シンAyumilky作業日記

趣味と言われながら本気で作成する男の日々の作業日記です。

使った機材のお話。マイク編、その2。ー新作自主制作映画、制作秘話⑱

2022-12-10 20:01:09 | 自主制作映画

今回は前回のその1からの続き、新作自主制作映画「プレゼント」で使われた機材、マイクの話です。

録音するマイクをショットガンマイクに使うことを決めた私がまず買ったのは、マイクスタンドでした。

カメラの上部にはコードを挿して直接マイクを取り付けられるアダプターがありますが、(撮影後半に)実際、ショットガンマイクを取り付けた所、大きすぎて画面のフレームの中に写り込んでしまってました。

ですので、ショットガンマイクの使い方としては、まず、マイクスタンドに付けて、5mのコード(3mも持ってましたが5mの方が重宝しました)でカメラに繋いで、画面に入らないぐらいのなるべく被写体の近い位置で上から録音すると言った感じになります。

マイクの性質にもよりますが、私が撮影している時は遠くからの雑音がよく気になってました。

しかし、後で編集で聞くとその雑音が入ってなかったり、逆にこんな音、鳴ってたっけ?と言う音が入っていたりしました。

ちなみにショットガンマイクは前々作「あたまがおかしくなっちゃった」で使ったR社のマイクを撮影練習の段階では使ってましたが、心なしか音が録れてない印象があったので、思い切ってプロ定番のS社のマイクを購入しようと思いました。

しかし、あるネットの動画でもっと安くて性能が似通ったマイクが紹介されていたので、それにしてみました。

使用してみてですが、使い古されたR社のマイクよりは新品だけあって、よく録れてたと思います。

それで、がさつな私が行ったはちゃめちゃワンマンオペレーションの話ですがそれはまた、撮影の話の時で。w

                                       つづく

これが録音機材です。次はヘッドホンとピンマイクの話をします。

                     

 


使った機材のお話。マイク編、その1。ー新作自主制作映画、制作秘話⑰

2022-12-09 20:21:48 | 舞台映像

今回は新作自主制作映画「プレゼント」で使用した録音機材マイクの話。

もともと1人で撮影していた前作「この世は嘘で成り立ってます。」では、カメラの上部に小さな純正品であるアクセサリーのマイクを付けて使用してました。

なぜかと言えば、もっと昔の作品「チャトはどこだ?」でもアクセサリーの純正品のマイクを使っていて、ある程度、音声が録れてOKとしていたため、前作「この世は嘘で成り立ってます。」も同じ様にアクセサリーのマイクを使用することにしました。

しかし、のちにあるSNSで知り合った録音技師のNさんから音の重要さを学び、これまでまったく無頓着な私に気づかされました。

Nさんは前作「この世は嘘で成り立ってます。」を観て、アクセサリーのマイクにある独特の違和感を指摘されました。

そして、Nさんが感心されたのは、前々作である「あたまがおかしくなっちゃった」の音声でした。

この作品は録音は私ではなく当時の撮影の方に任せてました。

今、思えば、映像の画角を指定していただけで撮影機材などは全て任せていたのが、私が音声に関して10年遅れた原因でした。

当時、その方が使っていたのは、民生機のHDカメラにショットガンマイクを繋いだもの。

それに気づき、今作「プレゼント」でも、私自身で4Kカメラにショットガンマイクを繋いだいわゆるワンマンオペレーションを行うことにしました。

                                       つづく

 

私にとっては異質な作品です。完璧ではありませんが音声はよく録れてます。

 

 

 

 

 

 

 


使った機材のお話。カメラ編。ー新作自主制作映画、制作秘話⑯

2022-12-08 18:21:47 | 自主制作映画

今回は使用した機材、カメラのお話をしたいと思います。

とは言っても、そんなに詳しいわけでもありませんし、機材名など出してもピンとこない方もいるかと思いますので、今回はいつもの様にざっとこんな感じと言うお話です。

今作、新作自主制作映画「プレゼント」で撮影したメインカメラはS社の業務用ビデオカメラです。

家の近くの家電屋さんからメーカーに取り寄せていただきました。

たしか、数年前のモデルの製品なので在庫がないため、3ヵ月ほど待つ事になりました。

ちなみに家電屋さんでは、そんな注文をされる方は珍しい様で店員さんも少し戸惑ってました。

そもそもなんで?ビデオカメラにしたのか?今時なら一眼レフのカメラを選択されている方が多いのではないでしょうか?

