芸術センターで開催された『第4回映像グランプリ』にて、自主制作映画『あたまがおかしくなっちゃった』が審査に通り、上映が決定されておりました。
しかし、上映1週間前に制作協力者の反対があり、上映中止となりました。
上映が決定されプログラムに入れていただいたにも関わらず、直前にこの様な形になり、主催者側にはご迷惑をおかけしました。
上映される予定でした、この作品は完成後、制作関係者とトラブルが生じました。
上映に至るまで、当人とこれまでのお互いの誤解を解こうと思いましたが、想像以上に関係修復は難しく、上映中止に至りました。
今までの自分の作品と違い、今作では、様々な方が協力していただきました。
皆様の協力あっての作品であり、協力者の貴重な時間、労力、そして才能あってできた作品です。
映画は一人では完成しません。
どの様な理由があれ、その映画の協力者とトラブルがある事。
すでにその時点で作品は失敗であると思います。
ある方は『賞を取る作品は賞を取る準備がされている』と仰ってました。
この作品は準備がされてなかったと言う事になります。
この映画は、映像展に合わせて、急いで作った作品ですので、まだまだ編集の余地も多いです。
特に最終日に撮影された会社のシーンなど、もっともっとテンポがよくなるはずですし、回想シーンも色々手を加える事も出来たし、また、話全体で無駄な部分などもカットし、作品の完成度はまだまだ伸びる作品でした。
しかし、制作協力者の反対、そして、自分自身の気持ちもあって、今回の東京芸術センターの上映版で編集は終えたいと思います。
また、今後、この作品は上映する事はなく、非公開と言う形になると思います。
今作で協力していただいたフィルムコミッション、渡邊工業株式会社様、原作者の遠藤のりあき様、主題歌を作られた杉山由美様、また、この作品を陰ながら応援してくださった方々、申し訳けございません。
この作品を語るのはこれで終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
以上が2012年に掲載しようとした文章になります。
そういう経緯はありますが、今回はその非公開だった作品を限定公開しようと思います。
35分と少し長いですが、ぜひご覧ください。「あたまがおかしくなっちゃった」です。どうぞ。
色々ありましたが、いよいよ公開です。