皆さま 本日も「光のチャレンジ」をご訪問くださってありがとうございます。
おかげさまでアクセストータル数が、55万PVを超え、訪問者数はその半分の25万を超えました。
( 8月3日・午前11時45分時点: 553781 PV ・250320 UU )
ブログを書き始めたのが、2012年からなので、約7年半余りの成果です。
これも皆さまのおかげさまで、読んでくださる方があればこそと本当にうれしく、心から感謝しています。
前回50万PVを達成した時から、今日までどのぐらいの年月が経ったのかは忘れていますが、
そこから今日まではとても短期間だったように感じています。
ブログは誰かのために書く公的記録では無く、あくまでも「私的な記録」として、
自分自身のために書くようにと、
最初に宇宙さんに戒められています。
( もちろん結果として誰かの何かのお役に立てれば望外の喜びですが。。 )
つい、アクセス数を氣にしたり、読者のお氣入りの記事は何だろう?などと考えがちですが、
そうでは無くて、「自由に」好きなように書いて、「表現する」ということそのものが大切だと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
すみません、いつも前置きが長いですが、ついでに
もう少し近況を。。
歯痛がひどくて歯科に行き、結局一本抜歯し、ちょうどその日に親戚のおばさんが亡くなり、
8月の新月の日に告別式に参列。
その後、自宅で、2ℓ水入のベットボトル6本入段ボールケースを運ぼうとしてギッックリ腰に!
というようなバタバタが続きました。
が、腰痛も、痛いながらも腰をかがめながらゆっくりと歩いているうちに何とか楽になり、歯の治療はまだ完了していませんが、痛みはかなりマシになりました。
柔らかいものなら何とか食べられるようになったので、バナナと豆腐だけの食事から徐々に復活しつつあります。
そんなわけで、体重が減って、今や38kgです!
痩せすぎ!? と心配されるかもですが、宇宙さんによれば、これが私の理想の体重らしいのです。
元は(若い頃は)43kgあってそれがずっと続いていたのですが、娘のことでいろいろあった時から40kg以下になり、
その後は40kgになるのは冬でもめったにありません。
けれども元々チビである上に、歳と共に身長もさらに縮んでいるため、
私の場合は夏は38kg でちょうどいいらしいので、どうぞご安心くださいね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、お待たせしました。
関係の無い余談が長くなりましたが、田中美津さんと上野千鶴子さんの対話(本)について。。
( 長文ですので、興味の無い方はスルーしてくださいね )
☆ 『 この星は、私の星じゃない 』( 田中美津著・岩波書店 )
つい最近(2019年5月23日)発売されたばかりで、アマゾンのブックプレビューは今日の時点でまだ2件でしたが、いずれも好意的な感想と思いました。
目次は下記のような構成になっています。
============================
I 震災後を生きる
Ⅱ いのちを見つめて
Ⅲ ここにいる私
Ⅳ 女たちとの対話
未来を掴んだ女たち ( 聞き手 北原みのり、上野千鶴子 )
ⅴ またいつか、どこかで
往復書簡 人が変わっていくということ ( 田中美津、伊藤比呂美 )
============================
私はまず単純に「岩波書店からこんな本が出るなんて凄いなぁ!」と思いました。
上野千鶴子さんたちが出て来るまで、女の問題は一段下に見られていて、きちんとした研究対象とか、大学の科目として取り上げられるということも無かったのですから。。
たまにあったとしても、男性目線での上からの視点でしか無く、「女性学」というものが学問として成り立つなんて、考えたことも無く(もちろんその必要性は感じていましたが)、
まして、このような本が売れたり、映画が作られたりということは、
本当にようやく「女性の時代」になったんだなということをしみじみと感じさせてくれました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
考えてみれば、戦後初めて女性が「参政権」を得て、市川房枝さんたちが最初の国政選挙で当選して国会に行った時、
それまで国会には女性トイレすら無かった!!のですから。。
そんな時代があったなんて、信じられますか!?
