Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

暮らしのなかで大切にしたいもの

2020-06-15 09:03:41 | 暮らしのあれこれ

朝、この部屋の窓(ヤモリさん事故死の現場)を開けたと同時に、クチナシの花の香りが漂ってきました。

じめじめとした鬱陶しい天気続きだけれど、このクチナシの香りには本当に癒されますね。

 

さて、先日記事に書いたAmazonのギフト券で買った本が一昨日届いたので、ひんやりとした雨模様の午後、早速読書を楽しみました。

買ったのはその記事にも書いた、整理収納アドバイザー・本多さおりさんの「暮らしやすい家づくり」。

               

5年かけてじっくりと物件を探し、中古マンション購入。リノベーションした新居の内部のこだわりなど、本多家のお宅訪問をしているような楽しさを感じつつ

一気読みして、ただいま3読め。

 

相方と私は、結婚と同時に義父母と同居。

その際、今寝室にしている離れ(元は物置だった、らしい)をリフォームしてもらって、台所の設備も同時に入れ替えたのですが、リフォームにあたっては

お金を出してくれる義父母(特に義母)の決めるまま。

あ~、その頃の私って、なんておとなしかったんだろう・・・・・・今は陰もないけど。

社宅から賃貸、そして中古マンション購入とリノベーションで、理想的な暮らしを手に入れた本多さんの本を読みつつ、いろいろなことを考えたり感じたりしました。

 

一番思ったのが、今住んでいるこの家の建っている場所は、かなり恵まれているのだなということ。災害のことを考えると最悪に近いですが。

例えば先ほどクチナシの香りが漂った窓は東に面していて、台所も同様に窓があり、我が家の植栽が目に入ります。

おまけにその向こう側は建物が隣接していなくて、数十メートルほぼ空いた状態。

本多さんも、窓から見える緑にこだわって物件を探したけれど、駅からの距離や広さの条件を緩めないと思ったような物件に出会えなかったとのこと。

実は夏の日中の我が家のなかでは、少々暗いけれど台所が一番涼しく過ごせる場所で、冷房をつけるまでないときなどはパソコンを持ち込んでいます。

開け放した窓から木々の緑が見え、お隣の作業所がその奥にちらっと見える程度。

当たり前だと思っていたその窓の外の緑が、実は得難いものだったなんて、ちょっと驚きでした。

娘の家などを考えると、南側こそ道路に面していますが、北には洗面所のあかり取り程度の開かない窓しかないし、東と西に窓はあるけれど、目に入る

のは隣家の壁。しかも、すぐそばにあって、息苦しい感じがします。娘がどう思っているかはわかりませんが。

 

それから感じたのが、快適な暮らしには生活動線がスムーズなことが重要だということ。

このことについては、以前読んだ1級建築士の水越美枝子さんの本にも書かれていたので知っていましたが、これを私が今住んでいる家で実践しようとすると

かなり難しい。

新しく家を建てるとかリフォームするという人には、大切に考えたほうがいいことだと思いますが、現在の住まいで家事効率をよくするために生活動線を

考えてみたり工夫したりすることには限界がありそう。

かと言って、手をこまねいたり諦めたりするのではなく、少しでもよりよくする努力はしていきたいと改めて思いました。もちろん今まででもやってはきたんです

けどね。

理想は、家事の流れが一筆書きのようにスムーズに効率よくいくこと。今の我が家では同じところを重複して行ったり来たりする部分が多いですが、常に

どうしたら無駄のない動きが出来るか考えています。要するに、楽がしたいだけ、なんですけどね。

 

家事は嫌いじゃありませんが、年齢的にも楽に出来たほうがいいし、かかる時間も短いほうがいい。家事動線がよいと、家の中の気のめぐりもよくなります。

風通しのよい家って日当たり以上に私には大切。湿度が高いところに住んでいるのでなおさらです。