Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

もったいないことしました・・・

2006-04-19 06:21:01 | Art&Mujic
曇っているんだか黄砂のせいなんだかわかりませんが、なんだかぼんやりした空です。
お天気は下り坂ですが、日中はなんとか降らずにもってもらいたいものですね。

昨日はバイトをお昼で上がって、夕食の支度などを慌しく済ませてから、白石加代子の「源氏物語」の朗読を観に行きました。
お客の入りはまずまず。
やはり中年以上のお歳の女性が多いですが、男性も思ったよりたくさん来ていました。
題材が源氏なので、お着物姿の方も。やっぱりいいですね、着物。自分で着るのが憧れです。

幕が開くと、ほとんど黒一色の舞台。
そのなかにたくさんの舞扇が並べられて、ライトを浴び燦然と浮かび上がっています。
朗読、ということで、椅子にでも腰掛けて・・・と思ったら、結構動き回るんですね。ほとんど一人芝居のようです。

舞扇はただ飾ってあるだけでなく、登場人物を表しているのでした。
物語の進行に従って、黒子がひとり、その扇を移動させたりするのです。

人物関係が非常に絡み合っているこの物語。
「別宅」に以前書いた、「まろ、ん?」を読んでいたのが役に立ちました、いや、ホント!
ただね、人物を想像するときにあのマンガの丸っこい顔が「ぽっ」と浮かんでしまうのは困りましたけど・・・

もっと困ったのは「眠気」。
昨日は鼻炎がひどく、これはなんとかしなくては!と薬を飲んだのが午後3時過ぎだったか4時過ぎだったか。
一日一錠の薬なので、効き目も強い代わりに副作用の眠気も強く出るのです。

白石加代子の、あの深みのある低い声の語りと暗い場内が、余計に眠気を誘います。

途中の休憩のあとも眠気は続き、気がつけば後半はほとんど寝ていたようなもの!
いや~ん、もったいない~!
素晴らしい語り口だったので、聴きたい!という意志はあるのですが、その意志をはるかに上回る眠さに降参でしたわ・・・
ぜひ機会があったら、もう一度聴きなおしたいです。そのときは、今頃はやめてほしいと切実に思うのでした。

あぁ、来週の加山クンときも、最前列で寝ちゃうのかしら・・・・・・・?