それが今や令和の時代になり、車椅子の重度障害を持った方が二人(内一人は女性)も堂々と国会に行けるようになったのです。。
振り返ってみれば、女性に選挙権が無かった時代があったなんて!? まるで今ではおとぎ話のようにすら思えますよね。
世の中、女性が半分以上?いるのに、まさに、「ふざけるなよ!」と言いたくなりますよね。。
戦争があったことすら忘れられかけていますが、戦後まだ百年も経っていないうちに、もうまた「戦争をしたがる男たち」&「戦争好きの政治家」がいっぱい出て来ています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
話がまた少し横道に逸れますが、
最近「日韓の関係」が極度に悪くなって来ているようですが、
それは国民の不満を逸らし、政権に対する批判を、相手国への嫌悪感や憎しみに転化させようとする魂胆があって、
マスコミもそのように操作されている「政治的策略の結果」では無いかと、私は何となく感じています。
騙されてはいけません!
私たちはどこかの国の国民である以前に、この地球に住む「地球人」なのですから。。
地上のどこにでも移動の自由を持ち、誰もが幸せに暮らす権利を持ち、この世を楽しむために生まれて来ているのですから。。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実際の目の前の社会の現状を見ていると、田中美津さんが「この星は、私の星じゃない」と叫びたくなるのももっともなことなのかもしれません。。
あの赤軍派の永田洋子(ながたひろこ)さんのことを、「永田洋子は私だ」と感じた美津さん。
その言葉は今に至るも衝撃的です。
私は彼女よりも少し下の世代ですが、後年同じように女性運動(リブ)に関わりながらも、
あの浅間山荘事件やその後のリンチ殺人などについては、(自分とは切り離して)
その当時はどこか他人事のように眺めていました。
(ちなみに私は自分と同じ漢字の名前を持つこの人のことを「ひろこ」ではなく、「ようこ」と呼んでいました)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃の事について、上野千鶴子さんは「あれはどうだったんですか。。」というように、一つ一つ丁寧に田中美津さんに問い質し、俎上に乗せて鋭く分析しています。
このあたりの話が私には一番興味深く、これまで知り得なかった話がいっぱい聞けて、とても読み応えがありました。
問いかける方の上野千鶴子さんはその頃は京大生で、何と! 彼女は全共闘の闘士だったとは!?
私は彼女は最初から学問一筋の人で、そもそも学者を目指していた人というふうに勝手に思い込んでいましたが、
実はそうでは無かった!のですね。。
その激しかった学生運動や赤軍派の闘いなどの中から、彼女は研究者の道へと「転向」されたということを、
私はこの本で初めて知って、彼女に対する見方が少し変わりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
かたや、永田洋子さんからある日、呼び出しを受けた美津さん。
その時、美津さんは、「自分はこの人たちとは違う」(異質な人間)と感じさせて
(同じ仲間と思われてオルグされないように)
「ミニスカート」を履いて、そのアジトに行ったとか。
ドラマ以上の緊張感で、読んでいてもドキドキする実話ですが、美津さんは何と智慧のある人でしょうか。。
そしてその時にその山の中のテントで出会った(遠くから見かけた)妊婦さんが、その後リンチで仲間に殺されてしまったことを知った時の、
田中美津さんの衝撃がどんなに大きなものだったか!!!
想像するだけでも震えてきます。
そのショックの大きさが、田中美津さんが後にメキシコに渡り、そこで出産したりしたことにも繋がっていくのかもしれないと私は勝手に想像したのですが、
この辺りのことはプライバシーもあって、ほとんど話されていないのが少々残念です。
好奇心旺盛な私。
田中美津さんの「恋バナ」をもっと聞きたかったし、上野千鶴子さんの恋愛観、男性観も知りたかったです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
話は変わって、この本の最後に収録されている詩人の伊藤比呂美さんとの往復書簡は、
途中で二人の間に何か齟齬が生じた?ようで、中途半端な形で終わっていて、少々もの足りなかったです。
もともと「往復書簡」で面白いものは少ないと私は感じていて、もしもこれが二人のライブ対談を収録したものだったとしたら、
上野千鶴子さんとの対話のように、きっともっとずっとワクワクするものになったのでは!?