私は一眼レフカメラを選ばなかった理由は2つ。

1.必要に応じていくつもレンズを交換しなくてならないため、レンズ交換が大変そうで1つ1つのレンズの費用もかかりそう。

2.以前、プロのCM撮影に出演した際、機材が一眼レフだったのですが音が録れてなかったのを経験したため。

です。1は私個人が時代に乗り損ねたと言う理由にもなりますが2は、経験した時、これはまずいと思いました。

それでS社のビデオカメラを選びましたが、なんでS社のビデオカメラなのか?

その理由は前作「この世は嘘で成り立ってます。」がS社の家庭用のカメラで撮影したので、その流れから今回のカメラを選びました。

前作のS社の家庭用のカメラですが、家庭用の中では上級者向きで値段もちょっとしたのを家電屋さんの展示品で少し安く購入しました。

今作でもサブカメラとして使用しました。

外観はメインカメラとはほとんど見分けがつきませんでしたが、やはり画質の差は歴然でした。

そんな感じで2台のカメラを使い新作自主制作映画「プレゼント」を撮影しました。

                                 つづく

この2台です。奥がメインカメラ。手前がサブカメラです。付属品が付いているだけで外観はほとんど変わりません。

                                  

 


段ボール箱にデザインしました。ー新作自主制作映画、制作秘話⑮

2022-12-07 11:26:54 | 自主制作映画

今回は新作自主制作映画「プレゼント」のセットで作った段ボールのお話です。

今作ではある会社が出てきます。もちろん、偽名です。

そもそも何でそんな会社名を思いついたかと言うと、知り合いがある会社に勤めてまして、その会社名を聞き間違えたのが理由です。

最初、聞き間違えた時は、凄い名前の会社があるなぁと感心してしまいました。ww

その会社のロゴイメージですが、絵コンテの段階からすでに出来上がっていて、あとはA社の定番のデザインを作るソフト、イ○ストレーターで作成しました。

作業時間はそんなにかかりませんでした。

そのデザインをある段ボールデザイン会社へ入稿しました。入稿はデザイン会社の指定の展開図のデータに描き込みます。

入稿後はそのデザイン会社と電話でやりとりし、段ボールデザインの配置の簡単な変更などはデザイン会社にしていただきました。

段ボールの大きさですが 530 x 380 x 330 mmと割と大きめです。

気になるお値段ですが1枚 1,672円でした。よって、10枚買ったので16,720円になりました。

思いのほか値段が高かった事もあり、撮影では大事に使用しました。

今では私の部屋のクローゼットの中の収納用として使用しています。

                                    つづく

撮影で使用した段ボールです。この様なセットにしました。

 


自作ですが香盤表を作りました。後編。ー新作自主制作映画、制作秘話⑭

2022-12-06 19:29:59 | 自主制作映画

さて、前編に続き自作「香盤表」のお話、本題です。

自作「香盤表」は絵コンテを書き終えて、それに照らし合わせて作成します。今作では4月頃から毎月、作り直してました。

作成には表計算用のソフトを使いました。

一番左の欄は時間軸、隣は演者さんの名前で出番に○。また、その横には服装の種類(AとかBとか)。一番右には必要事項です。

私の場合、基本1カットを15分で計算しています。

しかし、場合によっては2カットという事もあります。ですので、実質1カット7分30秒です。

(余談ですが、あるプロのディレクターの方に直接お話を伺う事があり、その方は1カット1時間使うと言ってました。すごいですね)

それで、実際、今作「プレゼント」では撮影してみてどうかと言うと、そうそう香盤表通りにはいきません。

それもそのはず、1カット撮影に最低でも3、4回撮るからです。もちろん、なるべく納得がいくまで何回も繰り返し撮ります。

しかしながら、撮影時間はだいたいどこかで帳尻をあわせてます。

早く終わる場合もあるし、若干の時間オーバーもありましたが、撮影はいつも無事に終わりました。

撮影がカットのもれや間違いがなく、すべて無事に終わるのも、「香盤表」を事前に何度も何度もチェックしたおかげであります。

何より撮影前日には、「香盤表」と「絵コンテ」を見て、現場のイメージを想像するのにも役立ちました。

「香盤表」作成はある意味、自主制作映画を作るのには一番楽しい作業なのです。

                                     つづく

こんな感じで作ります。この日は時間をオーバーして、夜9時半頃まで撮影しました。