幸福メンタルクリニック さんより転載です。
朝鮮、米に食糧支援求める…核巡る協議で
2012年2月25日22時19分配信 読売新聞
【ソウル=中川孝之、山口香子、北京=宇恵一郎】
米国のグリン・デービース政府特別代表(北朝鮮担当)は25日、ソウルで韓国外交通商省の 林聖男 ( イムソンナム ) 朝鮮半島平和交渉本部長と会談し、北京で24日まで2日間行った、核問題を巡る米朝協議の結果について説明した。
デービース氏は会談後の共同記者会見で、北京での協議では北朝鮮の 金桂寛 ( キムケグァン ) 第1外務次官が食糧支援を求めてきたと語った。その上で「米国は、どのような食糧が必要とされ、提供可能か、必要とする人に食糧が届くかどうかの監視は可 能か、といったことを(実施の可否の)判断材料にしている。この基本方針を説明した」と述べ、米朝協議で支援の実施条件を話し合ったことを明らかにした。
米朝核協議 「ウラン濃縮」の宿題が残った
2012年2月25日01時17分配信 読売新聞 社説
核問題を巡る米国と北朝鮮の北京での協議が、合意なく終了した。
北朝鮮の核開発に歯止めをかけるため、米国は日本、韓国と連携して、今後も、なお粘り強く働きかけを続けていく必要がある。
今回の米朝協議はもともと、昨年末に予定されていたが、北朝鮮の金正日総書記の死去で中止されていた。後継の金正恩体制下で初めての米朝協議であり、新体制の姿勢を探る重要な機会だった。
焦点は、北朝鮮が米国の求めに応じてウラン濃縮活動の停止を受け入れるかどうかだった。結論の持ち越しは、濃縮停止の手順や食糧支援の条件で折り合えなかったことが要因と見られる。
北朝鮮にとって、今年の4月は重要な節目だ。朝鮮労働党代表者会が開かれ、3代目の正恩氏が総書記などのポストを正式に継承する見通しだ。故金 日成主席の生誕100年にあたり、経済再建へ一大飛躍を目指すときでもある。新体制の正統性確立には、国民に配給する食糧の確保が欠かせない。北朝鮮はコ メなど穀物30万トン以上の支援を求めたとされる。
米国は、食糧支援には応じる構えだ。ウラン濃縮停止に応じさせる呼び水にする考えがあろう。
ただし、支援が必要な乳幼児や妊産婦向けにビスケットや粉ミルクなど栄養食品24万トンを提供するというものだ。軍への転用を防ぐには妥当な提案と言える。
重要なのは国際原子力機関(IAEA)の監視下で、北朝鮮にウラン濃縮を停止させることだ。
北朝鮮が米国の核専門家にウラン濃縮施設を公開した時から1年以上がたった。濃縮能力は相当進んだと見なければならない。
北朝鮮は、建設中の原子力発電所に必要な核燃料製造を目的とした「平和利用」のウラン濃縮だと主張している。だが、核兵器に使う高濃縮ウランの獲得につながりうる危険な核開発だ。
すでに北朝鮮はプルトニウムを使った核実験を2回強行した。核とミサイルを「革命遺産」と位置づけ、手放す気配はない。一方で、条件次第では、核実験やミサイル発射、ウラン濃縮の停止に応じる構えも見せている。
安易な妥協は禁物だが、核開発のスピードを抑える手だてを講じなくてはならない。
北朝鮮の核とミサイルは日本の安全を脅かしている。日本政府は日米同盟を強化し、抑止力を維持しなければならない。経済制裁による圧力で、北朝鮮の新体制に核放棄を迫り続ける必要がある。
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【ソウル時事】米韓両軍は27日、合同軍事演習「キー・リゾルブ」を韓国全域で開始する。北朝鮮軍最高司令官の金正恩氏はこれを前に西南前線地区の軍部隊を視察し、「敵が祖国の海を0.001ミリでも侵犯すれば、頭上に強力な報復攻撃を浴びせよ」と指示した。
米韓演習の実施は昨年12月の金正日総書記の死去以来初めて。正恩氏自らが強硬姿勢を見せたことで、朝鮮半島の緊張が高まりそうだ。
米国側は、北朝鮮のウラン濃縮施設の即時停止を要求しましたが、、北朝鮮側は「自らが施設を停止してからIAEAを受け入れる」と主張・・・。要するに・・・「施設を停止する前に食糧の援助を受取る」ということです。よって、お話は平行線のまま終わったようです
本来、この「核協議」は、金正日氏がお亡くなりになる直前の昨年12月、米朝が水面下で行っていた交渉でして、それを再開したものですが・・・「最小限の譲歩で最大限の見返りを求める」金正日氏式の外交を引継いだことを証明したようです。
また、金正日氏が一度も公開したことのない「朝鮮人民軍第842部隊(ミサイル指導局)」を正恩氏はすでに視察されているようですが、この「朝鮮人民軍第 842部隊」に「核」が保有されているのです。まさに、正恩氏が軍を掌握していることを誇示するためのようにもみえますが、4月15日以降には第3回の核 実験を行うことを示唆しています。なお、北朝鮮のミサイル指揮システムについて、発射の暗号を知っているのは、①党中央軍事委員長の金正恩氏、②参謀総長 の李英浩(リ・ヨンホ)氏、③ミサイル指導局長の崔相麗(チェ・サンリョ)氏の3名だけと言われています。
今後、正恩氏からは目が離せなさそうです。
コメント:
核を持たない国(日本)なんか相手にしていません。
相手にするときはすべてを略奪する時です。
目障りなのは米軍です。
さらには、民主党やマスコミに工作員が入っていますから、北朝鮮の言いなりです。
平和ボケで、攻めてくる訳がないと思い込んでいるから、楽勝です。
これほどバカにされているのに、気がつかないように洗脳されているのです。
しかし、幸福実現党がある限り、北の戦略はバレバレです。
馬鹿者が米軍を追い出したとき、ミサイルが日本に落ちるであろうが、
そのときに、実現党の主張があるから目覚めは早いです。
痛い目に会わなければ判らないのは、自然の法則です。