と思ったのですが、この本を読まれた方はどう感じられるでしょうか。。
(確か瀬戸内寂聴さんは獄中の永田洋子さんと往復書簡を交わしておられたような?)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いずれにしても、田中美津という一人の女性の、(「頭の上に岩が落ちて来て」世界がすっかり変わってしまった)幼少期から、75歳の現在に至るまでの彼女の「思想」(思考やものの見方、感性)の変遷が、
時代の推移と共にどのように移り変わっていったのか。。
彼女と関わりのあった人々や、彼女の仕事(鍼灸師)の患者さんたちとの交流や交友録も含めて、
昭和、平成の時代の社会全体の流れがよくわかる良書と思いました。
価格は2400円+税で、かなり分厚い本ですが、意外にスラスラ読めました。
私たちは仲間でこの本を回し読みしていて、私も借りて読んだのですが、
他の人たちの感想もまた聞いてみたいと思っています。
余談ですが、上野千鶴子さんは若かりし頃に「俳句」もされていたと聞いたことがあります。
どんな句を詠まれていたのか、興味津々です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このような長文に最後までお付き合いくださった皆さま、まことにありがとうございました。
(提出論文でも無いのに、毎日2、3時間〜半日かけてブログを書いている私。 笑)
この間、エアコン(除湿のみですが)を点けたり、消したりを繰り返していました。
( おかげさまで涼しく過ごせていますが、電気代請求書を見るのがコワイ!!! )
炎天下で働かれる皆さま、ほんとうにご苦労さまです。。
読者の皆さま方もどうぞくれぐれも熱中症にお氣をつけて。。。
おかげさまでアクセストータル数が、55万PVを超え、訪問者数はその半分の25万を超えました。
( 8月3日・午前11時45分時点: 553781 PV ・250320 UU )
ブログを書き始めたのが、2012年からなので、約7年半余りの成果です。
これも皆さまのおかげさまで、読んでくださる方があればこそと本当にうれしく、心から感謝しています。
前回50万PVを達成した時から、今日までどのぐらいの年月が経ったのかは忘れていますが、
そこから今日まではとても短期間だったように感じています。
ブログは誰かのために書く公的記録では無く、あくまでも「私的な記録」として、
自分自身のために書くようにと、
最初に宇宙さんに戒められています。
( もちろん結果として誰かの何かのお役に立てれば望外の喜びですが。。 )
つい、アクセス数を氣にしたり、読者のお氣入りの記事は何だろう?などと考えがちですが、
そうでは無くて、「自由に」好きなように書いて、「表現する」ということそのものが大切だと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
すみません、いつも前置きが長いですが、ついでに
もう少し近況を。。
歯痛がひどくて歯科に行き、結局一本抜歯し、ちょうどその日に親戚のおばさんが亡くなり、
8月の新月の日に告別式に参列。
その後、自宅で、2ℓ水入のベットボトル6本入段ボールケースを運ぼうとしてギッックリ腰に!
というようなバタバタが続きました。
が、腰痛も、痛いながらも腰をかがめながらゆっくりと歩いているうちに何とか楽になり、歯の治療はまだ完了していませんが、痛みはかなりマシになりました。
柔らかいものなら何とか食べられるようになったので、バナナと豆腐だけの食事から徐々に復活しつつあります。
そんなわけで、体重が減って、今や38kgです!
痩せすぎ!? と心配されるかもですが、宇宙さんによれば、これが私の理想の体重らしいのです。
元は(若い頃は)43kgあってそれがずっと続いていたのですが、娘のことでいろいろあった時から40kg以下になり、
その後は40kgになるのは冬でもめったにありません。
けれども元々チビである上に、歳と共に身長もさらに縮んでいるため、
私の場合は夏は38kg でちょうどいいらしいので、どうぞご安心くださいね。
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さて、お待たせしました。
関係の無い余談が長くなりましたが、田中美津さんと上野千鶴子さんの対話(本)について。。
( 長文ですので、興味の無い方はスルーしてくださいね )
☆ 『 この星は、私の星じゃない 』( 田中美津著・岩波書店 )
つい最近(2019年5月23日)発売されたばかりで、アマゾンのブックプレビューは今日の時点でまだ2件でしたが、いずれも好意的な感想と思いました。
目次は下記のような構成になっています。
============================
I 震災後を生きる
Ⅱ いのちを見つめて
Ⅲ ここにいる私
Ⅳ 女たちとの対話
未来を掴んだ女たち ( 聞き手 北原みのり、上野千鶴子 )
ⅴ またいつか、どこかで
往復書簡 人が変わっていくということ ( 田中美津、伊藤比呂美 )
============================
私はまず単純に「岩波書店からこんな本が出るなんて凄いなぁ!」と思いました。
上野千鶴子さんたちが出て来るまで、女の問題は一段下に見られていて、きちんとした研究対象とか、大学の科目として取り上げられるということも無かったのですから。。
たまにあったとしても、男性目線での上からの視点でしか無く、「女性学」というものが学問として成り立つなんて、考えたことも無く(もちろんその必要性は感じていましたが)、
まして、このような本が売れたり、映画が作られたりということは、
本当にようやく「女性の時代」になったんだなということをしみじみと感じさせてくれました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
考えてみれば、戦後初めて女性が「参政権」を得て、市川房枝さんたちが最初の国政選挙で当選して国会に行った時、
それまで国会には女性トイレすら無かった!!のですから。。
そんな時代があったなんて、信じられますか!?
それが今や令和の時代になり、車椅子の重度障害を持った方が二人(内一人は女性)も堂々と国会に行けるようになったのです。。
振り返ってみれば、女性に選挙権が無かった時代があったなんて!? まるで今ではおとぎ話のようにすら思えますよね。
世の中、女性が半分以上?いるのに、まさに、「ふざけるなよ!」と言いたくなりますよね。。
戦争があったことすら忘れられかけていますが、戦後まだ百年も経っていないうちに、もうまた「戦争をしたがる男たち」&「戦争好きの政治家」がいっぱい出て来ています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
話がまた少し横道に逸れますが、
最近「日韓の関係」が極度に悪くなって来ているようですが、
それは国民の不満を逸らし、政権に対する批判を、相手国への嫌悪感や憎しみに転化させようとする魂胆があって、
マスコミもそのように操作されている「政治的策略の結果」では無いかと、私は何となく感じています。
騙されてはいけません!
私たちはどこかの国の国民である以前に、この地球に住む「地球人」なのですから。。
地上のどこにでも移動の自由を持ち、誰もが幸せに暮らす権利を持ち、この世を楽しむために生まれて来ているのですから。。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実際の目の前の社会の現状を見ていると、田中美津さんが「この星は、私の星じゃない」と叫びたくなるのももっともなことなのかもしれません。。
あの赤軍派の永田洋子(ながたひろこ)さんのことを、「永田洋子は私だ」と感じた美津さん。
その言葉は今に至るも衝撃的です。
私は彼女よりも少し下の世代ですが、後年同じように女性運動(リブ)に関わりながらも、
あの浅間山荘事件やその後のリンチ殺人などについては、(自分とは切り離して)
その当時はどこか他人事のように眺めていました。
(ちなみに私は自分と同じ漢字の名前を持つこの人のことを「ひろこ」ではなく、「ようこ」と呼んでいました)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃の事について、上野千鶴子さんは「あれはどうだったんですか。。」というように、一つ一つ丁寧に田中美津さんに問い質し、俎上に乗せて鋭く分析しています。
このあたりの話が私には一番興味深く、これまで知り得なかった話がいっぱい聞けて、とても読み応えがありました。
問いかける方の上野千鶴子さんはその頃は京大生で、何と! 彼女は全共闘の闘士だったとは!?
私は彼女は最初から学問一筋の人で、そもそも学者を目指していた人というふうに勝手に思い込んでいましたが、
実はそうでは無かった!のですね。。
その激しかった学生運動や赤軍派の闘いなどの中から、彼女は研究者の道へと「転向」されたということを、
私はこの本で初めて知って、彼女に対する見方が少し変わりました。
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かたや、永田洋子さんからある日、呼び出しを受けた美津さん。
その時、美津さんは、「自分はこの人たちとは違う」(異質な人間)と感じさせて
(同じ仲間と思われてオルグされないように)
「ミニスカート」を履いて、そのアジトに行ったとか。
ドラマ以上の緊張感で、読んでいてもドキドキする実話ですが、美津さんは何と智慧のある人でしょうか。。
そしてその時にその山の中のテントで出会った(遠くから見かけた)妊婦さんが、その後リンチで仲間に殺されてしまったことを知った時の、
田中美津さんの衝撃がどんなに大きなものだったか!!!
想像するだけでも震えてきます。
そのショックの大きさが、田中美津さんが後にメキシコに渡り、そこで出産したりしたことにも繋がっていくのかもしれないと私は勝手に想像したのですが、
この辺りのことはプライバシーもあって、ほとんど話されていないのが少々残念です。
好奇心旺盛な私。
田中美津さんの「恋バナ」をもっと聞きたかったし、上野千鶴子さんの恋愛観、男性観も知りたかったです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
話は変わって、この本の最後に収録されている詩人の伊藤比呂美さんとの往復書簡は、
途中で二人の間に何か齟齬が生じた?ようで、中途半端な形で終わっていて、少々もの足りなかったです。
もともと「往復書簡」で面白いものは少ないと私は感じていて、もしもこれが二人のライブ対談を収録したものだったとしたら、
上野千鶴子さんとの対話のように、きっともっとずっとワクワクするものになったのでは!?
と思ったのですが、この本を読まれた方はどう感じられるでしょうか。。
(確か瀬戸内寂聴さんは獄中の永田洋子さんと往復書簡を交わしておられたような?)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いずれにしても、田中美津という一人の女性の、(「頭の上に岩が落ちて来て」世界がすっかり変わってしまった)幼少期から、75歳の現在に至るまでの彼女の「思想」(思考やものの見方、感性)の変遷が、
時代の推移と共にどのように移り変わっていったのか。。
彼女と関わりのあった人々や、彼女の仕事(鍼灸師)の患者さんたちとの交流や交友録も含めて、
昭和、平成の時代の社会全体の流れがよくわかる良書と思いました。
価格は2400円+税で、かなり分厚い本ですが、意外にスラスラ読めました。
私たちは仲間でこの本を回し読みしていて、私も借りて読んだのですが、
他の人たちの感想もまた聞いてみたいと思っています。
余談ですが、上野千鶴子さんは若かりし頃に「俳句」もされていたと聞いたことがあります。
どんな句を詠まれていたのか、興味津々です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このような長文に最後までお付き合いくださった皆さま、まことにありがとうございました。
(提出論文でも無いのに、毎日2、3時間〜半日かけてブログを書いている私。 笑)
この間、エアコン(除湿のみですが)を点けたり、消したりを繰り返していました。
( おかげさまで涼しく過ごせていますが、電気代請求書を見るのがコワイ!!! )
炎天下で働かれる皆さま、ほんとうにご苦労さまです。。
読者の皆さま方もどうぞくれぐれも熱中症にお氣をつけて。。。